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編集 伊万里市民図書館
発行 2000年3月15日

本は心の栄養です

 子どもたちの心が豊かに育つために必要なもの、それが読書です。
 皇后美智子様は、1998年の国際児童図書評議会世界大会で、子ども時代の読書について、「それはある時は私に根っこを与え、ある時は翼をくれました。その根っこと翼は、自分の世界を少しずつ広げていく時に大切な助けとなってくれました。」と語られました。

 それでは、どんな本を選べばよいのでしょう。そんな時の手助けになればと、このリストを作りました。けれども、ご紹介できなかった本も多数あります。図書館で子どもたちがたくさんの本にふれ、一生を支えてくれる本に出会うことを願っています。

子どもと一緒に本を読む4つのコツ


①「お母さんも小さい頃読んだわ!」
 長い間読み継がれてきた本にはやっぱり子どもをひきつけるものがあります。

②「こんな本、だめよ!」
 子ども1人ひとりには個性があります。その子の好きな本がその子にとっての良書なのです。

③「この本は、もう読んだでしょ!」
 気に入った本は何度でも読んでもらいたいもの。読むたびにいろいろな発見があるのです。

④「自分で読めるでしょ!」
 子どもは敏感。お母さんがイヤイヤ読んでいるのがわかります。一緒に楽しんで読みましょう。
なぞなぞ だ~いすき
 みんなの大すきななぞなぞのページです。
 なぞなぞの本はたくさんあるけれど、その中から、3さつ、しょうかいします。
 それぞれの本からもんだいをだしますので、考えてみてください。こたえは、ほんをみてね。



『なぞなぞのたび』
石津ちひろ/なぞなぞ 荒井良二/絵 フレーベル館
 "ゆきはおひさまでとける。アイスはくちでとける。だけどこれだけは、あたまでしかとけない。さて、いったいなあに?"
 こんななぞなぞが100このっています。さあ、なぞなぞのたびにでかけましょう。


『なぞなぞあそびうた』
角野栄子/さく スズキコージ/え のら書店
 「きることも できます あむことも できます そることも できます かけることも できます これなーに?」
 わからない人は、ページの中のすてきな絵を見てください。


『なぞなぞのすきな女の子』
松岡 享子/さく 大社 玲子/え トミー・ウンゲラー/絵 学習研究社
 "なぞなぞあそびしませんか?"なぞなぞのすきな女の子は森へ行ってオオカミとなぞなぞあそび。
 女の子がオオカミにだしたなぞなぞは、
 「しっぽが太くて、口ぱっくり。しろいはぎざぎざとがってて、まっかなしたぺろぺろりとたらし、目も黒けりゃ手も黒い。―なあんだ?」
 みんなはこのこたえ、わかるかな?


えほん

『ふんふん なんだかいいにおい』
にしまきかやこ/えとぶん こぐま社
 さっちゃんはおおいそぎで朝ごはんを食べました。なぜって、今日は…。それはないしょ。
 さっちゃんは家をとびだして、野原へ向かいます。
 ちょうどそのころ、はしの上にははなをひくひくさせたきつねの子が。「ふんふんなんだかいいにおいがするよ。」
 そのいいにおいって、いったいどんなにおいでしょうか。

『ぎょうざつくったの』
きむらよしお/さく 福音館書店
 お母さんのるすに、子どもたちだけでぎょうざを作りました。大きなボールにこなと水を入れて、こねこねかわ作り。
 いろんなものをごちゃごちゃまぜてかわにつつみます。みんなはもう大さわぎ。だいどころはちらかしほうだい。
 さてさておいしくできたのかしら。

『まあちゃんの ながいかみ』
たかどのほうこ/さく・え 福音館書店
 まあちゃんのゆめは、おかっぱのかみをながーくのばすこと。
 そしておさげでお魚をつったり、ぼくじょうの牛をつかまえたり、パーマをかけて森みたいにして、小鳥や虫をかってみたいな。
 みんなも、ほかにどんなことができるか、考えてみてね。

『かいじゅうたちの いるところ』
モーリス・センダック/さく じんぐうてるお/やく 冨山房
 おおかみのぬいぐるみをきていたずらをはじめたマックス。お母さんにしかられ、夕ごはんぬきでしんしつにほうりこまれてしまいました。
 すると、へやの中が森にかわり、なみがうちよせ、船をはこんできたのです。
 船にのったマックスがついたところは、"かいじゅうたちのいるところ"。そして、マックスはかいじゅうたちの王さまに。

『はちうえは ぼくにまかせて』
ジーン・ジオン/さく マーガレット・ブロイ・グレアム/え もりひさし/やく ペンギン社
 トミーは、りょこうする人たちのはちうえをせわすることにしました。
 家中、うえきばちでいっぱいです。
 ゆめの中で、しょくぶつはどんどん大きくなって、トミーのうちはとうとう、ばらばらっとこわれてしまいした。
 さぁどうする?トミー。

『上のおばあちゃん 下のおばあちゃん』
トミー・デ・パラオ/さく・え たかぎゆきこ/やく 絵本の家
 ぼくには上のおばあちゃんと下のおばあちゃんがいます。
 上のおばあちゃんは、もう94さいでねたきりだけど、こびとのお話をしてくれます。
 下のおばあちゃんはいつもいそがしそうにはたらいていて、上のおばあちゃんのおせわをしています。
 ぼくとおばあちゃんたちはとてもとてもなかよし。ところが…

『ふとんやまトンネル』
那須正幹/作 長野ヒデ子/絵 童心社
 ケンちゃんは、ふとんにもぐってトンネルをほるのが大すき。
 ある夜、ふとんにもぐってもぐってついたところは、友だちのいる野原。すべりだい、きのぼり、かくれんぼ、たくさんあそんで、もう帰らなくっちゃ。
 さよならさよならまたあした。
 ところが、トンネルをもぐっていくと…あれれ?エミちゃんの家。どうしよう。

『ゆきのひ』
エズラ=ジャック=キーツ/ぶん・え きじまはじめ/やく 偕成社
 ピーターが目を覚ますと、雪がつもっていました。
 まっかなマントをきて雪の上を歩くと、「きゅっきゅっきゅっ」と音がして足あとがつきます。
 ピーターは雪だるまを作ったり、てんしの形を作ってあそびました。
 それからおうちに帰ったピーターは、今日のぼうけんを、お母さんにぜんぶ話しましたよ。

『だいじょうぶ だいじょうぶ』
いとうひろし/作・絵 講談社
 ぼくは小さいころ、いつもやさしいおじいちゃんとおさんぽしていました。
 おじいちゃんがおしえてくれたことば、それは「だいじょうぶだいじょうぶ。」
 こまった時や、こわいことにであった時、ぼくはいつもこのことばにはげまされてきたんだ。
 「だいじょうぶだいじょうぶ。」きみも言ってごらん、きっと強くなれるよ。

『もりのなか』
マリー・ホール・エッツ/ぶん・え まさきるりこ/やく 福音館書店
 ぼくはもりへさんぽにでかけました。
 すると、らいおん、ぞう、くま、カンガルーなど、つぎつぎといろんなどうぶつがぼくのさんぽについてきます。
 みんなでおやつを食べたり、あそんだりしました。
 かくれんぼでは、ぼくがおに。
 「もういいかい!」と目をあけると、みんないなくなっていたのです。

『ぼくと おとうさん』
宮本忠夫/作・絵 くもん出版
 ぼくととおとうさんの2人は、かわぎしにすわってつりをしています。魚はなかなかつれないようですが、何やらおしゃべりしています。
 ときどき目と目を見つめ合ったり、顔を近づけたりしながら、いったい何を話しているのでしょう?のぞいてみてください。

『世界でいちばん やかましい音』
ベンジャミン・エルキン/作 松岡 享子/訳 太田大八/絵 こぐま社
 世界でいちばんやかましいガヤガヤというみやこ。
 そこの王子さま、ギャオギャオは、「やかましい音、もっともっとやかましい音が聞きたい」と思っていました。
 たんじょう日のプレゼントにも"世界でいちばんやかましい音"をおねがいするほど。
 さて、王子さまのたんじょう日、どんな音がきかれるのでしょうか。

『パパ、お月さまとって!」

エリック・カール/さく もりひさし/やく 偕成社
 「お月さまとって!」と子どもが言ったら、ほとんどのおとなは「とれない!」と言うのではないかしら?
 ところがこの本にでてくるパパは、ながーいはしごをもって、たかーい山にのぼりました。
 近づいてみるとお月さまはとても大きくて、えほんからはみ出してしまいました!?

『ほんとに ほんとに ほしいもの』
ベラ・B・ウィリアムズ/作・絵 佐野洋子/訳 あかね書房
 女の子はお母さんといっしょに買い物に行きました。たんじょうびのプレゼントを買ってもらうのです。
 ほしいものはたくさんあるのだけれど、みんなでためたお金をつかってしまうほどほしいものでもないみたい…。
 ほんとにほんとにほしいものは見つけられるのでしょうか。

「あさえとちいさいいもうと』
筒井頼子/さく 林明子/え 福音館書店
 お母さんはぎんこうへ行きました。
 あさえは、妹のあやちゃんときしゃごっこをしようと、むちゅうでせんろをかきます。
 できあがって顔をあげると…あやちゃんがいません。
 あやちゃん、あやちゃん、あやちゃん、どこへいったの!?

『ふたりはいっしょ』
アーノルド・ローベル/作 三木卓/訳 文化出版局
 がまくんとかえるくんは、とってもなかよしで、いっしょにさんぽをしたり、クッキーを食べたり。
 ある日、がまくんは、今日することのよていひょうを作ります。ところが、風がよていひょうをふきとばしてしまいました。
 ふたりの楽しいお話は、ほかにも『ふたりはきょうも』など、たくさんあります。

『ともだちくるかな』
内田麟太郎/作 降矢なな/絵 偕成社
 オオカミは楽しそうに、だれかさんがやってくるのをまっています。くる、こない。くる、こない…。でも、夜になってもそのだれかさんはとうとうきませんでした。
 ばっきゃろー。オオカミはさびしくて、つらくて、こころをすててしまいました。
 そこへ、キツネがやってきて…。

『あのとき すきになったよ』
薫くみこ/さく 飯野好和/絵 教育画劇
わたしときくちさんはそんなになかよくありませんでした。でも、だんだんなかよくなって、わたしが学校を休んだ時、れんらくちょうとピーナッツクリームをもってきてくれたのです。
 ある日、音楽の時間に、わたしはおしっこをもらしてしまいました。
 どうしよう、どうしよう。
 その時、きくちさんがたすけてくれたの。

『100まんびきのねこ』
ワンダ・ガアグ/ぶん・え いしいももこ/やく 福音館書店
 むかし、とても年をとったおじいさんとおばあさんがいました。2人はさびしくて、ねこをかうことにしました。
 おじいさんがねこをさがしにでかけると、ついたところはどこもかしこもねこでいっぱいのおか。
 どれもこれもかわいくて、おじいさんは1ぴきにきめることができません。
 そこでねこたちに、自分できめさせることにしました。すると、さあたいへん。

『くつしたあみの おばあさん』
おそのえけいこ/さく スズキコージ/え PHP研究所
 おばあさんはくつしたあみがとっても上手。朝からばんまでひとりぼっちであんでいます。
 そんなおばあさんの家が1年に1回だけ人でいっぱいになります。それは、クリスマスイブ。
 さあ、たくさんのおきゃくさんとひとりの男の子がやってきましたよ。

『いそがしいよる』
さとうわきこ/さく・え 福音館書店
 ばばばあちゃんは星をながめるために、ゆりいすを外にはこびました。
 そのままそこでねたくなって、ベッドももちだしました。
 そしたら、お茶がのみたくなって、テーブルやポットももってきて、れいぞうこも本もたんすも…
 もうたいへん、おおいそがしです。

『森はたのしいことだらけ』
田島征三/作 学習研究社
 キフちゃんとトホくんとねこのロンロンは、大きなおべんとうをもって、森へあそびにいきました。
 バッタや魚や小鳥たちとあそんで森は楽しいことだらけ。
 きみもいっしょに森へ行こう。

『すてきな三にんぐみ』
トミー=アンゲラー/さく いまえよしとも/やく 偕成社
 ひょうしのこわい3人を見てください。みんなからこわがられている大どろぼうです。たくさんのほうせきやお金をほらあなにためこんでいました。
 そのお金を何につかったと思います?
 みんながしあわせになる、とてもすてきなことをしたのです。
 それを知ったら、3人ぐみを大すきになることまちがいなし。

『星空キャンプ』
村上康成/作 講談社
 ミナは、お父さん、お母さんといっしょにキャンプにきています。しぜんがいっぱいのみずうみで、イトトンボやカモ、マス、ガンなどにであいます。
 そして、いろいろないきものが同じ空気をすって、この星の上でいっしょにくらしているのだということに気づくのです。

『めんどりペニー』
ポール・ガルドン/文と絵 谷川俊太郎/訳 童話館出版
 木からおちてきたどんぐりが、めんどりペニーの頭にあたりました。
 "空がおちてくる"と思ったペニーは、そのことを王さまに知らせようと道を急ぎますが…。
 それが王さまの耳にとどくのはいつになるのでしょう。

『どうぶつえんガイド』
あべ弘士/さく・え なかのまさたか/デザイン 福音館書店
 この本をかいた人はどうぶつえんではたらいていました。だからどうぶつのことは何でも知っています。
 スカンクのくさいにおいはおならじゃないとか、ぞうは耳で何ができるかなど、41のどうぶつについておしえてくれます。

『うんちしたのはだれよ!』
ヴェルナー・ホルツヴァルト/文 ヴォルフ・エールブルッフ/絵 関口裕昭/訳 偕成社
ある日、じけんはおこったのです。茶色でふっくらとしていて、ソーセージのようなものが、もぐらくんの頭の上におちてきたのです。
 そう、それはなんと、うんち。
 「だれだ、ぼくの頭にうんちなんかしたやつは?」もぐらくんははんにんさがしにでかけます。

『ちいさいおうち』
バージニア・リー・バートン/ぶんとえ いしいももこ/やく 岩波書店
 しずかなひなぎくのおかに、ちいさなおうちがありました。ちいさなおうちは、しあわせでした。
 ところが、おかはくずされ、たくさんの家がたち、車がふえ空気はきたなくなりました。
 みんないそがしくて、だれもちいさいおうちを見てくれません。
 しょんぼりしていると、女の人がやってきて、ちいさいおうちはひっこしをすることになります。

『もりへいったすとーぶ』
神沢利子/ぶん 片山健/え ビリケン出版
冬になると大かつやくするすとーぶ。夏だってみんなのためにはたらこうと、しごとをさがしにでかけます。
 ところが、みんなからじゃまものあつかいされて、かなしくなってしまいました。
 やさしくて強いすとーぶさんをがんばっておうえんしてあげてください。

『カボチャ ありがとう』
木葉井悦子/作 架空社
 オレンジ色の大きなカボチャが歩いています。
 かたつむりが「カボチャが食べたーい」と、よだれをたらしました。
 カボチャが「食べていいよ」と言うと、てんとうむし、ねずみ、こおろぎ、みんなやってきて、「カボチャいただきまーす」と、ぜーんぶ食べてしまいました。
 さいごにのこったたねは、みみずが土にうめました。

『スイミー ~ちいさなかしこいさかなのはなし~』
レオ=レオニ/作 谷川俊太郎/訳 好学社
ぼくはさかな。なまえはスイミー。
 ある日、大きなおそろしいマグロに、きょうだいたちがのみこまれてしまった。
 1人ぼっちになったぼくは、広い海の中をおよいだ。そして、ぼくにそっくりの小さなきょうだいたちを見つけたんだ。
 いっぴきでは弱くても、みんなで力を合わせれば強くなれるんだ!!

『海の夏』
伊藤秀男/作 ほるぷ出版
 うみちゃんの家は森の中。となりはお寺です。そのお寺は、いろんな国の人がやってきます。えんにちでは、わたがしを買ったうみちゃん。夏休みになって、父さんと海に行きました。1日中およいだり、夜になると、おにのたいこがきこえてきたり…。
 うみちゃんの夏は、いろんなことがいっぱいです。

『ぼくのへやに うみがある』
マーガレット・ワイルド/ぶん ジェーン・タナー/え しろたのぼる/やく ほるぷ出版
 大きくておそろしい海がきらいなデビッド。だけど貝をあつめるのは大すき。
 ある日、きれいなまき貝をひろって耳にあててみると、やさしい海の声が聞こえました。
 デビッドは貝を自分のへやにもっていき、やさしくささやきます。
 「でておいで、うみよ、いじめたりはしないから!」しばらくして、デビッドのへやに、貝の中から海がながれでてきたのです。

『おじさんのかさ』
佐野洋子/作・絵 講談社
おじさんのかさは、黒くて、細くて、ぴかぴか光っています。でかけるときは、いつもかさといっしょ。でも、雨がふっても、おじさんはかさをさしません。
 "雨がふったらポンポロロン、雨がふったらピッチャンチャン"。
 おじさんのかさからその音がきこえるのは、いつになるのでしょう。

『風来坊』
川端誠/作・絵 BL出版
 風のふくまま気のむくまま、1人たびをつづけているおぼうさん、風来坊。木のぼりではだれにもまけません。
 さて、風来坊がおとずれた村では、村をあらす野武士があらわれるとのこと。
 村のみんなは風来坊にたすけをもとめます。
 風来坊は野武士をおいだすことができるのでしょうか。

『キャベツくん』
長新太/文・絵 文研出版
 キャベツくんとであったブタヤマさん。
 おなかがすいていたブタヤマさんは、「キャベツ、おまえをたべる。」
 そこで、キャベツくんは、「ぼくをたべるとキャベツになるよ。」と一言。
 そして、空を見上げたブタヤマさんは「ブキャ!!」なんと、空にうかんでいたのは…。

よみもの

『おおきな おおきな おいも』
赤羽末吉/さく・え 福音館書店
 たのしいたのしい、いもほりえんそく。ところが雨がふってしまいました。
 そこでみんなは、おいもの絵をかくことにします。
 「ごしごし、しゅっしゅっ、ぴちゃぴちゃ、しゅっしゅっ」どんどん、どんどん、かみをつぎたして、さてどんなおいもの絵がかけたかな?

『はらぺこおなべ』
神沢利子/作 渡辺洋二/絵 あかね書房
 はたらくのがいやになって家を出たおなべのばあさん。とちゅうでであっためんどりやえびがにを、ぱくりぱくりとぜんぶ食べてしまいます。
 ところが、おなかいっぱいでひるねをしているうちに、おなべはおばけみたいに大きくなって…。

『ジオジオのたんじょうび』
岸田衿子/作 
 おかしが大すきなライオンなんてへんですよね。
 でもそれが、ジオジオ、このお話のしゅじんこうです。
 ジオジオは70さいのたんじょうびのおいわいに、ケーキをちゅうもんしました。
 とくべつおいしくて、いろんな木のみやくだものが入っていなければいけません。
 さて、どんなおたんじょうかいになるのでしょう。

『あらしの よるに』
木村裕一/作 あべ弘士/絵 講談社
 あるあらしの夜、やぎとオオカミは小さいこやの中であったのです。
 このオオカミ、やぎの肉がだいこうぶつ。やぎのほうは、いつもオオカミをおそれています。
 しかし、くらくておたがいすがたが見えず、話していくうちに気のあう2ひき。
 そして、次の日あうことをやくそくしました。
 あいことばは「あらしのよるに」。

『ペンギンたんけんたい』
斎藤洋/作 高畠純/絵 講談社
 「エンヤラ、ドッコイ」のかけごえとともにやってきたのは、ペンギンたんけんたい。50人のりのカヌーにのって南のしまにたんけんにきました。
 ライオンやニシキヘビやワニにであい、そしてさいごには…。
 みんなで足なみをそろえてすすんでいきます。

『ベーロチカとタマーロチカのおはなし』
L・パンテレーエフ/さく 内田莉莎子/やく 浜田洋子/え 福音館書店
 あるところに、ベーロチカとタマーロチカという2人の女の子がいました。
 2人ともいうことをきかない子でした。水あそびをしちゃいけないっていうのにしてしまったり、さわっちゃいけないものをさわったり。いつもお母さんにおこられてばかりです。
 でも2人はこりずにつぎつぎといたずらをします。

『番ねずみのヤカちゃん』
リチャード・ウィルバー/さく 松岡享子/やく 大社玲子/え 福音館書店
 ある家に、お母さんねずみと4ひきの子ねずみがすんでいました。
 人間に気づかれないよう、しずかにしずかに…。
 でも、すえっこねずみだけは声が大きく、"やかましヤカちゃん"とよばれていたのです。
 ある日、とうとう人間がねずみたちに気づいてしまいました。
 さあ、たいへん。いったいヤカちゃんたちはどうなるの?

『左ききのネコ』
山下明生/さく おおぼまこと/え ポプラ社
 ショウくんは左手にグローブをはめたネコにであいました。よわむしのショウくんをいじめっこからまもってくれたのです。
 そのネコは、とっても強いボクサーで左手がじまんでした。
 ところが、左手のグローブの中には、かなしいひみつがかくされていたのです。

『トカゲになった日』
東君平/作 織茂恭子/絵 あかね書房
 しんじてくれないと思うけど、ぼくはトカゲになった。そして、トカゲとあそんだ。2ひきで石のまわりを速く走ると、きのうにぎゃくもどり。もっともっと走ると、ずーっとむかしにいけるらしい。
 そこでぼくたちはぐるぐるまわった。3600回!
 そしてぼくたちが見たものは…。

『ジェインのもうふ』
アーサー=ミラー/作 アル=パーカー/絵 厨川圭子/訳 偕成社
 赤ちゃんのときからつかっていてぼろぼろにいたんだもうふ、それがジェインのたからものでした。ところが、小鳥がすを作るためにもうふをもっていってしまいました。
 さびしがるジェインに、お父さんはすてきなことをおしえてくれます。

『パパ、とりかえっこしない?』(おとぼけアンナ1)
マンフレート・マイ/さく デトレフ・ケルステン/え 平野卿子/訳 リブリオ出版
 パパはいつも「おしごとはたいへん」と言います。そこでとりかえっこ。アンナが会社へ、パパは学校へ行くことにしてみました。
 アンナは会社で、ようふくのもようを5つも考えて、とっても楽しく帰ってきました。
 ところがパパは、学校でおこられてばかり。
 学校だって、楽じゃないのよ。

『雲のピアノ』
あまんきみこ/作 いせひでこ/絵
 おじさんはピアノのちょうりつし、ピアノの音をなおすしごとをしています。
 おじさんはねこにたのまれて海のピアノをなおしたり、きつねにたのまれて森の中へもしごとに行きます。
 そんなところにピアノがあるのかしらって?おじさんの話を聞いてみてください。

『おそうじをおぼえたがらない リスのゲルランゲ』
J・ロッシュ・マゾン/作 山口智子/訳 堀内誠一/画 福音館書店
 きみは、おそうじがすき?
 リスのゲルランデは、おそうじが大きらい。だってきれいなしっぽがよごれてしまうから。ぜんぜんそうじをしないので、家をおいだされてしまいました。
 「おそうじをおぼえるくらいなら、オオカミに食べられたほうがいいや」と強がっていましたが、ほんもののオオカミにであってしまいます!!

『火よう日の ごちそうは ひきがえる』
ラッセル・E・エリクソン/作 ローレンス・D・フィオリ/画 佐藤涼子/訳 評論社
 さむい冬の間は、おうちでやすんでいるはずのひきがえる。しかしウォートンはうわぎをたくさんきこんで、おばさんの所へおでかけ。とちゅう、大きなみみずくにつかまってしまい、たんじょうびのごちそうにされそうに。
 はたしてウォートンはみみずくのところからにげだせるのでしょうか。

『ゆうかんなハリネズミ マックス』
D・キング=スミス/作 金原瑞人/訳 津尾美智子/画 あかね書房
 どうろをわたること-人間はかんたんに、そして、安全にわたっているのに、ハリネズミにとっては命がけ。どうすれば車にひかれずにわたることができるのか、マックスはしらべることにしました。
 とちゅう、じてんしゃにはねとばされて頭にたんこぶ。
 ぼーっとなって、ことばがへんな"ハリネズミ"になってしまいました。

『おじいちゃんの目、ぼくの目』
パトリシア・マクラクラン/作 若林千鶴/訳 広野多珂子/絵 文研出版
 ぼくのおじいちゃんは目が見えません。だからおじいちゃんだけのやり方で、いろんなものを見ています。
 耳をすますと、おばあちゃんがだいどころで朝ごはんを作っているのがわかります。においをかげば、花の名前もわかります。こんなふうに耳やはなや手をつかって、おじいちゃんはぼくにたくさんのことをおしえてくれるのです。

『ぺちゃんこスタンレー』
ジェフ・ブラウン/文 トミー・ウンゲラー/絵 さくまゆみこ/訳 あすなろ書房
 ある朝、スタンレーはぺちゃんこになっていたのです。あつさ1.3センチ!「まるでパンケーキみたいじゃないか」と父さんは言いました。
 ぺちゃんこだととってもべんり。かぎのかかったへやでも、ドアの下をくぐって入れます。大きなふうとうに入って、遠くの友だちのところへあそびにも行けます。
 だけど、いやなこともあるのです。

『おのちゃんクラスのやさしい星』
中島信子/作 岡本順/絵 大日本図書
 2年3組の先生は小野先生、みんなからおのちゃんとよばれています。おのちゃんクラスはみんなとってもなかよしです。
 もうすぐ遠足。ずーっと歩いて三角山まで行かなければなりません。足がよく動かないさなえちゃんが、みんなと楽しく行くにはどうしたらいいでしょう。
 クラスのみんなはいっしょうけんめい考えます。

『ちびっこ太郎』
松谷みよ子/作 織茂恭子/絵 フレーベル館
 ちびっこ太郎は力もないし、りこうでもない。名前のとおりのちびっこ。
 ところが、みんなのこわがる山んばや火の鳥を友だちにして、とうとうおしろのおひめさまとけっこんします。
 やさしくてゆうかんなちびっこ太郎がだいかつやくします。

『パパはステキな男のおばさん』
石井睦美/作 司修/画 草土文化
 マリのうちは、ママが会社ではたらいて、パパが家にいます。おりょうりもせんたくもそうじもパパがしてくれます。おともだちはおかしいとわらいますが、そうなのかな?
 パパが家にいるのと、パパが家にいるのと、どっちがいいのかしら?
 かんたんにはきめられないようです。

『ぼくのじしんえにっき』
八起正道/作 伊東寛/絵 岩崎書店
 とつぜん、ぼくの町はじしんでメチャンコになってしまいました。水道の水は出ないし、食べ物も買えません。給水車の水をもらう時、じゅんばんをまもらない大人がいてけんかをしています。ごみあつめのトラックもこないので、町中がとてもくさいのです。
 すっかりかわってしまったぼくの町、これからどうなっていくのでしょう。

たすけあって生きる

『もうどうけんドリーナ』
土田ヒロミ/さく 白紫喜均三/監修 福音館書店
 もうどうけんというのは、目の見えない人を道あんないして、いっしょに歩く犬のことです。
 ドリーナのおかげで、目の見えないましまさんはどこでもあんしんして出かけられます。
 かしこくてやさしいドリーナは、どんなふうにそだてられ、どんなくんれんをうけてきたのでしょうか。

『おねえちゃんとわたし』
ミッシェル・エマート/文 ゲイル・オーウェン/絵 岡田なおこ・太田真智子/訳 小学館
 わたしにはエイミーというお姉ちゃんがいます。エイミーは「のうせいまひ」というびょうきで、歩くことも、話すことも、トイレに行くことも自分ではできないの。
 わたしたち家族は、エイミーのために何かをすることがうれしいし、エイミーをすごーくあいしています。
 エイミーのこと、みんなに知ってもらいたいな。

『まあちゃん』
岸川悦子/作 狩野ふきこ/絵 ひくまの出版
 「わたしの弟のまあちゃんは、生まれた時から耳が聞こえません。」
 かよは、先生とのこうかん日記に弟のことを書きました。少し前までは、はずかしくて言えなかったのですが。
 家族とはなれて、ろう学校へ入ってがんばっているまあちゃん。
 まあちゃんからの手紙がかよたち家族に勇気をあたえます。
へいわへのねがい

『おもいだしてください あの子どもたちを』
チャナ・バイヤーズ・アベルス/こうせい・ぶん おびただす/やく おおえかずみち/かいせつ ほるぷ出版
 今から60年いじょうも前のこと。ユダヤの子どもたちはみんな楽しくくらしていました。
 ところが、ナチスがやってきたのです。
 ナチスによって、すんでいた家をうばわれ、かぞくとはなればなれにされてしまいました。
 今の日本では考えられないようなことですが、本当にあったことなのです。

『青いかいじゅうと赤いかいじゅう』
デイビット・マッキー/作 きたざわきょうこ/文 アーニー出版
 きみは、友だちと口げんかしたことある?
 そんな時って、本当はあんなこと言うつもりじゃなかったのに…とか、じょうだんだったのにって、あとで思うよね。
 このおはなしには、青いかいじゅうと赤いかいじゅうがでてきます。
 まだあったことのない2ひきは、山のあなをとおして、楽しくおしゃべりしていました。
 でも、ある時けんかになってわるくちを言いあうのです。

『ぼくの村にサーカスがきた』
小林豊/作・絵 ポプラ社
 アフガニスタンという国にある小さな村のお話です。
 秋のある日、村にサーカスがやってきました。
 大きなテントがたち、いろんなお店もならびました。とても楽しくて、毎日こんなだったらいいなと思うほどでした。
 ところがその冬、この村はなくなってしまったのです…
たいせつないのち

『葉っぱのフレディ』
レオ・バスカーリア/作 みらいなな/訳 福音館書店
 春にうまれた葉っぱのフレディ。
 しんゆうのダニエルやほかのなかまたちと、毎日を楽しくくらしています。
 夏がすぎ、秋になると、フレディもなかまの葉っぱたちも色がかわってしまいました。
 そして、冬。
 これまでいっしょだったなかまたちが、つぎつぎにきえていき、フレディはいのちについて、大切なことをまなぶのです。

『とにかくさけんでにげるんだ ~わるい人から身をまもる本』
ベティー・ボガホールド/作 安藤由紀/訳 河原まり子/絵 岩崎書店
 知らない人の中には、いい人もいっぱいいます。でもきみをつれていこうとしたり、体にさわってきたり、車にのせようとするわるい人もいます。
 そんな時は、とにかくさけんでにげるんだ!!
 デパートでまいごになったり、こうえんでしらない人に声をかけられたり。
 いやーなきもちになった時、どうしたらいいか教えてくれる本です。

『チャーリー・ブラウンなぜなんだい? -ともだちがおもい病気になったとき-』
チャールズ・M・シュルツ/作 細谷亮太/訳 岩崎書店
 ライナスはチャーリー・ブラウンといっしょに、びょうきで入院しているジャニスのお見まいに行きました。そして、とても心がつらくなったのです。
 「びょうきがなおって学校へ来たら、君の大すきなぶらんこを、いつだっておしてあげる!」とやくそくしたライナス。
 あなたは、もし友だちやかぞくがびょうきになったら、何をしてあげますか。

『あかんぼうがいっぱい』
ミック・マニング、ブリダ・ダランストローム/作 百々佑利子/訳 岩崎書店
 人間もどうぶつも、あかんぼうになる前は、たまご。たまごからあかんぼう、子ども、大人へとそだっていきます。
 あかんぼうが生まれるまでに、人間は40週間、イヌなら9週間、ゾウだと2年もかかります。
 でも人間と同じように、イヌやゾウや、ヒヨコやクジラだって、たくさんないて、ねむって、おっぱいをのんで、大きくそだっていくのです。
かんきょうをかんがえてね

『海をかえして』
丘修三・長野ヒデ子/さく 童心社
『むったんの海』
寺田志桜里/ぶん・え くもん出版
 ながさきけんのいさはやわん。
 そこのひがたには、ムツゴロウをはじめ、シオマネキやカイなど、いろいろないきものがくらしています。
 これらのいきものたちは水がないと生きていけません。しかしある日、大きなてつのいたが海にたてられ、ひがたから水がなくなってしまいました。たくさんのいきもののいのちがうばわれてしまったのです。
 人間だけでなく、そのほかのいきものたちも平和にくらしていけますように…。

『哲学するあかちゃん』
なかえよしを/作 上野紀子/絵 秋書房
 生まれたばかりの赤ちゃんがねこに「きみは長く生きられないよ。」と言われてびっくりします。大人たちが、空気や水をよごしているからだそうです。そのうえ、生きものをころしたり、しぜんをこわしたりしているというのです。
 いったいどうしたらいいのでしょうか?
 赤ちゃんといっしょに考えてください。

『もしもちきゅうが…』
ヘスター・ゴダード/ぶん ポーラ・クルーナン/え おぐらあゆみ/やく 評論社
 ねぇ、"もしもちきゅうが…"っていうゲーム知ってる?「もしもちきゅが、どうぶつもしょくぶつも、水もたいようの光もないところだったらどうなるか」ってそうぞうするゲームよ。
 さぁ、そうぞうしてみて!どうなるかしら。
しぜんといっしょに

『クマよ』
星野道夫/文・写真 福音館書店
 この本にのせられている写真をとった人は、クマをあいし、クマをおそれつづけた人です。
 春、クマの親子はともにあそび、夏は川でサケ、秋は山で木のみを食べています。そして冬。2ひきのすがたは見えませんが、雪の下にうずくまっていることでしょう。
 大しぜんの中でくらすクマにも、人間と同じ時間がながれているのです。
 しぜんをあいする作者の気持ちがぎっしりつまっています。

『なく虫ずかん』
松岡達英/え 篠原榮太/もじ 佐藤聡明/おと 大野正男/ぶん 福音館書店
 「ミィーンミィーン」「シュワシュワ」「カナカナカナ」夏に鳴くセミの声。あなたは、鳴き声でどんなセミかわかりますか。「リーリーリー」「ガチャガチャガチャ」秋の夜、草むらで鳴く虫の声。
 たくさんの虫が、1ぴきづつ、ちがった鳴き声をもっています。この本をもって、虫をさがしにいきましょう。
 みるずかんシリーズには、『鳥のなき声ずかん』もあります。

『ふゆめがっしょうだん』
冨成忠夫・茂木透/写真 長新太/文 福音館書店
 冬の間、きのめは春が来るのをじっとまっています。冬のきのめは、きみの顔やぼくの顔ににています。おさるやコアラににているものもあります。
 お日さまの光がさしてあたたかくなると、きのめは少しずつ少しずつふくらんでいくのです。
 ほら、春がもうそこまで来ていますよ。
かわるかたち ふしぎなかがく

『しずくのぼうけん』
マリア・テルリコフスカ/さく ボフタン・ブテンコ/え うちだりさこ/やく 福音館書店
 バケツからとびだした水のしずくが、ぼうけんのたびに出ました。
 はじめに、しずくはよごれた体を、びょういんできれいにします。それから、おふさまにてらされて、見えないしずくになって、くもの所までのぼりつめました。そのあと、雨になったりこおりのつぶになったり。
 しずくのたびは、まだまだつづきます。

『あかいふうせん』
イエラ・マリ/さく ほるぷ出版
 あかいふうせんがひとつ、空へとのぼっていきます。木のえだにとまったふうせんは、まっかなりんごになりました。風がふいて、えだをゆらすと、りんごはちょうちょにかわり、野原へ。それから…あかいふうせんはつぎつぎと形をかえていきます。
 文字のない絵本です。あなただけのお話をつくってみてね。

『ふしぎなナイフ』
中村牧江・林建造/さく 福田隆義/え 福音館書店
 ほんもののナイフは、とけたりちぎれたりしません。ところが、ここにかかれたナイフは、あれれ、ふしぎふしぎ。パリンとわれたり、くるくるほどけたり、ぴょーんとのびたり、ぶーっとふくらんだり。
 1本のナイフが、いろいろな形にかわっていきます。
日本むかしばなし

『あたまにかきの木』
小沢正/文 田島征三/絵 教育画劇
 ある日、じろべえさんはかきのたねをのみこんでしまいました。するとなんと頭のてっぺんからかきの木のめがとび出したのです。そのめはぐんぐんのびて、大きなかきの木になり、たくさんのみをつけました。

『おこんじょうるり』
さねとうあきら/文 井上洋介/絵 理論社
 まじないでびょうきをなおすイタコのばばさま。はらをすかせたおこんという名のきつねをたすけました。おれいにおこんは、ばばさまのこしがいたいのを、へんなじょうるりをうたってなおしてあげます。"じょうるりでびょうきがなおる"といううわさが村中に広まって、ばばさまとおこんは、おしろへ行くことに。

『やまなしもぎ』
平野直/再話 太田大八/画 福音館書店
 びょうきのお母さんが「やまなしが食べたい」と言うので、3人のきょうだいがなしをもぎに出かけました。
 1番目にたろうが、2番目にじろうが行きました。ところが2人とも、なしをもぐ前にぬまのぬしに"げろりっ"っとのみこまれてしまったのです。
 さて、3番目に行ったさぶろうは、なしをもいで帰ることができるのでしょうか。
外国むかしばなし

『てぶくろ」
ウクライナ民話 エウゲーニ・M・ラチョフ/え うちだりさこ/やく 福音館書店
 雪の上におじいさんがおとしたてぶくろ。それを見つけたねずみは、そこでくらすことにしました。
 そこへ、かえるやうさぎ、きつね、そして、いのししまでもがつぎつぎにやってきて…今にもてぶくろははじけそうです。

『王さまと九人のきょうだい』
中国の民話 君島久子/訳 赤羽末吉/絵 岩波書店
 むかし、イぞくのある村に、かわった名前の9人のきょうだいがいました。名前は、ちからもち、くいしんぼう、はらいっぱい…。
 その9人が大きくなったころ、みやこの王さまのきゅうでんでは、たおれたおもい柱をもとにもどせる人をさがしていました。
 そこで、ちからもちのでばん。こっそりきゅうでんに行って、柱をもとにもどしました。
 ちからもちのことがおそろしくなった王さまは、やっつけてしまおうとつぎつぎにむずかしいめいれいを出しますが…。

『三びきのやぎのがらがらどん』
北欧民話 マーシャ・ブラウン/え せたていじ/やく 福音館書店
 3びきのやぎ。名前はどれも"がらがらどん"。
 ある時、草をたくさん食べようと山へ出かけますが、とちゅうにはトロルというようかいが…。
 さて、3びきのやぎはぶじに山へたどりつけるのでしょうか。







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