1.施設について | 市民図書館も開館12年目を迎え、補修すべき箇所が随所に出てきている。利用者へのより良いサービスと快適な読書環境を提供していくためには、維持管理費の確保が必要であるが、地方自治体は今までに無い財政難に直面しており、維持管理費についても徹底的な削減を求められている。職員の努力と、ボランティア、図書館利用者の協力をお願いして、お金のかからない図書館運営を模索していきたい。 また、自動車図書館『ぶっくん』も16年目と14年目を迎えるため、更新を検討していきたい。 |
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2.資料について | 資料購入費については、毎年その確保に努力しているが、目標に到達していない。 蔵書冊数についても、予算が確保できていないため、目標値350,000冊に対して、315,479冊の90%の達成率となっている。今後も資料費の確保に努め、市民の要望に沿った資料の提供に努めていきたい。 また、未所蔵の資料については、県立図書館や、県内図書館等との相互貸借によって市民へ提供していくことも行っており、一人一人の要望に沿った対応を行っていきたい。 |
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3.提供状況について | 登録者の目標を市民の78%としている。3月末時点で、48,962人の登録があっており、人口(1月末:58,841人)に対して83%の登録率となっている。 個人登録者数も順調に伸びているが、人口の減少が登録率のUPに寄与しているという、皮肉な結果も出ている。 レファレンス業務受付件数、団体貸出冊数ともに目標値を達成しているが、貸出密度は目標の85%に止まっており、今後の課題であると考えている。 平成18年度から土曜、日曜の開館時間を延長し、サービスの充実に努力しているが、貸出冊数の増加に必ずしも結びついていない。今後、市民の皆さんの、図書館に対する要望がどのような点にあるのかを調査検討し、『市民とともに育つ 市民の図書館』を創っていきたい。 |