> トップページ > 伊万里市民図書館について > 広報 としょかん通信 > 平成13年6月号
・4月から「図書館短歌教室」がスタートしました。... ・利用者コンピュータでも予約ができます ・【黒澤学vol.10 黒澤明と山本嘉次郎②】 ・図書館視察日誌 4/11~5/31 ・寄贈 ありがとうございました ・情報募集 ・図書館☆(ほし)まつり催しのご案内(チラシ) |
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4月から「図書館短歌教室」がスタートしました。講師は前館長の小嶋一郎氏です。 募集にはたくさんの人が殺到し、定員はすぐ満杯になりました。 幸運をつかんだ人達は喜々として講師の話に耳を傾けています。 短歌とは心の有様を詠うこと、上達するには歌集や古典を数多く繙き、言葉や表現方法を学ぶことだそうです。 6月2日、第3回短歌教室を覗いてみました。 そこでは会員から寄せられた歌が講師の添削を添えて披露されていました。 どの歌も3回目の講座とは思えないほどの上手さです。 1回休んだ私はたちまち落ちこぼれの挫折感を味合いました。 が、溜息と共に、この3ヶ月間、会員の方がいかに数多くの本と接し、心を研ぎ澄まして物事を観てこられたか、 努力の賜が歌になって表れているのだと感心しました。 会場に溢れる和気あいあいの会話の中で、来年の今頃には「図書館短歌教室集」が出せたらと夢みていました。 佐野眞一著「だれが本を殺したのか」の中で、 調布市立図書館には300にものぼるサークル活動があると記してあります。 それにははるかに及びませんが、伊万里市民図書館にも「短歌教室」の他に 「島の会読書会」「俳句教室」「イスの木合唱団」「虹の会読書会」等のサークルが生まれました。 そして今、美しい生活者として生きる道を探求中です。 私たちの図書館の旗印は、「伊万里をつくり、市民とともに育つ、市民の図書館」です。 市民のみなさんに資料と場を使いこなしていただき、グングン成長する図書館になるようにと祈りを込めて、 筆者の愚作を一首、 知の宝庫 吹き抜ける風 すがすがし 本読む人の 鬢にやさしく ▼もどる |
★2面(1) |
利用者コンピュータでも予約ができます 4月から、インターネットで図書館の資料を探したり、予約を申し込んだりできるようになりました。 図書館の中にも資料検索用のコンピュータを5台置いていますが、そこからでも資料の予約を 申し込むことができるようになりました。(貸出中の資料に限ります) ただし、予約するには図書館利用カードが必要です。 予約できない資料 ・ビデオやCDなどのAV(視聴覚)資料 ・コミック(まんが) ・館内閲覧用の資料(「館内閲覧用」と表示されています) ・雑誌の最新号(複数所蔵しているものは除きます) 予約の手順 まずは借りたい本を探します。検索した結果、本が貸出中になっていたら、 「予約」とアイコンが画面下に表示されます。 「予約」を押すと次に図書館利用カードの番号とパスワードを入力します。 初期パスワードは生年月日です。入力された数字に間違いがなければ、処理が完了し、 予約の申し込みが行われます。 予約された資料が返ってきたら、図書館職員から連絡がありますので、 1週間以内に図書館に借りに来てください。 タッチパネル(画面を直接さわる)方式ですので、簡単に利用することができます。 初期パスワードは生年月日です。(半角で入力してください) 和暦【昭和・平成など】2桁+月2桁+日2桁の計6桁です。 〈例〉 平成7年7月7日生まれの方の初期パスワードは070707となります。 昭和32年3月1日生まれの方は320301です。 ▼もどる |
★2面(2) |
【黒澤学vol.10 黒澤明と山本嘉次郎②】 「黒澤君には、酒を飲むことを教えただけである。」 そういう山さん(黒澤は山本監督のことをこう呼んでいる)に、どう感謝していいか判らないと、黒澤は言う。 山本監督につくことで、黒澤は映画や映画監督という仕事を一生の仕事にしようと決心するのだが、 では山本嘉次郎という人はいったいどんな人だったのだろう?という疑問がわいてくる。 山本嘉次郎という人は、監督にありがちな独断専横を嫌い、助監督に演出プランの相談をしたり、 助監督の意見をとても大切にしたらしい。また、脚本を書かせたり、編集をさせたりと、 なんとか監督として育てようとしたという。 黒澤も、そこで助監督の仕事が面白くなりだし、映画の仕事を続ける決心をしたらしい。 そんないい師に巡り合わない限り、完璧主義で好悪の感情の激しい黒澤が、 映画作りを続けることはとても難しいと思うのだが… 黒澤は自分の映画作りを評して、「脚本1/3、撮影1/3、編集1/3」と言っている。 最高の作品に仕上げるため、映画作りのあらゆる段階で手を抜かない黒澤の面目躍如といったところだが、 特に注目したいのは、脚本1/3のところ。 黒澤の師である山本監督は、寸暇を惜しんでのシナリオ執筆を将来の監督候補に課したそうである。 会社のお仕着せ企画を安易に作品化するサラリーマン監督になることを排し、 自分の企画と信念で仕事の出来る映画監督になることを望んだのである。 後年の黒澤監督は、そんな山本嘉次郎の願いを見事に実現したといえる。 青は藍より出でて、藍よりも青しだったのである。 ▼もどる |
★3面(1) |
図書館視察日誌 4/11~5/31 (敬称略) 4/11 市川寿々子 他 3名 /16 佐世保高等専門学校 15名 /17 諫早市図書館長・副館長 2名 /18 大連市 10名 5/17 フィルムルックス 1名 /24 長崎県立図書館長・奉仕課長 2名 /29 山内町育児サークル 40名 /30 東畑設計事務所 5名 /30 北山葉子 1名 /31 田主丸町長・教育長 2名 /31 日本図書館協会・牛尾善浩 1名 ▼もどる |
★3面(3) |
寄贈 ありがとうございました (敬称略) 加志田恵久 今里寧子 前川正夫 松尾清 兵働佳成 小畑英郎 田中信子 一条かりん 千葉ミヨ子 樋渡たみ子 光武栄子 市川寿々子 澤井豊泉 佐賀県陶芸協会 ▼もどる |
★3面(4) |
情報募集中 皆さんがお住まいの町に句碑、歌碑、文学碑はありませんか。 身近にありながら、あまり市民の方々に知られていない文学碑などがあれば、お知らせください。 図書館では、伊万里で活動されている文学者や郷土史家の皆さんのご協力を得て、 市内にある句碑、歌碑、文学碑などを調査し、記録集を作成する予定です。 これは、昨年開催し好評だった「伊万里の文学展」の、第2回の事業として行うものです。 記録集の作成に併せて、10月27日から11月11日まで展示会や講演会も開催します。 できるだけ多く収集したいと思いますので、ぜひ情報をお寄せください。 ・募集期限 6月30日まで ・問い合わせ先 伊万里市民図書館 電話 23ー4646 FAX 22ー3231 ▼もどる |
★4面 |
図書館☆(ほし)まつり 催しのご案内(チラシ) 7月7日(土)10時~18時 ☆ブラスバンド演奏(啓成中学校) ☆コーラス(コール伊万里) ☆おはなし・おはなし・オハナシがいっぱい!(おはなしキャラバン) ☆ブラスバンド演奏(伊万里中学校) ☆自転車紙芝居(大坪郵便局) ☆コーラス(いすの木合唱団) ☆バンド演奏(エメラルドグリーン) 7月8日(日)10時~17時 ☆ライブラリーコンサート(器楽星・長野由子&オールウェイズ・愛詩子) ☆コーラス(伊万里少年少女合唱団) ☆バンド演奏(Pretty Boys) ☆きんと雲を飛ばそう!(伊万里子ども劇場) ☆バンド演奏(エメラルドグリーン) ☆舞踏への誘い(伊万里社交ダンスサークル) 7月7・8日(2日間) ☆チャリティーお茶席(国際ソロプチミスト伊万里) ☆作品展示(てんとう虫の家) ☆押し花展示・押し花体験(日本レミコ押し花学院) ☆対面朗読(対面朗読草ひばり) ☆暮らしの生け花展(伊万里華道連盟) ☆いいものいろいろ宝さがし (愛育園・椿作業所・小麦の家・養護学校八天バザー) ☆市民俳句まつり(図書館フレンズ) ☆チャリティー古本市(図書館フレンズ) ☆七夕飾りつけ 共催 図書館☆(ほし)まつり実行委員会 伊万里市民図書館 都合によりスケジュールが変更になることがあります。ご了承ください。 お問い合わせ先 伊万里市民図書館 TEL 23-4646 ▼もどる |