> トップページ > 伊万里市民図書館について > 広報 としょかん通信 > 平成16年秋号
・市民とともに育つ我が街の図書館 ・活躍!子ども図書館員 ・職場体験・インターンシップ ・お父さんもガンバってます! ・寄贈 ありがとうございます |
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市民とともに育つ我が街の図書館 「読書に関する特集を計画しているので取材したいのですが」という、突然の電話が入ったのは7月半ばのことでした。電話の主は読売新聞東京本社の山崎さんです。全国には2600以上の図書館があるのに、はるばる伊万里まで何故?と思いました。理由は市民が喜んで利用している図書館、そしてそれにきちんと応えている図書館だからだということです。きちんと応えているといわれると困ってしまいます。職員体制も全員が正規・有資格というわけではないし、資料費も同規模の自治体と比べればトップクラスではありません。それをやりくりしながら頑張っている状況の中で、果たしてきちんとサービスができているといえるのだろうか、と。
しかし、そういう不安を打ち消すように山崎記者は言われました。「貸出冊数の多い図書館はまだたくさんあるが、情報提供をきちんとやり、何より市民に愛され、市民とともに育っている図書館ですから」。 朝から夕方まで取材は続き、図書館に来られた大勢の方にインタビューされました。ノーネクタイで来館された塚部市長にも話を聞かれました。 掲載されたのは、8月27日の「読売新聞全国版」です。大きな写真とともに何人もの伊万里市民の声が載っています。図書館の玄関入り口に掲示していますのでぜひご覧ください。 伊万里市民図書館の旗印は「伊万里をつくり 市民とともに育つ 市民の図書館」です。今回の取材を通して感じたのは、市民の方が「私の図書館」として誇りをもって、なおかつ上手に利用し、支えてもらっていることでした。それを反映するかのように、この夏は小学生の一日図書館員、中学生の職場体験、高校生のインターンシップと希望者が殺到しました(次ページをご覧ください)。これからも「市民とともに育つ」というこの伝統を大切にサービスに努めていきたいと思っています。 ▼もどる |
★ 2面 |
活躍!子ども図書館員 夏休み期間中、子ども向けのイベントを行いました。 1つは「子ども図書館員」です。当初3日間を予定していましたが、応募が多かったので日程を追加しなければならない程でした。 5日間で10人の子ども図書館員が活躍してくれました。図書館のエプロンと名札を付けて、本の整理や窓口での貸出業務などを行いました。 布で遊ぼう! もう1つのイベントは「布であそぼう」。 2日間で布製のねこを作りました。布の作品を制作しているボランティア団体「てんとう虫の家」のみなさんに教えてもらいながら、一針一針縫いました。高学年の子どもは1人で挑戦し、低学年の子どもは家族の方と一緒につくりました。 ▼もどる |
★ 3面 |
職場体験・インターンシップ インターンシップを終えて 有田工業高校 デザイン科2年 外尾夏美 私はどうしても図書館でインターンシップを受けたかったので、親が紹介する企業などではなく、自分でお願いして、伊万里市民図書館へ行きました。なので、この4日間自分の興味のある勉強が出来て良かったです。 受付では素早く対応すること、必ずあいさつをしてコミュニケーションをとることなどが重要だと改めて思いました。意外に思ったことは、予想以上に子どもと関わる仕事が多かったことです。子ども達が本を借りる時の嬉しそうな顔が印象に残りました。また、おはなし会本番は緊張しましたが、子ども達が集中して聞いてくれたので、無事に終わって良かったです。仕事をしていくうちに、私は絵本など児童書に特に興味を持ったことなど、新しい発見がいくつもありました。担当の方にインターンシップの予定表にはなかった会議での本の紹介・ケーブルテレビへの出演など司書の仕事を教えていただきました。事前に調べただけではわからなかったことが、実際に聞いたり、体験できたので良かったです。 インターンシップは、初めは慣れないことばかりできつかったけど、楽しかったことも沢山あったので、司書への興味・関心が更に強まった気がします。インターンシップで学んだことを活かして、これから進路を決めていきたいと思います。 ▼もどる |
★ 4面(1) |
お父さんもガンバってます! 長崎県との県境である東山代町川内野にお住まいの山本三夫さん。38年間の教師生活を退職されて3年、現在は伊万里市体育協会にお勤めです。「本好きの子どもを1人でも多くすること」を目標として、子ども読書活動を推進されていらっしゃいます。楽しい読み語りで子ども達にも人気のある山本さんに質問しました。 Q.読み語りを始められたきっかけは? A.伊万里中学校在職中にボランティアの皆さんによる読み語りが始まりました。生徒たちの目の輝き、変容を目の当たりにした時、ボランティアの皆さんの活動の素晴らしさ、大切さに感動し、中学校で受けた分を恩返しするつもりで参加させてもらい、活動を始めました。 Q.子どもたちの反応は? A.伊中での最初の2年間、全クラスの習字の授業に出ていました。その後、読み語りで再登場したものですから、興味・関心をもって聞いてくれました。私の読み語りを育ててもらった気がしています。 Q.読み語りを行った感想は? A.子どもたちの反応はもちろんですが、読み語りボランティアの皆さんの研修や学習への取り組みも素晴らしいと感心しています。ただ単に自己流の熱意だけで子どもたちに接するのではなく、中央から先生を招いて学習会をもつなど、自分自身の力をつけて臨まれていることです。読み語りは単なるボランティアだけではなく、実は自分自身をも磨き高める活動だと認識しています。 Q.子育て中のお父さんにメッセージはありますか? A.テレビを見ながら食事をとらないこと。話を聞き、話をする時間にしてほしいと思います。また短い時間の読み聞かせで子どもはすぐに眠りにつくので、本がなくても覚えている昔話を耳元で話してあげてください。子どもはその話をいつの間にか覚えてしまうものです。「三つ子の魂百まで」早ければ早いほど良いと思います。 ▼もどる |
★ 4面(2) |
寄贈 ありがとうございます (敬称略) ・荒武照明 ・山崎万里子 ・田中静雄 ・小林伸一 ・福田幸吉 ・本山陽子 ・廣瀬正幸 ・吉田政義 ・犬山光春 ・山口令 ・伊万里フォト倶楽部 ・松尾香 ・田口雅久 ・前山博 ・樋口正秋 ・岩橋誠 ・小林季子 ・池田由紀子 ▼もどる |