> トップページ > 伊万里市民図書館について > 広報 としょかん通信 > 平成17年初夏号
・10周年に向かって ・平成16年度活動報告 1年間の貸出は517,848点 市民1人当たり8.75冊借りられました ・”こころを耕す” 森崎和江さん講演会 ・寄贈 ありがとうございました |
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★ 1面 |
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10周年に向かって 満開の桜とともに平成17年度が始まりました。
昨年度1年間の図書館サービスの結果を次のページで報告しています。今さら申すまでもありませんが、図書館は市民の皆さんのものです。皆さんが満足されるサービスをしていくこと、それが「図書館のめざすもの」です。その実現のために昨年度、図書館協議会の委員さんと協議し、情報基盤としての図書館や市民の知的インフラとしての図書館のあり方などを盛り込んだ「伊万里市民図書館の望ましい運営と数値基準」を策定しました。(詳しい内容は、図書館入口に置いている冊子をご覧ください) この「望ましい基準」と昨年度のサービス結果を比べてください。全国平均は大きく上回っていますが、トップランナーになるには、まだまだ道遠しです。昨年度の結果を正しく評価し、皆さんと共に更なるサービスに努めていきたいと思っています。 さて、本年度は市民図書館が平成7年7月7日にオープンしてから10周年を迎えます。 この節目の年を機に、「私たちの図書館はどのようにあるべきか」、「図書館は市民生活に役に立っているか」、「知的立国は図書館から」など、市民の皆さんと共に学習していく機会をつくります。かつて私たちは、図書館のオープンを前にして「図書館づくり伊万里塾」という学習会を開催しました。建物を造るというだけではなく、学びながら、つまりプロセスを大切にした図書館づくりをしようという試みでした。その結果、今でも視察者が訪れるという全国から注目される図書館になりました。 港を出港した「伊万里図書館丸」は、いよいよ大海原で航行を始めます。市の財政は厳しく、順風満帆の時代は終わりを告げましたが、図書館の真価が問われるのはこれからです。市民と行政が力と知恵を出し合って、更なる発展を、と願って止みません。 ▼もどる |
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★ 2・3面 |
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平成16年度活動報告 1年間の貸出は517,848点 市民1人当たり8.75冊借りられました ☆伊万里市民図書館の望ましい基準値
(注2):雑誌を除く (注3):年間購入冊数の開架冊数に閉める割合 (注4):登録者1人当たりの貸出点数 ☆蔵書内訳
☆集会文化活動
☆市民1人あたり20,477円を還元
図書館の貸出資料の合計額÷伊万里市の人口-税金=市民1人あたりの還元額 13億3915万円÷59,200人-2,144円=20,477円 ☆児童サービス
☆レファレンス 13,541件 内訳
☆予約・リクエスト 8,700件
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★ 4面(1) |
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”こころを耕す” 森崎和江さん講演会 木の香りいっぱいの図書館の小さなホールに、森崎さんはあらわれました。私は思わず、そのあまりにも小柄で柔和な雰囲気にくぎづけになりました。それはそれは、あたたかいまなざしを向けておられたのです。常に弱い者の味方として生きてこられたことを、すぐに感じとることができました。 森崎さんの『からゆきさん』に出会ったのは、もう30年程前のことです。まだ若く、無知だった私は、このような世界があることに、とても悲しい思いをいだいたことを覚えています。社会構造の底辺に生きる人々の暮らしや声に耳を傾けられたり、女性の自立に向けて発言してこられたことと異なり、お孫さんとの会話や、人との出あいのお話を今回うかがうことができました。『こんなにやさしい方だったのか』と描いていたイメージとは全く違っていました。私は、今日こうして、図書館に足を運んだことを喜びました。そしてまた森崎さんを呼んでいただいたことに感謝しました。 みぞれまじりの冷たい雨ではじまった、この講演会も、終えて外に出ると、雨はやみ、やわらかな春の日ざしがさしこんでいました。私の心は、ほんのり春色になりました。 まぎれもなく、今日は啓蟄。 (松浦小学校教頭 早木佐代子)
講演会当日、会場には雛人形を飾り、暖かい春の雰囲気を創りました。 この雛人形は大坪町栄町の本岡勝三さんから、数年前にご寄贈いただいたもので、全体では7段飾り、漆塗りの豪華なものです。毎年この時期に開架室入口に飾らせていただき、市民のみなさまの目を楽しませていただいています。 ▼もどる |
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★ 4面(2) |
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寄贈 ありがとうございました (敬称略) ・副島富雄 ・森戸吉昭 ・山口照子 ・宮﨑義廣 ・三○会 ・南里和子 ・前山晃子 ・原薫 ・樋渡たみ子 ・藤井文子 ・樋渡智子 ・福岡県須恵町立図書館 ▼もどる |