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平成23年 春号

 
(今月の記事)
◆ 学校から家庭へ 地域へ広げよう「家読」の波
◆ 春一番 フレンズいまりの花開く
    ・新春かるた会   ・図書館めばえの日

◆ 花いっぱいの図書館に
    ・平成23年伊万里市成人式 記念植樹
    ・古伊万里ライオンズ つつじの植栽
◆ 龍雄伯父さんの思い出
◆ としょかん あそびの王国、子ども読書の日、図書館記念日について
◆ 図書館からの大切なお知らせ
◆ 寄贈ありがとうございます

★ 1面
学校から家庭へ 地域へ広げよう「家読」の波

 今年に入って、各地区で相次いで「家読」の集会が開かれました。
 1月27日は、波多津東小学校の育友会学習会で、犬塚前館長の「家読の講話」があり、仕事で忙しい保護者からは、時間が取れない悩みや子どもが読書好きになるにはどうしたらいいかなどの質問がありましたが、こどもが子どもである時間はアッという間に過ぎるので、後で後悔しないようにしっかり向き合って心を育てて欲しいと話されました。
 2月19日には、大川内と波多津の保育園で保育参観があり、大川内では、三○会の國武ミドリさん他三人のみなさんが、家読の大切さや効果について話されました。布の絵本を使った読み聞かせの後、國武さんが『家読で一番大切なことは、うまく読むことではなく、読み手と聞き手の心が寄り添うこと。「江戸しぐさ」のなかに「三つ心、六つ躾、九つ言葉、十二文」という言葉があり、親は子どもが三歳までに心の糸をしっかり張ることに心を注ぎ、一日一本として三年間で千本の糸が張れます』と語られました。
 波多津保育園では、おはなしキャラバンのみなさんにより「ブレーメンの音楽隊」や「大きなかぶ」のパネルやエプロンシアターが実演され、園児たちは大喜び、保育園児の時期こそ、心を育てる読み聞かせや「家読」の大切さについて図書館長が話をしました。
 2月24日には、波多津町で「家読実行委員会」があり、保育園から小・中学校での家読の取組み状況の発表があり、「家読フェスティバル」の開催が提案されました。
 27日には、モデル町である黒川町で「家読発表会」が開かれ、黒川小学校や青嶺中学校の多読者表彰や大子町の第2回全国サミット視察報告、老人クラブのふるさとの話、さらに黒川幼稚園児による地元に伝わる「がわたろう石の伝説」の劇のあと、犬塚前館長の基調講演などがありました。なお、3月5日には、地元保育園や小学校が参加して「松浦町家読フェスティバル」が予定されています。
 「朝読」から「家読」へ、学校から家庭へ、さらに多くの地域へ、地域の絆、家庭の絆がしっかり結ばれ、読書で輝くまちづくりへ広がっていくとすてきですね。



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★ 2面
春一番 フレンズいまりの花開く

★新春かるた会  

 1月16日、市民図書館で毎年恒例の「新春かるた会」が、図書館フレンズいまりの主催で開催されました。
 はじめに、塚部市長が『カルタは江戸時代にポルトガルから日本へ伝わりました。今年の大河ドラマの主人公江姫も、カルタで遊んだかもしれません。カルタに大切な集中力と瞬発力を発揮して楽
しんでください』と激励。幼児から小学6年生まで約40名が、年齢別のグループに分かれて熱戦を繰り広げました。この日読まれたかるたは「伊万里観光かるた」など約20種類、また、百人一首の会場では大人も子どもも一緒に、豊かな言葉遊びの世界を楽しんでいました。入賞者には森哲也教育長からお菓子のメダルが手渡され、来場者から盛大な拍手が送られました。


★図書館めばえの日
 平成6年2月26日は図書館の起工式が行なわれた日です。図書館の完成を心待ちにしていた市民と関係者とが一緒に集い、建設予定敷地を歩きました。その後、手作りのぜんざいでお祝いをしたのが「図書館めばえの日」の始まりです。
 図書館開館後も毎年、図書館フレンズいまりの主催により、来館者に300杯をこえるぜんざいがふるまわれています。
 今年のめばえの日は2月27日(日)。フレンズの平松伸子代表の挨拶からスタートし、塚部芳和市長や森哲也教育長にもご挨拶いただき、しばらくは行列ができるほど、数多くの市民の方で賑わいました。
 会場のホールでは、いすの木合唱団のみなさんによるコンサートが行われ、市民の方々と一体となったハーモニーで、和やかな雰囲気に包まれました。また、おはなしキャラバンは、てんとう虫の家の方々が製作された美しい布絵本『ゆきのひ』を実演され、会場の方々は熱心に聞き入っておられました。
 めばえの日にあたり、いすの木合唱団の皆さんには自ら館内の清掃を行っていただきました。おかげさまで、美しい環境の中で、すばらしいめばえの日がお祝いできました。ありがとうございました。



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★ 3面(1)
花いっぱいの図書館に

★平成23年伊万里市成人式 記念植樹

 成人式前日の1月8日、新成人の門出を祝う赤と白2本のアメリカハナミズキ(大川内悟さん寄贈)が、市民図書館南の庭に植えられました。当日は朝10時に市内各地区の代表27名が集まり、植樹のために掘られた穴に、重い苗木を数名がかりで運び入れました。その後、慣れない手つきでスコップで土を施し、最後に記念の杭をうって植樹が完了。市民図書館が開館した平成7年はまだ保育園や幼稚園に通う子どもだったみなさん。記念樹はこれからもみなさんが大人として成長していくのを図書館で見守っています。ときどき図書館に遊びに来て、記念樹に顔をみせてくださいね。


★古伊万里ライオンズ つつじの植栽
 2月19日早朝、市民図書館北の庭に古伊万里ライオンズクラブの会員15名が集まり、市の花でもあるつつじの苗木約40本を植え付けました。このつつじの苗木は会員の一人が大切に育てたもので、ぜひ図書館の利用者に美しい花を楽しんでほしいと計画されたものです。古伊万里ライオンズクラブのみなさんは、利用者が気持ち良く図書館を利用できるようにと、毎月第3土曜日に草刈りや樹木の剪定をされています。今年の春にはツツジの花が、来館者の目を楽しませてくれることでしょう。



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★ 3面(2)
龍雄伯父さんの思い出
                          南波多町  武野直美

 初対面は8歳の時。
 もちろん、私が物心つかない頃には、会ったことがあるはずだから、実際は違っている。
 私は、8歳の夏、どういういきさつがあったのか、よく覚えていないが、東京に行った。
 そして、またまたどういう事情かわからないが、龍雄伯父さんが車で駅に迎えにきた。
 当時、父もバイクしか持たず、周りを見回しても、自家用車はお金持ちのものだった。
 東京で絵描きをしている『伯父さんはお金持ちだ』と思った。
 車種などわからないが、白のセダンタイプの乗用車。
 なぜか助手席のドアの一枚だけが、白ではなくベージュだった。
 すれ違う人がじろじろ見ているような気がした。
 伯父の家に着くともっとショックなことがおきた。
 伯父が「直美君、降りて。僕もそっちから降りるから」と。
 なんと、運転席側のドアは、外側からガムテープが貼られていて開閉できなかった。
 ガムテープをはがすとドアが落下するそうだ。
 当時は車検とか、なかったのだろうか。
 伯父の家は、吉祥寺の一軒家。
 伯父のアトリエをのぞいてみた。
 私のイメージはイーゼルに置いたキャンバスに向かい、左手にパレット、右手に絵筆。
 ところが、そこは、壁一面に材木が立て掛けてあり、伯父は、防塵メガネをかけ、手にはエアースプレー、それもいまどきのカセットタイプではなくガスボンベみたいなものからホースがのびているタイプ。部屋中にシンナーのにおいが漂い、空気全部が青色に染まっており、私はあわてて退散した。
 今、福岡県立美術館で開催されている『池田龍雄回顧展』にあの日の作品も展示されているに違いない。



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★ 4面(1)
★としょかん あそびの王国
 ・3月25日(金) ごご2時~3時30分
 ・図書館ホール
 ☆おはなしであそぼう!!(アニマシオン)
 ☆こまであそぼう!!
 ※アニマシオンとは…
 読書をゲームとして楽しみながら、読解力、表現力、コミュニケーション力を育てる、体験型の読み語りです。
  ・対象 : 幼児~小学生(参加無料)
             みんなで楽しく遊びましょう!


★4月23日は子ども読書の日
2002年12月12日に施行された「子どもの読書活動の推進に関する法律」で制定されました。また、4月23日から5月12日は「こどもの読書週間」となっています。


★4月30日は図書館記念日
「図書館記念日」は、昭和25年4月30日の図書館法の施行を記念して設けられました。市民図書館では、記念行事として一日図書館員をお迎えする予定です。お楽しみに!!


★祝日開館のお知らせ
 4月29日(祝・金)と5月5日(祝・木)は開館します(10時~18時)。
 なお、5月5日は図書館フレンズいまり主催の古本市もあります。



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★ 4面(2)
図書館からの大切なお知らせ

 市民図書館が開館してから15年が経過しました。この間、たくさんの市民の方々にご利用いただいております。
 以前は図書館利用カードを作られていた方も、その後の進学や転居などのため、2000年3月31日以降、ご利用のない方については、カードを無効とさせていただきます。これは、図書館の正確な利用者数を把握するためです。
 お心あたりの方は、窓口にておたずねください。
 ご不明な点がございましたら、図書館までご連絡ください。



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★ 4面(3)
寄贈 ありがとうございます

・木下 万智子
・宮崎 円
・池田 トシ子
・樋口 留美子
・稲垣 史郎
・古川 大平
・長濱 真由美
・吉原 智明
・山口 珠実
・三木 聖美
・伊万里高等学校チャリティクラブ



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