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平成23年初夏号

・私が夢中で読んだ本
・平成22年度活動報告
 1年間の貸出は516,552点
 市民1人当たり8.94冊借りられました

・図書館記念日
・としょかん・あそびの王国 絵本でゲーム楽しかったよ!!
・寄贈ありがとうございます

★ 1面
私が夢中で読んだ本

 私は、山間で生まれ、育ちましたので、子どもの頃から遊び場といえば山や川などの自然の中でした。
家から学校までも遠く、小学校の帰り道などでも、田んぼの用水路をせき止め、その下流を干し上げフナなどの魚を捕ったり、時には山手の道を選び、栗やアケビなどを採ったりして帰るのがとても楽しく、今でも思い起こされます。
 そんな環境で育ったせいか、小学校の図書館で読んだ本の中では、「シートン動物記」と「ファーブル昆虫記」がよく記憶に残っています。図書館に並んだ全てのシートンとファーブルを夢中で読みました。
 「シートン動物記」で覚えているのは、オオカミ王ロボの物語です。大きな群れを率いるロボは体も格別に大きく、頭がよく頑強なリーダーだったロボ、幾多のピンチも優れた頭脳で切り抜けますが、仲間の死がもとで判断を狂わせ、ついに捕まってしまう物語です。
 「ファーブル昆虫記」では糞コロガシの話、動物の糞を小さくボールの球のように丸め、その球に逆立ちするかのような姿勢で乗り、運ぶ姿を記憶されている方も多いかと思います。昆虫の不思議な生態をいろいろ知りました。
 そんな私も成人し、息子が生まれて2歳ぐらいになった頃、昆虫図鑑や恐竜図鑑を買い、息子を膝に抱きかかえながらページをめくり、恐竜や昆虫の名前を一つずつ教えて、今でいう「家読」みたいなことをやっていました。「これ何!」と問いかけると「アトラスオオカブト」「ヘラクレスオオカブト」「ヒラタクワガタ」「ミヤマクワガタ」など、反復しているうちに、息子はだいたい覚えてしまいました。恐竜では、「ティラノサウルス」や「トリケラトプス」の名前が今でも私の記憶に浮かんできます。
 私のファーブルやシートン好きの遺伝子が受け継がれる瞬間です。もちろん本だけでなく、野山にいろいろ連れていき、昆虫と遊ばせました。
 その息子も成人し、孫に昆虫と遊ばせています。春にはモンシロ蝶を眺め、梅雨時期になるとホタル、夏ともなるとセミなど虫かごと網を持ち歩きながら楽しそうに遊び、私が息子と遊んだ光景が、今では息子と孫の光景になっています。ちなみに孫が最初に覚えた昆虫が「ありんこ」です。しゃがみ込みながら蟻の移動を興味深く見つめています。
 皆さんも図書館から「シートン動物記」や「ファーブル昆虫記」を借りて、子どもさんと一緒に「家読」したらいかがでしょうか。テレビ漬けの今日、その本の楽しさが子や孫に受け継がれ、きっと自然と親しむようになり、親子の会話も増えるものと思いますが・・・・・。

                      (伊万里市 教育部長 川久保 茂)


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★ 2・3面
平成22年度活動報告
 1年間の貸出は516,552点 市民1人当たり8.94冊借りられました


☆伊万里市民図書館の望ましい基準値との比較
1.施設 目標値 平成22年度実績 達成率
  図書館数 1館 1館
  自動車図書館数 2台 2台
2.職員
 職員数(内司書数)(注1) 6人(6人) 5人(3人) 50.0%
 嘱託職員数(内司書数)(注1) 8人(8人) 8人(8人) 100.0%
 臨時職員数(内司書数)(注1) 3人(3人) 4人(1人) 33.3%
3.資料
 資料購入費 30,000千円 20,969千円 69.9%
 蔵書点数(注2) 350,000点 355,679点 101.6%
 図書年間購入冊数(注3) 15,725冊 11,473冊 73.0%
 雑誌年間購入冊数 250タイトル 186タイトル 74.4%
 新聞年間購入種数 15紙 9紙 60.0%
 視聴覚資料購入点数 550点 128点 23.3%
 新規図書冊数比(注4) 11.30% 11.47%
4.提供
 登録者数 78% 84.8%
 貸出資料数 550,000点 516,552点 93.9%
 貸出密度(注5) 11.7点 8.94点 76.4%
 予約受付件数 9,000件 8,063件 89.6%
 参考業務 (レファレンス)
 受付件数
15,100件 33,860件 224.2%
 団体貸出冊数 60,000冊 124,057冊 206.8%
(注1):達成率は司書数
(注2):蔵書点数には、雑誌、視聴覚資料、寄贈本を含む
(注3):雑誌を除く
(注4):年間購入冊数の開架冊数に閉める割合(1階開架冊数を10万冊とする)
(注5):登録者1人当たりの貸出点数

☆「図書館の望ましい基準」とは、伊万里市民図書館協議会において答申された伊万里市民図書館のサービスの目標です。



☆蔵書内訳
一般書 235,033冊
児童書 57,698冊
雑誌 20,221冊
視聴覚資料 9,900点
ぶっくん 28,303冊
黒川公民館 3,886冊
松浦公民館 548冊





☆集会文化活動
講演会 (2回)340人
講座 119回
出前講座・研修会 7回
上映会 (20回)275人
図書館☆(ほし)まつり (2日間)4,000人





☆市民1人あたり20,022円を還元

図書館の経費÷伊万里市の人口
123,129千円÷57,754人
=2,132円(市民一人あたり)

市民

貸出点数×図書の平均単価
516,552冊×2,477円
 =12億7949万9千円
税金
市役所

図書館の1年間の経費
123,129千円

貸出サービス

図書館費


図書館

図書館の貸出資料の合計額÷伊万里市の人口-経費=市民1人あたりの還元額
12億7949万9千円÷57,754人-2,132円=20,022円





☆児童サービス
0歳~3ヶ月(赤ちゃん) ・ブックスタート 12回 585人
3ヶ月~2歳(乳児) ・おはなし012 82回 1,874人
2歳~6歳(幼児) ・土曜おはなし会 50回 1,450人
・ぶっくんおはなし会 24ステーション 503回
6歳~12歳(小学生) ・学校、保育園来館 48回 1,391人
12歳~15歳(中学生) ・職場体験 4回 9人
15歳~18歳(高校生) ・インターンシップ 3回 7人





☆レファレンス 33,860件
 内訳
・利用案内 10,177件
・所在調査 20,525件
・事実調査 1,624件
・文献調査 1,534件





☆予約・リクエスト 7,517件
・図書 7,549件
・雑誌 187件
・視聴覚資料 327件
 うちインターネット
   資料検索端末
   携帯電話からの予約 
5,233件


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★ 4面(1)
図書館記念日

 昭和25年4月30日、画期的な文化立法である図書館法が制定され、それを契機として日本の図書館活動は新しく生まれ変わりました。今日の図書館発展の基盤となった図書館法施行の日を記念して、日本図書館協会は1972年より4月30日を「図書館記念日」と制定しました。
 伊万里市民図書館では、この日、大坪保育園の年長児24名を「こども図書館員」として任命。図書館の大切な仕事のひとつ、貸出業務にチャレンジしてくれました。


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★ 4面(2)
としょかん・あそびの王国 絵本でゲーム楽しかったよ!!

 3月25日(金)、「としょかん・あそびの王国」を開催しました。子ども達に本をもって楽しんでもらいたいとの思いから企画したものです。
 ゲームや遊びをとおして読書に親しみ、本を楽しむ「アニマシオン」は、伊万里市民図書館では初の試みでしたが、約50名の参加者は、親子ともに楽しまれているようでした。また、折り紙でこまを作ったり、新聞で紙鉄砲を作ったりと、楽しいひとときを過ごしました。


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★ 4面(3)
寄贈 ありがとうございます
                (敬称略)

・吉原 智明
・川崎 清隆
・古賀 旭子
・三木 聖美
・長岡 秀世
・川崎 清隆
・白川 十郎
・鵜殿 太誠


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