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としょかん通信 平成25年夏号




題字は 川口 大輔さん (山代西小 3年)



・公立図書館の理想の姿は?
・第18回図書館☆まつり 平成25年7月6日・7日
・第14回俳句まつり入選作品
・「図書館の仕事はやっぱり大変でした・・・」 市民図書館 職場体験&インターンシップ
・図書館の利用状況(4月・5月分)
・借出期間延長のお知らせ
★ 1面
公立図書館の理想の姿は?

 8月7日の読売新聞に「公立図書館 理想の姿は?」という記事が掲載されましたので、読まれた方もあるかと思います。読売新聞の記事では、武雄と伊万里を対照的な図書館として、それぞれの図書館の特徴が書かれていましたが、肝心の目指す方向まではふれてありません。そして「図書館は今や、単に本を借りるだけの場所ではない。多くの図書館が、住民を交えてまちづくりを考えたり、住民の健康や仕事をサポートしたりと、ユニークな活動をしている。(中略)…さまざまな地域の課題解決に図書館をどう活用するかが問われている」と図書館学の糸賀雅児教授(慶應義塾大学)の話を載せています。図書館の理想は地域ごとに違っていいと思います。
 なぜなら教授の話のように、地域の課題はそれぞれ違うからです。地域の課題を解決する手助けとしては、資料(本)の収集が必要です。地域の課題は市の行政施策であり、それを反映することは直営だからこそできるのではないでしょうか。
 伊万里市では教育施設として、子どもの読書推進のため、赤ちゃんのブックスタートから家庭での家読推進、特に今年は12月1日に「九州うちどくネットワークフォーラム」を開催する予定です。また、仕事の支援では、図書館で水力と風力の発電を研究し、国の支援を受け会社を興す方もいます。つまり、伊万里市民図書館はこの18年間に市民と共に大きく成長しようとしています。こんな活動を知って、昨年度は一年間で315名が視察に来られましたが、今年度に入って、7月までで233名とすでに多くの視察が相次いでいます。各地から視察に来られた方達の感想を一部ご紹介します。

●来館者の感想 ■<東京都から>まさに人の成長と自立を助け、暮らしに役立ち、皆それぞれに居場所があり、地域と共に歩まれていらっしゃると感銘を受けました。■<栃木県から>住民に親しまれる施設つくりの最強モデルとして、敬服しつつ勉強させていただきました。■<大阪府から>市民の図書館への思いを、建築家がさまざまな点で実現していった図書館の空間に身を置いて、公共図書館の原点を体験できました。■<福岡県から>公立図書館の役割をきちんと果たしている図書館でした。家読など子どもの読書活動推進や市民との協働ができていて、どのような図書館を目指しているのかがよく分かりました。指定管理者制度の導入を論じる前に、ぜひ伊万里市民図書館を視察してほしいと思います。etc.

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★ 2面
第18回 図書館☆まつり きらめくあなたは18才
(平成25年7月6日・7日)

 図書館の誕生日を市民の皆さんと一緒にお祝いする「図書館☆(ほし)まつり」が、『きらめくあなたは18才』をキャッチコピーとして7月6日(土)、7日(日)の2日間にわたって行われました。初日の早朝から例年にない大雨に見舞われましたが、午後にはすっかり収まり、たくさんの皆さんにご参加いただきました。オープニングで啓成中学校(6日)と伊万里高等学校(7日)のブラスバンド部には、雨に負けないくらいの素晴らしい演奏をしていただきました。
 ☆まつり期間中は図書館の様々な場所で、各団体の活動展示や催し物が行われたほか、昨年に続き「伊萬里まちなか壱番館」とのコラボ・スタンプラリーも実施されました。今回は雨にもかかわらず、無事盛会のうちに終了することができました。

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★ 3面
第14回市民俳句まつり入選作品  【主催:図書館フレンズいまり】


★図書館フレンズいまり賞(選者第一席)

声合わせ家族で上げるこいのぼり
前田 研伍 伊万里小三年
新入生とっても小さい手だったよ
橋本 萌華 山代西小四年
彼岸花よけて歩いて家帰る
片岡 良太 国見中一年
たくさんの人が集まる桜の木
前田 美稜 伊万里高一年
新刊の文字鮮やか若葉風
上園 佳泉 有田町


★選者賞(選者第二席)

かぶとむしつかまえたいなこのあみで
野林 聖也 山代西小一年
暑い夏力をくれる朝ごはん
長尾 天漫 東山代小六年
もくれんや白く大きく堂々と
前田 桃華 国見中一年
初めての自転車通学春の風
松永 美帆 伊万里高一年
被災地の銘酒も並ぶ陶器市
太田黒 誠 瑠璃光苑


★図書館長賞

田うえうたうたいたのしみうえていく
犬塚 優海 牧島小三年
お花見へ弁当持ってさあ行こう
山浦三咲稀 立花小五年
ららららららららららららはるうらら
川久保厚佑 山代中三年
早乙女の神田に入る足白し
深江 俊之 山代町


★国際ソロプチミスト伊万里賞

ホタルはねきすがわにすむたからもの
本山 奨馬 牧島小三年
一年生なんでもピカピカひかってる
小野原美羽 立花小四年
夕焼けが茜に染める伊万里湾
小島 光慈 山代中二年
せみしぐれ幼い頃が甦る
岸川 聖奈 伊万里商業二年
卒寿てふ老いて美し衣更へ
林 松美 ケアハウスいまり


■選評 選者・田中南嶽(ホトトギス會)


声合わせ家族で上げるこいのぼり
 五月の節句、こいのぼりは鯉をかたどった幟で、最近は外幟に多く用いられる。「家族で上げるこいのぼり」は、その大きさも想像でき、家族の会話までもが聞こえそうな句。

新入生とっても小さい手だったよ
 一年生との歓迎遠足での一齣でしょうか、或は、登下校の時の事かは不明ですが、四年生の萌華さんは、小さな一年生と手を繋いでみて感じた事を素直に俳句に詠まれました。

彼岸花よけて歩いて家帰る
 通学路に咲く彼岸花。そこをよけて帰る作者の優しさが垣間見られる俳句です。

たくさんの人が集まる桜の木
 俳句は僅か十七文字の文学です。省略することが大切な俳句。この句は、「たくさんの人が集まる」と言って、その他の物を全て省略し、「桜の木」と言う季題により、物語の拡がりを感じさせてくれます。

新刊の文字鮮やか若葉風
 新刊の、開けば香るインクのかおりが「文字鮮やか」により、読者に伝わる俳句になりました。また、季題の「若葉風」がより一層印象を深めています。


★学校賞
  山代西小学校
  滝野中学校
  伊万里高等学校

☆投句総数 三一六六句
【内訳】
  ・小学校  一〇八三句
  ・中学校  一二九七句
  ・高校    七六〇句
  ・一般    二六句


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★ 4面(1)
「図書館の仕事はやっぱり大変でした・・・」 
市民図書館 職場体験&インターンシップ


図書館の仕事を体験するため、今年も各中学校・高校から学生が研修に来ています。
慣れない作業に戸惑いながらも、みなさん真剣に頑張ってくれました。


☆参加校(予定も含む)
【職場体験:中学生】 【インターンシップ:高校生】
・青嶺中学校  2名 ・伊万里商業高校 2名
・啓成中学校 2名 ・伊万里農林高校 2名
・伊万里中学校   3名 ・有田工業高校   1名
・滝野中学校 1名
・東陵中学校 2名
・山代中学校   2名        
・南波多中学校   2名        
・唐津東中学校   1名        


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★ 4面(2)
図書館の利用状況(4月・5月分)

伊万里市民図書館
利用点数(月別)
平成25年4月
(開館:25日)
平成25年5月
(開館:24日)
市民図書館(公民館含む 29,642点 28,977点
自動車図書館(ぶっくん) 10,757点 14,663点
全館合計 40,399点 43,640点


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★ 4面(3)
借出期間延長のお知らせ

10月1日(火)から10月8日(火)まで、蔵書点検期間として図書館は休館いたします。そのため、直前の2週間は特別に借出期間を3週間に延長いたします。この機会にたくさん
資料を借りて自宅でも「読書の秋」を楽しんでみてはいかがでしょうか。


借りた日 借出期間
9月15日まで 2週間
9月17日から
9月29日まで
3週間
10月9日から 2週間


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