> トップページ > 伊万里市民図書館について > 広報 としょかん通信 > 平成26年 新春・春号
・つながる図書館と変貌する公共図書館 ・~市民が支える図書館~ 図書館フレンズいまり主催事業 ・広がる家読(うちどく) 各地で行われているイベント ・国立国会図書館「デジタル化資料送信サービス」開始 ・毎月の利用状況 |
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つながる図書館と変貌する公共図書館 昨年、12月に長崎南高校の新聞部顧問の安井秀隆先生と部員4名が取材に来館し、つい先日、その新聞を持参されました。それには見開き両面に武雄と伊万里の図書館が特集されていたので紹介します。南高生の読書量は月1冊が46%で、図書館を利用しない生徒が8割と多く、現代の高校生の残念な状況を表しています。伊万里を取材して強く感じたことは、「公共図書館の役割は市民の知る権利の保障と、生活や仕事を豊かにする知識情報基盤(インフラ)の提供にある」とまとめています。また「ここがすごい」という欄では、児童やヤングコーナー、相談コーナーの充実など市民のための施設だと、うれしい評価をしています。 3月13日に図書館協議会を開きました。そこでは『本の雑誌4月号』の特集やちくま新書『つながる図書館』の第5章「武雄市図書館と伊万里市民図書館が選んだ道」での70ページに亘る特集が話題となりました。このことでも分かるように市民との協働の図書館として注目を集め、例年約300名来館する視察者が、今年度は全国から900名程ありました。その中から東京学芸大の学生である石橋さんの手紙を紹介しますと「市民との対話・協働の視点が随所に見られ、地域をとても大切にされていると強く印象に残りました。…見れば見るほど、知れば知るほど素敵な図書館でした。特に登り窯のお話の部屋がうらやまし過ぎます。」と書かれていました。 日経新聞の3月2日の「今を読み解く」欄に、慶応大学の糸賀雅児教授が「変貌する公共図書館」と題し執筆されています。書き出しには、同窓会で友人に会うと、若い頃は図書館に見向きもしなかった連中が「エッ、お前も図書館通いか」という話題で盛り上がったとあります。実はこれは都市部から農村まで全国で見られる光景で、その後、先ほど挙げた図書館関係の本が紹介されています。『知の広場』という本では、将来の図書館は世界中どこでも「屋根のある広場」になる以外に生き残る道はない。図書館は他者との出会いの場として、ソーシャル・キャピタル(社会資本)を豊かにする「第三の場」になりうるとしています。そのために「課題解決型」へシフトしている図書館の様子が述べられ、「しかし、全体から見れば、まだひと握りにすぎず、専門職の配置と養成が遅れており、知的インフラとしての図書館の充実が不可欠である」と結ばれています。私たちも司書としての専門性を高め、市民のためになる図書館を目指すことを再確認しました。(館長) ▼もどる |
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~市民が支える図書館~ 図書館フレンズいまり主催事業 このような「市民との協働による取り組みが伊万里市民図書館の大きな特徴です。図書館界で注目され、全国各地から視察に来られています。 ・『新春かるた会』 平成26年1月11日 新年が明けて、図書館の最初のイベントはかるた大会でした。年齢や学年で分かれて、それぞれ気に入ったカルタを選んで対戦しました。終了後、手作りノレイがプレゼントされました。 ・『ぜんざい会』 平成26年2月23日 平成6年2月、図書館の起工式でぜんざいが振る舞われた時から20回目となるぜんざい会が開催されました。今回も300杯分が来館者に配られて、いすの木合唱団の歌声と合わせて、お腹も心も満たされました。 ▼もどる ひなまつり会 3月6日 伊万里保育園の園児が図書館のひな飾りを見に来てくれました。ひな人形の説明や紙芝居を聞いた後、『♪うれしいひなまつり』の曲に合わせて踊ってくれました。今後もこのような取り組みを企画します。ぜひ市民図書館へお出でください。 ▼もどる |
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広がる家読(うちどく) 各地で行われている家読のイベント ・12月8日(日) 波多津町家読フェスティバル 波多津東幼稚園を会場に、絵本を多く読む取り組みの発表や、影絵劇『スイミー』の鑑賞が行われました。 ・2月16日(日) 松浦町家読フェスティバル 各団体で取り組む家読の発表や、武雄市立御船が丘小学校で家読に取り組んでいる中島進先生の講演会が行われました。 ・3月2日(日) 黒川町「家読のすすめ」発表会 多読者賞や黒川小学校の図書館リニューアル、K☆JR(黒川ジュニアリーダーズ)の活動の紹介が行われました。 基調講演では子ども司書講座の取り組みを、武雄市図書館の館長がお話されました。 ・3月2日(日) 第一回 大坪地区家読フェスティバル 今年度は大坪地区で初めての家読フェスティバルが大坪公民館で開催されました。次々と登場する物語の世界に130名の観客は引き込まれていきました。 ①松浦町読み聞かせグループ「おはなしとっくん」 紙巻芝居『じごくのそうべい』 ②大坪小学校読み語りボランティア「おはなしや」 タペストリー絵本『せかいいちおおきなうち』 ③大坪保育園 年長組園児 創作パフォーマンス『はらぺこあおむし』 ④大坪小学校 中原真平校長先生 講話『読書のとりくみについて』 ⑤伊万里市民図書館 家読おすすめ絵本の紹介 ⑥大坪地区での家読のとりくみについて ▼もどる |
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国立国会図書館「デジタル化資料送信サービス」開始 ●『デジタル化資料送信サービス』とは? 「デジタル化資料送信サービス」(送信サービス)は、国立国会図書館でデジタル化した図書や雑誌のうち、絶版になるなどして現在手に入らない資料について、国立国会図書館の承認を受けた全国各地の公共図書館や大学図書館などで、インターネットを通じて見ることができるサービスです。市民図書館も今年2月に承認を受けて、送信サービスを開始しました。 (佐賀県内では伊万里市民図書館と県立図書館、佐賀市立図書館の3館で始まっています) ●見ることができる図書・雑誌など 国立国会図書館がデジタル化した資料のうち、送信サービスを利用して見られるものは、図書・古典籍・雑誌・博士論文の4種類で合計約131万点(平成26年1月時点)です。 なお、インターネット上に公開されているものは、自宅などでも「国立国会図書館デジタルコレクション」にアクセスして本文画像を見ることができます。 ●利用について ①伊万里市民図書館の利用者カードをお持ちの方ならば、どなたでも利用できます。 ②送信サービスを利用できるパソコンは「ITステーション」の4台のみです。 他のパソコン(持ち込みのパソコンなど)では利用できません。 ③職員にお申し出いただければ、画像を印刷することもできます。 (有料:コピーと同額) ▼もどる |
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毎月の利用状況 (平成25年10月~26年1月分)
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