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としょかん通信 平成26年 初夏号



・図書館振興月間の話題アラカルト・・・
・平成23年度活動報告 一年間の貸出は509,641点
・4月30日は図書館記念日
    一日図書館長を体験して  
    保育園児が一日図書館員でお手伝い

★ 1面
図書館振興月間の話題アラカルト・・・

 5月は図書館振興の月です。『図書館をもっと身近に、暮らしのなかに』のスローガンのもと、4月30日に図書館記念日のイベントとして「一日図書館長」と「こども図書館員」を任命しました。図書館の庭で毎月草刈りボランティアを行っている古伊万里ライオンズクラブの益丸武久会長を一日図書館長に任命し、今回のこども図書館員となる伊万里保育園の園児59人に任命書を手渡していただきました。そのあと園児たちは、慣れない手つきで、友達の借りた本のバーコードを機械でなぞりながら貸出体験をしました。園児たちの活躍の様子と一日図書館長の感想は4ページでご紹介していますので、ぜひご覧ください。 
 この少し前の4月23日、東京の代々木で、黒川小学校と伊万里市民図書館が、子どもの読書活動の優秀実践校/図書館として、文部科学大臣表彰を受けました。黒川小学校では、家読のモデル校として読書が活発化したことや学校図書室のリニューアルなどが評価され、市民図書館では、「九州うちどくネットワークフォーラムin伊万里」の開催や家読の拠点として地域や学校との連携などが認められたものです。市民図書館は平成14年以来2度目の受賞になりますが、常々図書館を支える市民やボランティアの力なくしてはあり得なかったでしょう。
 5月10日に行われた図書館フレンズ総会では、新代表に橋口京子さん、副代表に井手淑子さんと鈴山幸子さんを始めとして、新役員が選出されました。その後、犬塚まゆみ前館長の講演と感想を述べ合うワールドカフェが開かれました。
 講演では、「図書館フレンズいまりと図書館との役割を初心に還って」と題し、フレンズの前身である「図書館づくりをすすめる会」のことから「市民との協働の図書館づくりにかかわった諸先輩のお蔭で今日がある」と語られました。
 犬塚さんは、さらに「立ち止まらないで歩こう、図書館という森を育てていこう」と図書館の使い方に関する学習会を提案。「どのような図書館がよいかを考えるのは市民であり、図書館を日々使い、図書館の今と明日に目を注ぎ、守り育てていくのも市民です。そのためにも図書館の働きを理解し、身に付け、人に語ることができる『図書館フレンズ人(じん)』になりたいものです。」と結ばれました。 (館長)


★ 2・3面
平成25年度活動報告 統計の詳細

一年間の貸出は509,641点
☆市民1人あたり18,372円を還元
 
貸出点数×図書の平均単価
509,641冊×2,278円
=11億6,096万2千円
市民 図書館の経費÷伊万里市の人口
111,935千円÷57,096人
=1,961円(市民1人あたり)
貸出サービス 税金
図書館の1年間の経費
111,935千円
図書館 市役所
図書館費
 
図書館の貸出資料の合計額÷伊万里市の人口-経費=市民1人あたりの還元額
11億6,096万2千円÷57,096人-1,961円=18,372円
 
※市民が借りた資料を全て購入したと想定して計算しています。





☆蔵書点数 382,912点
一般書 244,547冊
児童書 70,992冊
雑誌 21,863冊
視聴覚資料 10,160点
ぶっくん 31,052冊
黒川公民館 3,769冊
松浦公民館 529冊





☆予約・リクエスト 9,780件
・図書 8,594件
・雑誌 269件
・視聴覚資料 222件
 (うちインターネット・
   資料検索用端末・
   携帯電話からの予約) 
6,209件
・リクエスト(未所蔵分) 695件





☆レファレンス(相談・参考業務) 17,802件
・利用案内 6,708件
・所在調査 10,459件
・事実調査 558件
・文献調査 77件





☆集会文化活動
図書館主催事業及び共催活動 (142回)3,545人
展示コーナー 232日間
上映会 (19回)251人
図書館☆(ほし)まつり (2日間)4,000人





☆子どもの読書推進活動
0歳~3ヶ月(赤ちゃん) ・ブックスタート 12回  548人
3ヶ月~2歳(乳児) ・おはなし012  84回  1,402人
2歳~6歳(幼児) ・土曜おはなし会 45回  1,317人
・ぶっくんおはなし会 25ステーション  505回
6歳~12歳(小学生) ・学校・保育園来館 77回  1,357人
12歳~15歳(中学生) ・職場体験 8回  15人
15歳~18歳(高校生) ・インターンシップ 3回  5人





☆伊万里市民図書館の望ましい基準値(目標値)との比較
1.施設 目標値 平成25年度
実績
達成率 前年度 比較
 図書館数 1館 1館 100% 100%
 自動車図書館数 2台 2台 100% 100%
2.職員
 職員数(内司書数)(注1) 6人(6人) 5人(3人) 50.0% 66.7%
 嘱託職員数(内司書数)(注1) 8人(8人) 8人(8人) 100% 100%
 臨時職員数(内司書数)(注1) 3人(3人) 4人(1人) 33.3% 33.3%
3.資料
 資料購入費 30,000千円 18,287千円 61.0% 50.9%
 蔵書点数(注2) 350,000点 382,912点 109.4% 106.9%
 図書年間購入冊数(注3) 15,725冊 9,672冊 61.5% 57.0%
 雑誌年間購入冊数 250タイトル 162タイトル 64.8% 68.0%
 新聞年間購入種数 15紙 9紙 60.0% 53.3%
 視聴覚資料年間購入点数 550点 227点 41.3.% 18.4%
 新規図書冊数比(注4) 11.30% 9.67% 85.6% 79.3%
4.提供
 登録率 78.0% 68.0% 87.2% 84.4%
 貸出資料数 550,000点 509,641点 92.7% 93.7%
 貸出密度(注5) 9.17点 8.93点 97.4% 97.9%
 予約受付件数 9,000件 9,010件 100.1% 100.9%
 参考業務 (レファレンス)
 受付件数
15,100件 17,802件 117.9% 115.1%
 団体貸出冊数 60,000冊 139,821冊 233.0% 235.6%
(注1):達成率は司書数
(注2):蔵書点数には、雑誌、視聴覚資料、寄贈本を含む
(注3):図書のみ
(注4):年間購入冊数の開架冊数に占める割合(1階開架冊数を10万冊とする)
(注5):人口1人当たりの貸出点数

☆「図書館の望ましい基準」とは、伊万里市民図書館協議会において答申された
伊万里市民図書館のサービスの目標です。


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★ 4面
4月30日は図書館記念日

一日図書館長を体験して】

 古伊万里ライオンズクラブ会長の益丸武久さんに、一日図書館長を体験していただきました。その感想をご紹介します

 今回、第1回目の一日図書館長として任命を受けました。図書館記念日のイベントで伊万里保育園の可愛い子どもたちに「こども図書館員」の任命書を手渡し「頑張ってください」と声をかけると、目を輝かせながら楽しそうに本の貸出をしていました。これを機に本を好きになり、図書館へ行くようになってくれればと思います。
 この後、古瀬館長から図書館の概要について説明を受け、館内を案内してもらいました。3階の書庫に多くの資料が保存されているのには驚きました。
 また、新しい図書館サービスとして、国立国会図書館のデジタル化資料の送信サービスを使いインターネットで資料が見られた事と、歴史的音源で大隈重信の肉声を聞くことができ、感激しました。図書館は本を借りるだけでなく、いろんなサービス機能があることを体験でき、有意義な一日でした。 (益丸 武久)

  


保育園児が一日図書館員でお手伝い】

 昭和25年のこの日、画期的な文化立法である図書館法が制定され、日本の図書館活動は新しく生まれ変わりました。これを記念し、日本図書館協会が「図書館記念日」を制定しました。
 市民図書館では、伊万里保育園の年長組と年中組59名を招き、「こども図書館員」に任命しました。一日図書館長から任命書を受け取り、紙製の任命メダルを首にかけてもらった園児たちは、ちょっぴりドキドキしながらも、バーコードリーダーを手に「ピッ」と本の貸出業務を体験。みんな楽しく、上手にお手伝いしてくれました。


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