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平成26年秋号(第181号)

・安心・安全で高機能な図書館を
・夏休み特集  子ども図書館員講座
・夏休み特集  リサイクル工作教室
          佐藤凉子さん講演会
           『平和を願って』 12回目の朗読会
・蔵書点検および特別整理により休館いたします
・「ルーラル電子図書館」を導入しました!
・図書館員おすすめの本
・利用状況(6・7月分)

★ 1面
安心・安全で高機能な図書館を

 第3回の一日図書館長を体験された、渕上康児さんの感想をご紹介します。



 8月12日、私は一日図書館長の委嘱を受け、市民図書館が持つ役割について館長から説明された後、担当者から館内の説明を受けました。そこで知ったことは、職員は利用者に使いやすい図書館づくりを常に考え、それを実践しているという事でした。
 また、この図書館では館内の施設を利用し活動しているボランティア団体の存在が非常に大きく、まさに図書館の価値の一部になっていると思いました。
 体験中、書庫の中に年代物の16mmフィルムを新たに発見。15年ぐらい前に教育委員会の協力でフィルムをVTRに変換しアイテレビで放送したことがありますが、この時大きな反響があったのを覚えています。この新たな16mmフィルムを是非ファイル化し、放送を通じて伊万里市民に見てもらいたいと思います。
 早いもので市民図書館は来年の7月で20周年を迎えますが、建設時の目標「伊万里を作り 市民とともにそだつ 市民の図書館」は今も活かされていると感じました。当時は建設前の構想から完成まで市民の声が反映された図書館として全国でも有名になり、市民の一人として自慢に思ったことを覚えています。そして今でも全国から多くの視察が続いていると聞きました。
 全国からの視察で思ったのが、隣接する武雄市におよそ1年前にオープンした武雄市図書館でした。新しい形の図書館として注目を集めているようですが、運営方法や図書館が持つ価値には賛否両論があることも事実です。
 これからも高機能・個人情報の取り扱いなどの安心・安全が保たれる市民図書館であり続けることを願い、一日図書館長の体験を終わりました。
 最後に関係者の皆様、良い体験をさせてもらい本当にありがとうございました。

   伊万里ケーブルテレビジョン株式会社    代表取締役 渕上 康児

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★ 2面
★夏休み特集★
子ども図書館員講座


 夏休みにはいったばかりの7月22日(火)・7月23日(水)に、「子ども図書館員講座」を開催しました。毎年恒例のこの講座に、今年は市内各地から小学生15名が参加し、2日間を通して6つの講座を受講しました。
 今年のポイントとなる講座は、「壁新聞をつくろう!」です。講座「地域の事を知ろう!(伊万里まちなか探検)のあと、取材したことを壁新聞にまとめるというものです。佐賀新聞社伊万里支局の岳英樹記者を講師に迎え、新聞づくりのプロから直接アドバイスを受けられるまたとない機会に、子どもたちもわくわく。
 まずは取材からです。伊万里神社やからくり時計・万里音(まりおん)、陶器商家資料館など、市内の名所を歩きながら、伊万里観光ボランティアガイドの会の高森保さんに分かり易く説明してもらいました。その説明を聞き逃すまいと、子どもたちは真剣に耳を傾け、鉛筆を持ちメモをとります。その後、図書館に戻って、見たり聞いたりしたことを壁新聞にまとめました。
 講師に新聞づくりの基本を教えてもらい、見出しの決め方・書き方などのコツを伝授してもらいながら記事を書き進めました。最初はなかなかうまくまとまらない様子も見られましたが、約2時間後には個性あふれる壁新聞が完成しました。


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★ 3面
★夏休み特集★
リサイクル工作教室


 7月25日(金)、小学校1年生から4年生を対象に、リサイクル工作教室を行いました。トイレットペーパーの芯や牛乳パック、フェルトの端切れを使っての工作に、30人の児童が参加しました。
 カッターや針を持つのが初めてという子どもや型紙どおりに切るのが苦手という子もいましたが、保護者や図書館員の手助けもあり、思い思いの楽しい作品が完成しました。


佐藤凉子さん講演会

 7月29日(火)、子どもと読書のコーディネーターとして、またストーリーテラーとして活躍中の佐藤凉子さんによる講演会を開催しました。子どもの読書に関わるたくさんの人に聞いてほしいと行ったもので、市内の学校図書館事務職員の研修会を兼ねて行いました。
 演題は「子どもたちと読書に関わる仕事-その楽しみと役割・可能性」。公共図書館で司書として働いていた経験や、ボランティアとして本の読み語りやブックトークをされている実践をもとに、子どもの読書に関する熱い想いが伝わってくるホットな講演会となりました。



『平和を願って』 12回目の朗読会

 対面朗読ボランティア「草ひばり」は、8月9日(土)午後、図書館の洋会議室で「平和を願って」と題する12回目の朗読会を開きました。
 今回は二部形式で、第一部は「心に秘めていた戦争の話」から、身近な人を亡くした空襲の恐怖、配給でやっと手に入れた靴を盗られた悲しみ、いつも空腹だった思い出などの作文と、絵本作家 田島征三氏の随筆を朗読。第二部はメンバー2名による体験談で、一人は疎開先の千葉から見た東京大空襲の真っ赤な夜空の記憶を、もう一人は浦ノ崎の軍需工場(川南造船所)近くでグラマン戦闘機の機銃掃射を受けた幼い日の事を語りました。七十年近く経っても「強風で鳴る電線の音」や「打ち上げ花火の音」を聞くのは嫌だという言葉は、戦争による心の傷が今なお深いことを訴えかけていました。最後は、ある母親が北朝鮮からの引き揚げ体験を綴った「コスモスの記」を紙芝居風にして語りました。
 平和を願うこの朗読会に、来年はさらにたくさんの方に聞きに来ていただけますように。

対面朗読ボランティア 草ひばり   吉永 節子


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★ 4面(1)
9月30日(火)から10月9日(木)まで
    蔵書点検および特別整理により休館いたします

 図書館では約38万6千点の資料を所蔵していますが、資料の状況を把握するために毎年蔵書の点検作業を行っています。今年も蔵書点検と書架整理などを上記の期間に行います。
 なお、この期間は資料の貸出・予約や資料に関するお問い合わせには対応できない場合がございますので、どうぞご了承ください。

 ■図書や雑誌の返却は駐車場側と子ども玄関横の2ヶ所に設置している「本のポスト」をご利用ください。なお、CDやDVDなどの視聴覚資料は破損するおそれがありますので、特別整理休館後に直接窓口へお持ちください。
 ■自動車図書館「ぶっくん」は期間中も巡回いたします。

みなさんには大変ご迷惑をおかけいたしますが、ご理解とご協力をお願いいたします。

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★ 4面(2)
「ルーラル電子図書館」を導入しました!

 
図書館のデータベースに、新しく農業専門の「ルーラル電子図書館」が加わりました。農業経営や生産、販売などについて最新の役立つ情報が入手できます。ぜひご活用ください。

■使える豊富なコンテンツ
  ・病害虫の防除、農薬の情報
  ・農業専門誌『現代農業』バックナンバー
  ・『農業技術体系』、『食品加工総覧』  ほか多数。
  また、学校での調べ学習に使える情報もあります。

■お申込み・お問い合わせ:相談デスク

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★ 4面(3)
図書館員おすすめの本

『未来のだるまちゃんへ』  かこ さとし/著  文藝春秋

 かこさとしさんは「だるまちゃん」シリーズなど、500以上の作品を手がけてきた88歳の現役の絵本作家です。最近では『からすのぱんやさん』の続編が40年ぶりに出版されました。
 かこさんは軍人を志しますが、近視のためその夢はかなわず19歳で終戦を迎えます。やがて、サラリーマンと絵本作家という二足のわらじで創作活動を続け、47歳で絵本作家に専念します。
 幼少期からの自身を振り返りながら、作品との向き合い方や子どもたちとの係わりなどを綴った、初の自叙伝です。
(Y・O)

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★ 4面(4)
利用状況(平成26年6月・7月)

伊万里市民図書館
利用点数(月別)
6月
(開館:24日)
 7月
(開館:26日)
市民図書館(公民館含む) 30,978点 31,703点
自動車図書館(ぶっくん) 15,121点 12,966点
全館合計 46,099点 44,669点

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