> トップページ > 伊万里市民図書館について > 広報 としょかん通信 > 平成27年新春号
・20周年へ向けてフル・スロットル! ・一日図書館長を務めて ・新春かるた会 ・子どもたちに歌の心を伝えたい ・市制60周年記念事業 家読推進講演会 ・図書館図書館めばえの日 ぜんざい会 ・エンジョイ!図書館~私の図書館利用法~ ・図書館員おすすめの本 ・利用状況(10・11月分) |
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20周年に向けてフル・スロットル! 新年おめでとうございます。昨年は総選挙で明け暮れた年でしたが、年末には「はやぶさ2」が6年間の宇宙の旅に出発し、さらに日本人3人がノーベル賞を受賞するというビッグニュースで、日本中が沸きました。 市民図書館では、4月に子どもの読書推進で文部科学大臣賞を受賞し、10月の第100回図書館大会で全国を代表し「図書館フレンズいまり」が感謝状を受賞、さらに市制60周年の記念式典があった文化の日には、貸出冊数1千万冊を達成することができました。 家読を県内へ広げるため、12月13日、多久市で「第2回佐賀うちどくフェスティバルin多久」を開き、オープニングの「音楽と絵本で綴る家読の世界」に続いて、佐賀うちどくネットワークの代表 塚部市長が挨拶、続いて多久市の横尾市長が歓迎の言葉を述べました。また、大震災の被災地である女川町の図書館復興の取組みを「被災地の子どもの心を支える本の力」と題し、ボランティアの協力を得てたった一人で図書室を復興した元木幸市 社会教育指導員が基調講演を行い、多久市中央小学校の図書館担当と伊万里市松浦町の家読推進委員の森俊介さん、川内弘子さん、永田惠子さんの体験発表などがありました。 市内では11月16日に波多津町の家読フェスティバルが波多津東小学校で開かれ、群読祭りでは全校児童による「詩のボクシング」で大盛り上がりでした。 これから2月の日曜ごとに8日は大坪町、15日は松浦町、3月1日は黒川町と家読大会が開催されます。 また、2月14日(土)には市民図書館で、埼玉県三郷市の星健次郎 教育委員会学校教育部長を招いて「家読推進講演会」を開催する予定です。三郷市は家読の副読 本を作成し、学校をあげて推進しているところです。 さて今年は、図書館開館20周年の記念の年に当たります。市民図書館が、積極的な活動により全国の注目を集めていることを、市民の皆さんがどれほどご存知でしょうか。この節目の年に、みなさんの図書館として、一人でも多くの方に足を運んでいただくためPRを展開し、図書館に来てよかったといわれるサービスに努めますので、今年も変わらぬご支援をお願いいたします。 (館長) ▼もどる |
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一日図書館長をつとめて 第4回の一日図書館長を体験された、川原フジエさんの感想をご紹介します。 昨年12月17日(水)に一日図書館長を委嘱されました。まず辞令を交付された後、図書館の概要の説明を受け、窓口業務を体験したり、館内の案内をしてもらいました。 まず気づいたのは、現在の図書館は昔と違い、図書の利用のみならず、多目的ホール、児童を対象にした「子ども開架室」、軽食コーナーなど、現代に即応した施設と内容になっていることでした。図書も子ども、ヤング、成人向けなどに区分され、さらに細かく分かりやすく整理してありました。映画を上映できる施設も完備され、他にも「伊万里学研究室」や「伊万里学コーナー」が設けてあり、そこには1万冊近い本が揃えられていました。 中でも特に驚かされたのは、古布を利用して作った一冊の絵本です。表紙はもちろん、一文字一文字が刺繍でできていて、作った人の思いが伝わってきました。 「子ども開架室」も、これから大事な空間だと思います。親と子どもの関わり合いはもとより、読み聞かせ、町の歴史、市内の名所や名産についてなど、各コーナーでそれぞれの分野について共に勉強できる新しい試みだと思いました。 昨年11月には、本の貸出1千万冊を達成されたそうです。図書館職員の方やボランティア「図書館フレンズいまり」の方々による日々の努力に対し敬意を表したいと思います。昨年「第100回全国図書館大会」の折に、図書館フレンズいまりに地元の図書館で功績のあった団体として感謝状が贈呈されたと聞き、一市民として拍手を贈りたい気持ちになりました。今は、確かに活字離れの時代と言われています。今後、デジタル化やITを利用した新しい図書館づくりを模索しながら、「伊万里をつくり 市民とともにそだつ 市民の図書館」を目指して頑張ってください。 伊万里市男女協働参画懇話会「いまりプラザ」 会長 川 原 フジエ ▼もどる |
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新春かるた会 1月18日(日)、図書館ホールで毎年恒例の「新春かるた会」が、図書館フレンズいまりの主催で開催されました。会場には子ども35名に加え、大人も含め50名ほどの参加者が集まりました。用意されていたのは、「伊万里観光かるた」や百人一首など、約20種類のカルタです。 塚部市長による挨拶のあと、参加者は年齢別のグループに分かれていざ対戦。みんな目の前に並んだカルタを見つめ、集中力を発揮して札を取っていきます。会場を訪れていた森教育長も読み手として参加しました。合わせて百人一首が和室で行われ、小学生から大人までが白熱した戦いを繰り広げました。 この日は「佐賀県親と子の読書会」のメンバーもかけつけ、結果発表までの間に「上から読んでも下から読んでも同じことば」など参加型のことば遊びをみんなで楽しみました。 最後に入賞者にはメダルが贈られました。加えて全員に参加賞が手渡され、みんなで 健闘をたたえ合いました。「練習して、また来年も来るね!」という参加者からの声も聞 かれ、和気あいあいとした雰囲気のかるた会となりました。 ▼もどる |
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子どもたちに歌の心を伝えたい 「いすの木合唱団」は、教科書から消えていく唱歌や童謡を伝えていきたいと発足した図書館専属の合唱団です。平成13年から図書館での様々なイベントで美しい歌声を響かせています。 そんな合唱団の皆さんが、次の世代にも美しい日本語を届けたいと、毎月第3木曜日(午前11時20分頃から10分程度)に子ども開架室で歌われることになりました。毎週木曜日の午前中は、乳幼児向けの「おはなし012」を2回行っていますが、そこに集まるお母さんと赤ちゃんにも、美しい日本語で楽しい歌を知ってほしいという思いが込められています。 聞けば口ずさめるような誰もが知っている童謡を集めたミニコンサート。ぜひ、みなさんも童心に返って楽しんでみてください。 市制60周年記念事業 家読推進講演会 日時:2月14日(土)13:30~16:00 会場:伊万里市民図書館 ホール ≪基調講演≫ 講師:星 健次郎 氏 埼玉県三郷市 教育委員会学校教育部 部長) 演題:「三郷市における家読の推進と広がりについて」 ≪プログラム≫ 1. 合 唱 家読テーマソング 『こころつないで-read and talk-』 出演:伊万里少年少女合唱団 2. 読み語り 布タペストリー絵本『三びきのこぶた』 出演:大坪小学校ボランティア「おはなしや」 3.式 典 「うちどく川柳コンテスト」表彰式… 優秀作品(6句)発表 4.基調講演 講師:星 健次郎氏 主催:伊万里市民図書館 後援:佐賀うちどくネットワーク 図書館フレンズいまり主催 図書館めばえの日 ぜんざい会 平成6年2月26日、現在の図書館の起工式が行われました。この時、図書館の完成を心待ちにしていた大勢の市民と関係者が集い、手作りのぜんざいでお祝いをしたのが「図書館めばえの日」の始まりです。今年も図書館フレンズいまりから来館者へぜんざいがふるまわれます。当日はいすの木合唱団によるコンサートと古本市も開催されますので、皆さんぜひお出かけください。 日時:2月22日(日)11:00から(先着300名分) 場所:市民図書館 ホール *古本市は10:00~14:00に開催 ▼もどる |
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エンジョイ!図書館~私の図書館利用法~ よく来館されている方から、日頃の図書館の利用法や楽しみ方についてお話しをうかがいました。 『時代小説に見る生き様』 大川大川内町 田中和登さん 私は福岡の食品会社に勤めていましたが、会議や接待等が多く、忙しさにかまけて自分の健康が後回しになっていました。そんなとき検診で病変が見つかり、人生観が変わる転機となり退職しました。時間的なゆとりが出来たので、友人に勧められ久しぶりに市民図書館へ行くと、好きな本が山ほどあります。 特に同年代の作家・葉室麟には、葉隠武士の夫婦の数奇な絆を描いた「いのちなりけり」やその続編で二人が赤穂浪士の討ち入りに巻き込まれる「花や散るらん」、「秋月記」等々があり、片端から読破しました。日ごろは妻と二人で野菜を作ったりして、文字通り晴耕雨読の暮らしを謳歌していますが、我々が忘れかけた日本人の生き様を示唆してくれる時代小説に嵌っています。そのため図書館に行くのが楽しみで、その雰囲気や本の匂いにホッとしています。 ▼もどる |
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図書館員おすすめの本 『幕末・維新 長州傑士列伝』 一坂 太郎/監修 (平凡社) 今年の大河ドラマ「花燃ゆ」は、吉田松陰や幕末に活動した長州の多くの傑士が登場します。 この本では、その吉田松陰の松下村塾で学んだ門下生や、長州藩士などが遺した自筆の書簡や詩書が掲載され、その人物像について解説しています。 「書とは人となりをあらわす」ともいわれます。 書の筆跡や文体から、書き手の当時の気持ちや性格が伝わってくるのかもしれません。 遺墨や遺文を鑑賞し、時代背景を知るとともに、傑士たちの素顔を想像してみてはいかがでしょうか。 (H・Y) ▼もどる |
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利用状況(平成26年10月・11月)
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