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No.338 平成17年8月


『僕の人生全て売ります』 『腕貫探偵』
ジョン・フレイヤー/著
ブルース・インターアクションズ


 人生をリセットするため、著者は自分の持ち物すべてをネット・オークションで売ることにした。ソラマメ形の灰皿や横山やすしのキーホルダー、ハリソン・フォードの帽子などなど。オークションにかけられた商品一点一点に、カラー写真と、思い入れたっぷりの紹介文が載せられており、彼の持ち物はあっという間に世界中に売れていく。そして、彼はかつての持ち物の新しい住処を訪ねる旅に出た。オークションが進むほどにモノとモノ、人と人がつながっていき、感動すらおぼえる一冊だ。

 (R.K)
西澤保彦/著 実業之日本社

 大学の構内や病院の片隅など、思いがけない場所に突然現れた「市民サーヴィス課出張所」。座っているのは、今どきあまり見かけない真っ黒な腕貫をした無表情な職員。「日ごろのご意見ご要望、何でもお聞かせください。個人的なお悩みもお気軽にどうぞ」そんな張り紙にひかれ、窓口を訪ねる人たちの悩みの数々、詐欺、失踪、殺人…?そんな事件を、彼はどうやって解決していくのか。謎の腕貫探偵を巡るミステリー連作短編集です。

 (Y.K)
『HAPPY NEWS』 『犬はどこだ』
(社)日本新聞協会+HAPPY NEWS実行委員会/著
マガジンハウス


 毎日のように事件や事故、災害など暗いニュースが新聞紙面をにぎあわせています。そんな中で、日本新聞協会は、新聞を読みながらついほほえんでしまう、そんな2004年のハッピーなニュースの応募をしました。その一部をスクラップしたのがこの本です。あなたをハッピーにしてくれる記事がいっぱいです。

 (A.I)
米澤 穂信/著 東京創元社

 犬探し専門(希望)、25歳の探偵紺屋(こうや)の所に、事務所開業初日から難しい事件の依頼が舞い込んだ。失踪人捜しと古文書の解読。だが調査を進めるうち、二つの事件は奇妙にリンクしていく。さらにその蔭には、インターネット上の或るサイトをめぐる、陰湿なトラブルが隠れていた。はたして、探偵は無事二つの難事件を解決できるのか。

 (M.H)
『カロリーゼロの健康食!寒天スピードダイエット』 『ツチヤの口車』
カンテン研究会/編  双葉社

 最近ダイエット食品として注目されている寒天ですが、なぜ寒天でやせることができるのでしょうか?この本にはそんな疑問や、寒天ダイエットの仕方などが載っています。また、簡単な寒天を使った料理やスイーツなども多く紹介されていますので、皆さんもこれを見ていろいろな寒天料理に挑戦してみてはいかがですか。

 (M.A)
土屋賢二/著 文藝春秋

 「われ笑う、ゆえにわれあり」などの作品で人気がある土屋さんのエッセイ集です。著者はお茶の水女子大学の教授で哲学の先生、さらには忙しい学部長なのです。日頃学校では女学生・女性の教授、家庭では奥さんと女性に囲まれて暮らしている内に、著者は独特の女性観・処世術を身につけています。そんな文章を読み進むなかで、男性も女性もニヤリとする事間違いなしの一冊です。ぜひ、手にとってみてください。

 (K.K)








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