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No.358 平成18年6月
『東京バンドワゴン』 『夢はトリノをかけめぐる』
小路幸也/著   集英社

 東京の下町で明治から続く古書店「東京バンドワゴン」。
 春には、店に朝出現し、夕方に姿を消す百科事典の謎が、夏には、店の周囲に出没するストーカーの謎が、さらに、秋にも冬にも…一家の周りには様々な謎が提示されます。その謎を解くために奔走する風変わりな四世代の大家族。支え合いや人情で解決へと導きます。
 下町情緒あふれるホームドラマです

 (R・K)
東野圭吾/著  光文社

 日本ではオリンピックでも、夏季大会より冬季五輪の方が注目度は低い。競技の知名度も低いし、メダルの獲得数も少ない。当然競技人口も少ない。それなのに何故、日本人は様々な種目にエントリーするのか。日本人にとって冬季五輪とは何なのか。その答えを捜し求めて著者は直木賞受賞のパーティーの翌日に、怒涛のトリノオリンピック観戦に赴いた。
 ウインタースポーツ好きの著者とその愛猫が語る、トリノオリンピック珍道中記。

 (M・H)
『早稲田古本屋日録』 『まっすぐな線が引ければ字はうまくなる』
向井透史/著   右文書院

 古書店を営む著者が古本を通して出会った人と交わした何気ない会話。目を見張る大事件を語るのではなく、日々に起こった出来事を読んでいて感じるのんびりとした時間は、お気に入りの場所で過ごしているような心地よさがあります。
 「お金が降って来ないかなぁ」というお客の何気ない発言を読んで著者と同じ思いで頷いてしまう、そんな普通で暖かい内容です。頭の中に自分好みの古書店を思い浮かべながら読んでみるとより一層のんびりとした時間に浸れるかもしれません。

 (N・Y)
高宮暉峰/著  日本実業出版社

 色々な本を読んで練習してみても、字が上達しないという方におすすめの1冊です。この本ではきれいな字を書く前に、まっすぐな線を引く練習から始まりますので、初めての方でも簡単に取り組めます。
 まっすぐな線と文字のバランスを身につけ、小指や肘を使いながら字を書けるようになると、すぐに上達することができます。
 字がうまくなるのに、遅すぎると言うことはないと、著者は言ってますので、どうぞお試しください。

 (K・S)
『エラいところに嫁いでしまった!』 『人間魚雷 回天』
槇村君子/著   新潮社

 人生にはいくつかの転機が訪れるものです。特に、女性には今までとは全く違う生活となる『結婚』という大きな転機があります。  雑誌ライターである著者は、ごく普通の恋愛をし、ごく普通の男性と結婚をしたつもりだったのですが、彼の実家は蔵の建つ旧家だったのです。挨拶回りの嫁菓子、体育館半分ほどの広さがある墓、食事ひとつとっても全く違う異文化生活に困惑しながらも、元気に明るく長男の嫁をやっています。痛快な文章に第2弾を期待してしまう一冊です。

 (K・K)
ザメディアジョン 

 第二次世界大戦末期に日本で生まれた先方神風特攻。
 空から我が身を犠牲にしたこの戦法は今も多くの人により語られて沢山の人が知るところですが海にも特攻隊が存在していたのはご存じでしょうか。
 優秀な魚雷を作り上げた日本が生み出した特攻兵器「回天」です。
 写真資料を使って振り返る、忘れてはいけない歴史の本です。

 (N・Y)

 





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