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No.373 平成19年1月
『トリックスターから、空へ』 『甲子園賛歌』
太田光/著  楓書房

 テレビやラジオで時には辛口な一面を見せる、自称「色物」の著者。
 過去の思い出や日常の生活の一場面のこと、そして、憲法第九条や戦争責任についてなど、幅広いジャンルにわたり彼独特の切り口で語っています。
 『遠い未来の人が「大好きな時代」と呼ぶ時代に生きた人になりたい』という著者が、現在の日本、そして世界に、この本で彩りを添えています。

 (R・K)
石井直樹/著 幻冬社ルネッサンス

 甲子園の歴史は高校野球に限っても百年近くになることをご存知でしょうか。毎年全力でプレーする球児達に胸を熱くさせて応援している方もいらっしゃると思います。
  「甲子園賛歌」はその歴史のなかで甲子園と社会がどう関係して行ったのかについて記されています。長い歴史の中で起こった出来事、培われてきた伝統等甲子園の様々な事が詰まっています。春の甲子園に向けた学校選抜も行われました。今年も始まった高校球児の応援の前にこの一冊で甲子園を深く知ってみてはいかがでしょうか。

 (N・Y)
『父・宮脇俊三への旅』 『「アメージング・グレース」物語』
宮脇灯子/著  グラフ社

 「時刻表2万キロ」などの著作でおなじみの紀行家宮脇俊三。
 彼はどうして中央公論社の常務取締役という安定した職を捨てて、作家の道を選んだのか。
 布団が好きで、布団でまどろみながら構想を練ったという、作家の日常生活とはどんなものだったのか。
 旅に携帯した娘たち手作りのマスコット、そして旅先の父から送られた絵葉書に見る、父親としての顔。隣人北杜夫との交流など、家族から見た父の姿が、素直な文章で綴られています。

 (M・H)
ジョン・ニュートン/著  彩流社

 アメリカ人に最も慕われている歌の1つに「アメージング・グレース」があります。日本でもドラマの主題歌やコマーシャルソングに使われたり、若くして亡くなった本田美奈子さんが歌っていたことで注目を集めました。この歌は最近でもよく耳にしますが、この歌を作ったのが誰なのか、どんな経緯があったのかはよく知られていません。       この本ではそんな「アメージング・グレース」の謎に迫ります。

 (K・S)
『植物診断室』 『ラジオは脳にきく』
星野智幸/著  文藝春秋

 あてのない散歩と植物ヒーリング療法に通うのが生甲斐の独身男・寛樹40歳。
 ある日、離婚して二人の子供を育てている女性に「夫でも父親でもない、大人の男性として子供に接する」という役割を依頼され…。
 家族との関り、夫婦や親子の在り方を問いかけてくる。
 第136回芥川賞候補作にもなった一冊。

 (T・Y)
板倉徹/著  東洋経済新報社

 テレビやパソコンなど視覚に頼りすぎた生活では、「脳」は萎縮してしまいます。便利すぎる生活が、現代人から「想像」する機会を失わせ、脳の機能低下、うつ病、認知症などをひきおこしていると言われています。そんな時代に、頭脳を鍛える生活習慣術を教えてくれるのが本書です。
 それは、ラジオを聴いたり、読書をすること。
 あなたも今日から実践してみませんか?

 (K・K)

 





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