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No.375 平成19年2月
『おへそ曲がりの贈り物』 『がばいばあちゃんスペシャル 
        かあちゃんに会いたい』
廣田尚久/著  講談社

 これは本当のお話しです。
 「私が死んだら、本当にお金が必要なところに遺産を寄付したいの。子どもたちの施設がいいな。だって将来があるじゃない」。著者が自称‘おへそ曲がり’の女性から依頼を受けたのは1997年の事。神奈川県内にある13ヶ所の児童養護施設を訪ね、遺言の準備が始まった。
 一方、国からの補助金が削減され、運営に苦慮する施設側にとっても、この申し出は大きな喜びとなった。
 そして2004年、彼女の贈り物は、子どもたちの自立を支援する大きな力となったのです。

 (M・H)
島田洋七/著  徳間書店

 あの、がばいばあちゃんの血をひくすごいかあちゃんとは一体・・・?
 『佐賀のがばいばあちゃん』の島田洋七さんが、今度はかあちゃんを描きました。
 女手一つで戦後の混乱を乗り越え、りっぱに子育てをしたかあちゃん。原爆投下後の広島で、身を粉にして働かざるを得ない、そんな時代。昭広少年にとってかあちゃんは、大好きで大好きで、そして自慢の存在でした。
 日本中のかあちゃんに捧げる、笑いと感動の一冊です。

 (Y・M)
『まいにち薔薇いろ 田辺聖子A to Z』 『読書会』
田辺聖子/他著  集英社

 現代作家を代表する田辺聖子。数々の作品と楽しい暮らしぶりをAからZまでのキーワードで紹介したガイドブックです。
 世代を超え多くの読者に支持されてきた田辺文学。人生の応援歌、生き生きと描かれる恋愛小説、そして生きることの楽しさ。あたたかい人柄の魅力がいっぱいです。

 (T・M)
山田正紀&恩田陸/著  徳間書店

 現在、活躍中の作家、山田正紀と恩田陸。両者とも幅広いジャンルの作品を書いています。
 そんな2人が、青春期に読んだファンタジーやSFを再度読み返し、お互いの意見を交換しています。「ゲド戦記」(U・K.ル=グィン/著)や「石の血脈」(半村良/著)など、名作と言われるものを読み、呑みながら語り明かすという、楽しげで有意義な読書会の様子をのぞいてみませんか。

 (R・K)
『鈍感力』 『樹のあるところに、住みたくなったから。』
渡辺淳一/著  講談社

 「鈍感」と「敏感」を比べると「敏感」の方が優れているように思われます。しかし、著者はこの世の中うまく生き抜くには、「鈍感力」が必要だと述べています。
 ぐっすり眠れる「睡眠力」、叱られてもへこたれない力、雑菌にも強い頑強な身体、国際化時代どこの国に行っても元気で生きていける「環境適応力」などを総合した「鈍感力」。
 其の十七までを読み進むうちに、新しい知恵を体得できる一冊となっています。

 (K・K)
渡辺葉/著  二見書房

 まるで絵に画いたような美しい緑に囲まれた町ポートランド。著者は忙しいニューヨークを離れ、ポートランドで「長い休暇」を取りました。その時体験したゆるやかな日々が綴られています。
 お気に入りの書店と図書館、ヴィンテージグッズのショップを巡る日々はまさにスローライフ。読んでいるだけでポートランドのスローで新鮮な生活が感じられる本です。この本で素敵な外国生活を体験してみませんか?

 (N・Y)

 





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