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No.378 平成19年4月
『ぼくらが惚れた時代小説』 『日本人が大切にしてきた大人のしきたり』
山本一力・縄田一男・児玉 清/著  朝日新聞社

 小説家・評論家・俳優が集まり、大好きな時代小説への思いを語りあった一冊です。
 昔は時代小説の巨匠が子ども向けに書いた作品で正義は勝つということを訴えてきました。大人になった今、それは幻想だと悟るかもしれません。しかし正しさを知る術になると縄田さんは語ります。心から愛した時代小説への思いがたっぷりです。

 (T・M)
柴田謙介/著  幻冬舎

日本古来のしきたりには、日々の暮らしを存分に楽しむ知恵と工夫が詰まっています。年賀状やひな祭、ご祝儀や墓参りなど、普段何気なく行っている風習には、さまざまな歴史や背景があるのです。
 本書は、人生を豊かに彩る数多くの工夫があふれています。近年失われつつある伝統をもう一度見直してみる機会になりそうな本です。

 (R・K)
『外国語として出会う日本語』 『ドラマデイズ』
小林ミナ/著  岩波書店

 普段何気なく使っている日本語。これは外国の人から見えれば分かり難かったり不可解に聞こえることも多いようです。外国の方に日本語について聞かれたとき、貴方は母国語について説明できますか?
 「何となく」や「こういうものだから」で片付けずに疑問を掘り下げている本ですが、難解な説明で書かれているものではありません。「母国語」について新たに学ぶ気持ちで読める本です。

 (N・Y)
吉野真理子/作  角川書店             
 OLをしながらシナリオライターになろうと決めてから5年目、遂に佳作に選ばれた!会社も辞め、ライターとして食べていくと決意したのだが、テレビ局の女プロデューサーに「甘いのよ」と一喝される…。辞めるに辞められなくなった会社では職場の立場が危うくなり、ライターの仕事は全く先が見えない。素敵な出会いもあったけど、仕事と恋愛の狭間で問題発生?
 28歳OLの、等身大お仕事ストーリーです。

 (S・S)
『ニュースがわからん!』 『優劣のかなたに』
朝日新聞社/編著  リヨン社

 私たちが日ごろ何気なく耳にしているニュース。はたして正しく理解できているのでしょうか。
 わかったつもりでも間違った認識をしていたり、わからないのに今更人には恥ずかしくて聞けなかったり…。
 本書では、フクロウが第一線で活躍している新聞記者に質問をするという形で、疑問や誤解を解決してくれます。
 難しい経済の話から、身近なスポーツの話まで項目ごとにわかれているので、まずは興味がある分野から気軽に読み始めてはみてはいかが?

 (Y・K)
刈谷夏子/著  筑摩書房

 「子どもというのは『身の程知らずの伸びたい人』のことだと思う」「悪い頭をおぎなう良い手段を持とう」「たくさんのむだをしなければ、やはり玉を拾うことはできない」・・・
 98歳で亡くなるまで国語の教師であり続けた大村はまさんの著作から選びぬかれた60の言葉。
 ことばを愛し、ことばを育て、ことばに対して誠実だった大村はまさんの人生が、教え子によって一冊の本となって甦りました。

 (K・K)

 





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