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No.385 平成19年7月
『業界別 肩書きの辞典』 『本格焼酎をまるごと楽しむ!』
大門コミュニケーション研究室/編  小学館

 社会に出ると必ずといっていいほどついてくる「肩書き」。しかし、最近は理解に苦しむようなカタカナの肩書きが増え、多様化しています。
 本書には、業界別にそれぞれの肩書きが説明されています。すべての業界関係者に取材をして書かれたということもあり、とても分かりやすく、「社員」と「従業員」の違い、「ケアマネージャー」「介護福祉士」「ヘルパー」の役割の違いなどが解説されています。
 現場で働く者以外はなかなか知りえないようなことも記述されており、興味深く読むことができる一冊です。

 (R・K)
白川湧/著  新風舎

 芋焼酎・麦焼酎・米焼酎・・・。今、本格焼酎が熱い!!焼酎は低価格・低カロリーなうえに、血液がサラサラになる・二日酔いしにくいという効果もあり、このことが現在の第3次焼酎ブームにつながっているようです。
 焼酎は、甲類と乙類に分類され、乙類のことを「本格焼酎」と呼びます。この本は、本格焼酎の銘柄紹介にとどまらず、焼酎の製造プロセスやおいしい飲み方までを写真もまじえて詳しく紹介してあり、読んでも見ても楽しめる1冊です。
 焼酎が好きな方も、そうでない方も、ぜひ1度手にとってご覧になられてはいかがですか。

 (W・T)
『蝶の小径』 『大江戸人情花火』
三木卓/著  幻戯書店

 昔から昆虫に関心が高かった著者。日々の暮らしの中でも様々な昆虫たちに出会います。翅を怪我して飛べない蛾に思いをよせたり、蝶が死ぬ間際に最後の力を振り絞って産卵を果たした場面に感動したり、蝶や蛾の美しさに魅了されたり…。
 「季節がめぐってきて、去年と同じ蝶が現れると旧友にめぐりあったような気がする。」と語る著者の、蝶と蛾について書かれた愛情深いエッセイをまとめた一冊です。

 (S・S)
稲葉稔/著  講談社

 夏の夜空、きれいに広がった花火には今も、「たまやー」「かぎやー」の掛け声がかけられます。
 時は文化年間、江戸唯一の花火屋「鍵屋」の手代清七に、突然、暖簾分けの話しがもち上がります。恋女房のおみつと二人、本家「鍵屋」に追いつけ、追い越せと死に物狂いで働き、築き上げた「玉屋」。ほんの数年で歌舞伎界の大和屋、成田屋にも認められる花火屋として大成していくのですが・・・・。
 ひたすら真面目に生き抜いた職人の一代記です。

 (K・K)
『ブランド ロイヤルティ
世界トップ100ブランド成功の秘訣』
『ADHD・LD・アスペルガー症候群かな?と思ったら…』
マット・ヘイグ/著 和田敏彦/訳  グラフ社

 世界中で人気の様々なブランドたち。トップブランドとして世界中に名前を知られているものは、ファッション、車や飲食類まで多岐に渡ります。
 本書ではトップブランドと呼ばれるもの100を選びそれらの企業がどういった経緯でその確固たる地位を築いたかを探ります。
 ティファニーやBMWなどの海外ブランドを始め無印良品、ソニーなど世界で活躍している日本ブランドまで。
 私たちがよく耳にするブランドの歴史を学んでみるのも楽しいかもしれませんね。

 (Y・K)
安原昭博/著  明石書店

 集団行動ができない、いつも一人でいて友達がいないみたいだ、友達は多いけどトラブルが多いなど、『気になる子』はいませんか?もしかしたらその子は発達障害かもしれません。ADHDやLD、アスペルガー症候群などの発達障害の子どもは30人の学級に1~2人はいると言われています。
 この本では、発達障害と長年向き合ってきた小児神経科・安原医師が支援のポイントをやさしく解説しています。育てにくい、扱いにくい、何を考えているのかわからない・・・そんな子どもたちが地域や集団の中で困らないようにするにはどうしたらよいか、適切な支援によってその子本来の力を伸ばすにはどうしたらよいかヒントを与えてくれます。

 (N・Y)

 





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