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No.397 平成20年1月
『泣き虫ハァちゃん』 『みーんなダメな子だった』
河合隼雄/著  新潮社

 「どんぐりころころ」の歌を聞いて、お池にはまったどんぐりが、お家へ帰れるかどうか心配になって泣いてしまうような男の子。それがハァちゃんです。
 臨床心理学者の河合隼雄さんが、自分の子どもの頃をモチーフとして、病で倒れる間際まで書き継がれた小説です。
 丹波篠山の自然の中、家族の愛情に包まれて成長していく少年の姿が、美しい47点の挿絵に彩られ、生き生きと描かれています。

 (K・K)                    
日経ホーム出版社

 今や「体操のお兄さん」として活躍中の佐藤弘道さん。小学校時代は運動で人に負けたことはなかったそうですが、勉強は苦手だったよう。また、国語学者の金田一秀穂さんは幼稚園中退という珍しい経歴の持ち主。さらに、コラムニストの中野翠さんは、おてんばでいつも傷だらけの子ども時代だったと言います。
 本書は、現在さまざまな分野で輝いている人たちの幼少時代の“だめっぷり”が披露されています。子どもの頃に何を悩み、それをどう解決したか、そして、その時の親のアドバイスが記されています。子育てに悩むお父さんやお母さんにぜひ読んでほしい一冊です。

 (R・K)
『お帰りなさい朝青龍』 『人生を輝かせる10のお話』
内舘牧子/著  朝日新聞社

 タイトルのもつ意味は、「ようこそ角界にお帰りなさい」なのか「もう、モンゴルへお帰りなさい」なのか?それは横綱・朝青龍しだい・・・。
 朝青龍問題と時津風部屋事件に揺れた角界。歴史の重みと国技のもつ威信にかけて、横綱審議委員でただ一人の女性・内舘牧子さんが問題に鋭くメスを入れた!相撲を心から愛するから書ける、厳しくも率直なメッセージ。
 この言葉の重みは、朝青龍に果たして届くのか?

 (Y・M)
日野原重明/著  実業之日本社

 医師として長い間医療に携わり、多くの画家とも親交が深い著者。
 その著者が健康で、輝いた人生を送るとき、アートに触れるということは大切な意味を持つことを教えてくれます。
 医療技術ばかりが先行する中で、精神的なケアはおろそかになりがちな現代。
 人生を豊かにする話に耳を傾けてみませんか。

 (Y・K)
『月芝居』 『キレイに撮りたい! -デジカメで楽しむ、毎日の写真術-』
北重人/著  文藝春秋

 時は天保改革期。無届けの抱屋敷が厳しく取り締まられる中、分家に居候中の左羽家の江戸留守居役の弥十郎は昔なじみの尽左衛門から奇妙な話を聞いた。尽左の弟子と店の男が失踪し、死体があがったという。
 謎が残るこの事件を追ううちに、弥十は男に脅され、手がかりを掴んだ尽左は行方知れずとなってしまう。裏切り者がいたのだ。
 江戸留守居役の弥十郎は仲間たちとともに御上に繋がる大悪と闘う!

 (S・S)
久門易/著  技術評論社

 最近のデジタルカメラは画素数が多かったり、セピア・モノクロでの撮影も出来たりと、機能が盛り沢山で高性能な物がたくさんあります。一家に一台は持っているという家庭も多いのではないでしょうか。
 そんな高性能なデジタルカメラ、皆さんは上手く使いこなせていますか?本書では基本的な操作から更に美しく撮影するための技術まで、デジタルカメラの活用方法が写真をたくさん使って説明してあります。
これから春に向けて、家族の素敵な一枚を撮る腕を磨いてはいかがでしょうか。

 (N・Y)

 





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