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No.403 平成20年4月
   
『座禅をすれば善き人となる』 『絆』
石川 昌孝/著  講談社

 宮崎保少年は家の事情によって、11歳で仏門に入りました。小塩誾童老師の下で厳しい修行生活を重ね、15歳の時「奕保(えきほ)」という僧名を老師から授受。やがて曹洞宗大本山永平寺七十八世貫主となりました。
 宮崎禅師は百八歳の生涯を通じて人々に禅の教えを説き、一方で僧侶の育成に尽力し、永平寺という大組織の運営の傍ら、自身の修行にも熱心でした。
 いつの時代も『只管打坐』(しかんたざ)。ただひたすら坐禅をするのみという信念を貫き通して、禅の道を歩んだ宮崎禅師の生涯がありありと描かています。

 (Y・O)
島田 洋七・東国原 英夫/著
                徳間書店

 がばいばあちゃんの島田洋七と、宮崎県知事の東国原英夫。二人の対談が収められた本著。そのテーマは「家族の絆と強い女性」。
 がばいばあちゃんのたくましさ、強さは本だけでなくテレビ等でも紹介されましたが、県知事として活躍している東国原知事のお母さんも大変強い女性だったという事です。
 少年期の境遇が似ている両者は、生活の苦しさとそれに負けなかった母、祖母の姿をお互いに語ります。読んでいて家族がいる事のありがたさを再確認してしまいました。

 (N・Y)
『ちーちゃん 誕生死・10日間の思い出』
『流星の絆』
石渡 広治・石渡 希/著  三省堂

 2003年4月10日、石渡夫婦の長女として、ちーちゃん―石渡千愛ちゃんは生まれてきました。ですが、生まれて泣くことは無く…。
 ちーちゃんは、お母さんのお腹に生を受けて、7ヶ月目にして心臓の音を止めてしまいました。病名は「胎児水腫」。
 本書はちーちゃんのお父さんである石渡広治さんと、お母さんの石渡希さんの、ちーちゃんとの思い出が日記として綴られています。
 命とは愛おしいものなのだと、そう思わされた一冊です。

 (K・I)
東野 圭吾/著   講談社

 ペルセウス座流星群を見るために、こっそり家を抜け出した3人の兄弟たち。だがその間に、両親は何者かによって惨殺されていた。
14年後、詐欺で生活する彼らは、偶然にも、あの事件の夜こっそりと家の裏口から出て行った人物と出会う。
 密かに復讐計画を練る3人の前で、事件は意外な展開を見せていく。

 (M・H)


『まよいもん』 『老化で遊ぼう』
松井 雪子/著  幻冬社

 ママは“しのぶさま”と崇められている能力者。普通とは大分違う才能を持った母と娘・マナは、ふたり支えあいながら生きてきた。ママの力がある間は・・・。
 力の衰退を認めたくないママの、威光への執着と現実からの逃避。ちょうどその時、ふたりのまわりには大事件が起こり・・・。
 父と母、そして生と死。幸せに生きることの意味を考えさせられる一冊です。

 (Y・M)

東海林 さだお・赤瀬川 原平/著
                新潮社


  すっかり老人力のついた昭和12年生まれの漫画家東海林さだお氏と画家兼作家の赤瀬川原平氏が、これからの輝かしい軽老モーロー人生を語っています。
 男性女性、どちらがボケ上手? 
貧乏性とハイレベルのもったいないの話等々。
 さらに、ゲストとして、藤森照信さん・阿川佐和子さん・藤原正彦さんを招いて、それぞれの爆笑鼎談も必読です。

 (K・K)


 





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