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No.408 平成20年7月
   
『千両花嫁 とびきり屋見立て帖
『女女格差』
山本 兼一/著  文藝春秋

 からふね屋の愛娘ゆずと丁稚だった真之介、ふたりは駆け落ちし道具屋を開きます。
 ゆずの父親を説得するために用意した千両の結納金、これが壬生浪士に盗まれます。
 壬生浪士組の芹沢鴨と刺し違える覚悟の真之介に、ゆずは賭け遊びで勝負を挑みます。
 幕末の世を渡る京商人のはんなりとした夫婦の物語です。

 (T・M)

橘木 俊詔/著  東洋経済新報社

 女性の人生は、望むと望まざるとにかかわらず、男性よりもさまざまな段階で、はるかに選択肢に直面する機会が多いものです。
 教育をどこまで受けるのか。結婚するのかしないのか。子どもをもつのかもたないのか。専業主婦になるのか働き続けるのか。正社員かパートタイマーか。美人か不美人か・・・。
 格差問題の第一人者である著者が、女性が受けるさまざまな格差を、多くのデータに基づいて検証しています。

 (K・K)

『仕事の疲れ予防法!』
『最後の授業 ぼくの命があるうちに』
檜垣 暁子/著  明日香出版社

 病院へ行っても異常なし。だけど、どこか具合が悪い…。そういった事はありませんか?この本はそういう“病気ではないのに体調が悪い”状態を広義の意味で「未病」と捉え、そこから病気や種々の問題に派生させないための予防法を紹介してあります。体調不良を“気分、疲労、睡眠、こころ、内臓、肩こり・腰痛”の6つのパートに分け、更に細かく例をあげて分類し、そこから脱する方法が書かれています。
 カイロプラクターをされている著者の元に相談にみえるビジネスパーソンのほとんどは、頭痛や眩暈や多少熱が出ても出社するという頑張り屋さんタイプだそうです。「一晩眠っても疲れが抜けないようになった」等、少しでも気にかかる事のある方、この本を開いてみませんか?

 (K.I)

ランディ・パウシュ/著  
        ランダムハウス講談社

 2007年9月18日、カーネギーメロン大学で行われた“最後の授業”。アメリカの大学では時折、人気教授が「人生最後の機会」と仮定して特別講義を行いますが、彼は講義を引き受けた直後に癌の転移が判明し余命半年足らずと宣告されました。
 そんな彼が文字通り「最後」となる講義に選んだテーマは「夢を実現すること」。講義の模様は インターネットで配信後600万のアクセス数を獲得し、その数は今も増え続けています。  
 この本は講義のキーワードをまとめた記録であり、講義の「つづき」でもあります。また、講義ではあまり語られなかった家族への思いも詰まっています。

 (S・I)

『当たるも八卦の墨色占い』 『身近な植物に発見!種子たちの知恵』
佐藤 雅美/著  文藝春秋

 紙に書かれた文字の墨色で占いをする男に、「そなたはいたって色が深い。慎まずばこの先、身を誤ることになろう」と評された女、たつ。金に目がくれ、年の離れた髪結職人の女房となるが、好色の虫はおさまらず、次から次に男漁りをする始末。お金に執着し、世間で悪評高い名物女となった、たつの行く末はいかに…。
 表題作を含む8つの小説からなる大番屋元締・縮尻鏡三郎シリーズの第五弾。

 (Y.O)

多田 多恵子/著  
           日本放送出版協会


 四季折々に美しい花を咲かせ、芳しい香りなどで私たちの心を和ませ、暮らしに彩りを添えてくれる木々や草花。しかし、その舞台裏では、厳しい環境の下、生き残りをかけて植物たちは戦っている。
 本書では、植物の世代を担うタネが、どのようにその生命を継承しているのか、不思議な能力の持ち主たちの姿が、写真とそれぞれの植物にまつわるエピソードとともに紹介されている。

 (Y.O)


 





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