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No.409 平成20年7月
   
『こんなことでよろしいか』
『プリンスエドワード島 七つの物語』
佐藤 愛子/著  集英社

 大正12年生まれで85歳の佐藤愛子さん。
 今や我慢は悪徳なのか?
 人も、言葉も、風物もこの50年で、急激に変化していく現代日本に、「いったい、どうなってしまったのだと」叱咤激励の進軍ラッパを吹き鳴らしながら、「幸福になるためのソフト」五箇条をも紹介し、いつの世にも変わらない「人間の常識」を、きっちりと伝えています。

 (K・K)

吉村 敏和/著  講談社

 今から100年前にかかれた『赤毛のアン』で有名なプリンセスエドワード島の写真集です。
 『赤毛のアン』を読んだ方は、「よろこびの白い道」「恋人の小道」「かがやく湖」などに想像をふくらませたことと思います。そうした、物語にかかわる風景も登場しますが、それだけではありません。真っ青な空と真っ白な教会、海まで続くたんぽぽの丘、言葉では表現できない風景を、どうぞページをめくってください。

 (N・K)

『美人<和>しぐさ』
『落語歳時記』
小笠原 敬承斎/著  PHP新書

 美人=「びびと」の条件とは? 大和撫子のマナーとは?
 私達の基本的動作である「立つ」「座る」「歩く」を始め「言葉使い」「食事」「訪問」「もてなし」など、どうしたら美しくスムーズに行うことができるか、ビジネスや冠婚葬祭の場など、あらゆるシーンでの心得を多数紹介しています。
 今や女性の社会進出があたり前の時代、そんな時代にふさわしい女性のしぐさを700年の伝統を誇る小笠原流礼法宗家はわかりやすく秘伝を公開。
 あなたを輝かせるしぐさやふるまいに周囲の人は魅了され幸福にさせるでしょう。

 (T・K)

ランディ・パウシュ/著  
        ランダムハウス講談社

 ドラマや映画の題材などに取り上げられ、「落語」熱がさらに上がってきている昨今。人情噺でほろりとしたり、滑稽噺でくすりと笑ったり、怪談噺で背筋がひんやりなんてことも。「落語は日本人が生活する上で起こりうるほとんどすべての出来事を網羅している。」と著者が語るように、近世から続く伝統芸能でありながら、私たちが畏まらずに落語を身近なものとして楽しめるのはその所以かもしれない。
 本書は“寿限無”や“時そば”などの古典落語を季節や風俗などの項にわけ、落語の解説や噺の背景、歳時記などをわかりやすく紹介している。また、笑芸作家という著者の文章にもユーモアがちりばめられ、落語のおもしろさ、奥深さが伝わってきて、落語を聞きたくなってしまう。

 (Y.O)
『1週間からできる
       海外ボランティアの旅』
『終わりは始まり』
「地球の歩き方」編集室/著作編集

 この本では、海外の旅とボランティア、その2つを同時に実行できる“海外ボランティアの旅”を紹介しています。
 この旅は短期間でも現地に貢献できる活動の設定に加え、航空券や宿泊、現地ガイド手配など全てが用意されているツアー。学生を中心に口コミで広まり、年間数千名が参加しています。 
 本書によると、この旅の参加者は9割が初心者で1人参加。一生ものの出会いや感動、成長を得て、何かしら新しい自分を見つけて帰って来ています。もっと早く行けばよかった!の声多数!あなたも体験してみませんか?

 (S・I)

中村 航  フジモトマサル/著  
                 集英社


 本作はインターネットで掲載されていた連載を一冊にまとめた物です。読者から届けられた回文を題材にしてフジモトマサルが絵を描き、更にその回文と絵に中村航が文章を書いています。お題となる回文には文章のように長いものもあり、まずその回文の見事さに驚きます
 頭をひねって作り上げられた回文、詩的な文章やクスッとしてしまうショートストーリー、そして味のある絵という三つの要素で作り上げられた一冊です。

 (N.Y)


 





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