『「寅さん」が愛した汽車旅』
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『晴太郎 3本足の天使』
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南 正時/著 講談社
みんなに愛され続ける寅さん。寅さんの旅には数多くの鉄道が登場します。駅でさくらと別れるシーンや、ある駅で眠る寅さんの夢の中で始まるシーンなど、寅さんの旅に鉄道は欠かせません。本書では、鉄道を愛し、寅さんを愛する鉄道写真家の著者が、寅さんの旅の中でも鉄道の登場場面を取り上げ、実際に著者自身が撮影で訪れたエピソードも合わせて紹介してあります。鉄道にスポットをあてた、いつもとは違う角度から寅さんを楽しめる1冊です。
(S・S)
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柴田 理恵/著 ソニー・マガジンズ
柴田さんと晴太郎の運命の出会いは、農道わきの高架下の不法投棄場所。晴太郎の左後ろ足には、先天性の障害がありました。
多忙な上に、犬を飼ったことがない柴田さんが様々な経験をしながら得たものは、たくさんの出会い、感動、“家族”の絆、そして生きることの素晴らしさ。
この本は晴太郎によってもたらされた、幸せの記録です。
(S・I)
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『問題は「数学センス」で8割解決する』
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『子どもとケータイ』 |
望月 実/著 技術評論社
「ビジネスマンは数字に強くなければならない」とよく耳にしますが、実際は「数字は難しい」「数字が苦手」そう感じている方は多いのではないでしょうか?本書はビジネスで直面する問題を数字を使ってバランス良く解決できる能力を「数字センス」とし、具体的なビジネスシーンを想定して、日々の仕事に使える数字センスを身につける方法が書かれています。
例えば「原油が1バレル90ドルになった」この一文からどのような事がイメージできるでしょうか?数字に強い人と弱い人では、これだけでも読み取る情報量に差があるのです。「苦手」な数字を「味方」にして、問題を解決する力を身につけたい。そういった方にお薦めの一冊です。
(K・I)
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遊橋 裕泰・宮地 理/他著
リックテレコム
普及めざましい携帯。子どもたちもモバイル社会で生きることを余儀なくされてきています。メールやプロフなど携帯は友達作りやネットワークの手段となる反面、学校裏サイトでのネットいじめにあったり、出会い系サイトへのアクセスで犯罪に巻き込まれるなど深刻なリスクや被害も後を絶たず、今や社会問題になっています。
子どもが欲しがるけど携帯の世界がわからない…トラブルの対処法は?…そんな保護者の皆さんへ、具体的でわかりやすいアドバイスが満載です。
お父さん!お母さん!ケータイのこと、本当に知っていますか?
(T・Y)
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『父の戦地』 |
『父でもなく、城山三郎でもなく』 |
北原 亞以子/著 新潮社
著者が4歳の時に父親は出征するが、終戦を前にビルマの地で帰らぬ人となる。父親の記憶は幼心にかすかに残ってはいるが、それは確かなものか著者本人にも定かではない。しかし、戦地から届いた父
からの70通にも及ぶ絵葉書には、娘への溢れる愛がしっかりと刻まれている。
「ヨシエチャン…」と問いかけるような言葉と温もりのある挿絵が描かれた葉書を見ながら、当時の暮らしぶりや父親への想いを綴った一冊。
(O・Y)
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井上 紀子/著 毎日新聞社
昨年3月に亡くなった作家・城山三郎の次女である著者が、父としての杉浦英一(城山三郎の本名)の静かだが常に沸々と火種を持った人柄と、天性の明るさで父を支え続けた母・容子との夫婦愛を回想しています。
父を失ってから、はじめて偉大な作家城山三郎と対峙した一年間。
娘でなければ書けない杉浦英一と城山三郎の素顔が深い愛情をもって綴られています。
(K・K)
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