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No.417 平成20年12月
   
『建築家 安藤忠雄』
『茅の家 雪国の古民家』
安藤 忠雄/著  新潮社

 表参道ヒルズや地中美術館などの設計を手がけ、コンクリート打ちっぱなしが特徴の建築を数々生み出している安藤忠雄さん。
 昭和16年に生まれ、プロボクサーを経て、諸外国を旅し、独学で建築家を志したことは有名です。
 「本当の幸せは、無我夢中に目標に向かって走っている時」と語っています。たくさんの建物の写真と共に、闘い続ける男の半生を綴った自伝です。

 (K・K)

桜庭 文男/写真  丸善株式会社

 この本は約30年かけて、東北の民家を撮り続け、まとめたものです。カメラマンの桜庭さんは、目の前で民家がどんどん消えていく現実を見て、撮り続けていくことを決心しました。美しい風景と現実の荒廃という落差。茅葺民家の終焉を見届ける覚悟をした著者は、この風景が未来への刺激になってほしいと願っています。

 (T.M)

『うんこのあかちゃん
 -おとうちゃんの出産絵日記』
『福澤諭吉が生きていたら-<諭吉なら、今の日本をどう導くか?>17人の論』
長谷川 義史/作  クレヨンハウス 

 絵本作家の長谷川義史さんは、3人の男の子祥君、禄君、礼君のおとうちゃんです。初めての子が生まれた時ビデオ撮影に失敗し、代わりにその様子を絵日記にしたのが、この本の始まりです。
 一人目は病院で立ち合い出産、二人目は助産院、三人目は自宅出産。へその緒も自分で切り、3人目の時は胎盤も見せてもらったそうです。子どもの頭が見えてきた時の感動、この日を選んで生まれてきたと感じる瞬間、家族みんなであかちゃんの誕生を迎える悦びに溢れたお話です。

 (M.H)

諭吉インサイドプロジェクト出版委員会/偏  扶桑社

 江戸末期、黒船来襲を機に欧米文化が怒涛のように押し寄せ、数百年続いた封建制度が根底から引っ繰り返る大変革のさなか、毅然とし、日本人の精神のあり方、“独立自尊”を説いた福澤諭吉。
 もし今、福澤諭吉がこの衰退の危機にある日本を見たらどうするか?彼なら、今の日本が抱えている問題をどう解決し、日本をどう導いてゆこうとする
のか?
 この問いに茂木健一郎、齋藤孝など17人の著名人が、福澤諭吉の言葉を引用しながら答えています。

 (S・I)

『40歳からの女性の医学 骨粗鬆症』 『佐高信の辛口100社事典』
井上 聡/著  岩波書店

 骨粗鬆症は閉経後の女性に多く、今や日本での患者数は1100万人ともいわれている「病気」です。
 本書は、骨粗鬆症の諸症状・検査法・治療法の他に予防法を詳しく解説しています。自分の状態を知ることで、生活習慣や食事、運動、早期治療や加齢による骨量の減少にも対処できる丈夫な「骨密度」「骨質」に取り組み、長寿社会を楽しく過ごしましょう。若い方はもちろん40歳代のあなたに是非読んでもらいたい一冊です。

 (T・K)

佐高 信/著  七つ森書館

 「いい会社」という格付けがなされるが、何を基準にして「会社」を測るのか?「いい会社」がどんな会社かを具体的に知っているか?そんな疑問から、著者がこれまでに折に触れ、書き綴った会社についての評論がまとめられています。
 金融から自動車、建設、流通、食品、情報など、あらゆるジャンルの大手企業の実名をあげ、佐高流の斬り口で、各社の実態をえぐっています。

 (Y.O)


 





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