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No.425 平成21年4月
   
『ツバルの夕暮れ~沈みゆく島国の子供たちからのメッセージ~』
『腰痛も尿もれも「筋ボケ」が原因だった』
正木 明/写真・文  青幻舎

 赤道のすぐ南に位置する島国ツバル。美しい自然が残るこの国は、地球上で最初に水中に沈んでしまう国といわれています。島に暮らす人々、特に子ども達の笑顔は輝きに溢れています。しかし、地球温暖化の影響で海水面が上昇、海岸線では椰子の木が倒れ、土が流れ出し国土が削られているのです。また、自給自足の頃にはなかったプラスティック製品などのゴミ問題も、深刻さを増しています。
 日本から遠く離れた島、けれどツバルは日本の未来を暗示しているのかもしれせん。

 (M・H)
内田 輝和/著 主婦の友社

 「筋ボケ」ってなに?「筋ボケ」とは、筋肉が(痴呆)を起こしている状態。つまり、筋肉を動かすための脳への情報ネットワークが衰えた状態をさす。人知れず悩むその下半身の不快な症状(腰痛・尿もれ・下半身太り・O脚)など、これらは骨盤内の「筋ボケ」が原因。
 本書は、症状を改善、解消するためわずか1日2分の簡単体操を写真付きで紹介。2週間プログラムで「脱 筋ボケ」が「筋ピカ」に変身!さらにダイエット効果もありと、「筋ボケ」を撃退した人の体験談も掲載。痛み知らずの身体で健康イキイキ生活始めましょう。

 (T・K)
『ブロードアレイ・ミュージ』
『「笑う脳」の秘密!』
小路 幸也/著  文藝春秋

 エディの新しい仕事先は、4人の個性豊かなキュレーターがいる一風変わった博物館。そして何より目を引くのが、6階に住むフェイという女の子。フェイには不思議な力が宿っていて、触りたいと思った物に触るとその物にまつわる悲劇が見えてしまうのだという。
 そしてその悲劇を阻止するというのが、この博物館のキュレーターとしてのもう一つの仕事である。なぜ小さな女の子が博物館に住んでいるのか?いったいフェイは何者?エディと4人のキュレーターがフェイの悲しみを取り除くため悲劇を阻止しようと動き出す!

 (S・S)

伊東 乾/監修  祥伝社

 極度の緊張や不安、恐れなどを感じる時、私たちの脳は「窒息」している状態にあるそうです。その状態から抜け出すためには、心身ともに活性化させ、脳を「笑わせる」ことが大切だと、本書でその方法を紹介しています。 昨今多発している凶悪犯罪や、人間関係に悩む人が多いのも、情報化社会においての環境の変化に対応できない心の歪が引き起こしている可能性があります。
 脳を賢く笑わせる方法を知り、ゆとりある生活を見出したいものです。

 (Y.O)

『せいぞろいへんないきもの』 『恋文の技術』
早川 いくを/著 バジリコ株式会社

 私たちは、日頃よく目にする生き物やTVや本などで目にする生き物がすべてだと思いがちですが、世界中にはまだまだ「本当に存在するの?」と思われるような生き物がたくさん生息しています。
 例えば、メンダコ、半ゼラチン状の体で歯舌はなく長い腕もなく、終始徹夜明けのような目つきで耳を忙しく羽ばたかせ、おまけに臭い。
 この本では、そんな「世にも奇妙な」姿で実在する生物が紹介されています。
 普通の図鑑とは少し違う、読み応えも見ごたえもある一冊です。 

 (U・A)

森見 登美彦/著  ポプラ社

 京都から遠く離れた研究所に飛ばされてしまった大学院生の主人公。見知らぬ土地、見知らぬ人のなかでする事はクラゲの研究のみ。暇を持て余した彼はかっての仲間たちに手紙を書きまくる事にします。
 主人公の出した手紙を綴っていく書簡形式の本作。おかしくて笑ってしまう手紙が徐々に一人の人間の本音へと変わっていく流れには思わずひきこまれてしまいます。

 (N・Y)


 





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