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No.437 平成21年11月
   
『きりきり舞い』
『ヨコミネ式 子供が天才になる4つのスイッチ』
諸田 玲子/著  光文社

 酒びたりの父と、嫁ぎ先の家を出て転がり込んでいる葛飾北斎の娘・お栄と、父の弟子になりたいと押しかけてきた今井という男など、十返舎一九の娘・舞の周りはおかしな人ばかり。
 そろそろ良家に嫁いで幸せになりたいと願う舞だが、せっかく持ち上がった縁談も彼らにぶち壊され、押しかけ弟子には言い寄られるで、舞の周囲は騒動が絶えない。
そんな中、舞を見初めた武家の若者が現れて・・・。舞の恋は実るのでしょうか。

 (S.S)

横峯 吉文/著  日本文芸社

 「子どもはみんな天才です。」と語る著者は読み・書き・計算の自主学習をベースとしたユニークな「ヨコミネ式」学習法を実践し、テレビ・雑誌などで大反響を呼んでいます。30年間子どもたちと関わってきた中で、子どもをやる気にさせる「スイッチ」があるということに気づきました。子どもたちが生まれ持った才能を活かすために、その4つのスイッチを入れる方法を本書で紹介し、子どもを信じることこそ大切だと熱く語られています。

 (Y.O)


『マノロブラニクには早すぎる』
『女流阿房列車』
永井 するみ/著  ポプラ社

 得意の英語を活かし、外国文学の翻訳者を目指して出版社に就職した小島世理は、ファッション雑誌『ダリア』の編集部に配属される。華やかなイメージの裏側で、そこは欲望とプライドと駆け引きの渦巻く世界だった。
 ある写真家の不倫相手と誤解されたことから、その真相を探るうちしだいに裏側の世界へ踏み込んでいく世理。果たしてその先に待っているのは、栄光か挫折か。

 (M.H)

酒井 順子/著  新潮社

 ある物事に熱中している人を、回りはマニアと呼び鉄道に熱中する人は「鉄道マニア」と呼ばれます。
 東京の地下鉄全線完乗、鈍行列車の24時間耐久など、「なんでわざわざこんな旅を・・・」と思ってしまう鉄道マニアが考えた‘苦行’のような旅に、鉄道に乗ることが大好きな「乗り専」女子鉄の著者が挑戦しました。
 「マニア」が考える鉄道三昧の旅とは、どんなものなのでしょうか

 (A.U)

『暴走族だった僕が大統領シェフになるまで』 『ミック・ジャガーは60歳で何を歌ったか』
山本 秀正/著  新潮社

 バイクやサーフィンにうつつを抜かしていた時、父親の「料理人になれ」の一言で料理の世界へ飛込んだ著者。イタリアの国立料理学校で学び、フランスの三ッ星店で修業し、26才で渡米、弱冠28才にしてアメリカ合衆国第40代大統領就任パーティ総料理長として抜擢。その後も数多くの名門ホテルから招かれ日米で高い評価を得る。そこには、喜びと同じだけの葛藤があったことや、ホテル業界の裏話にも触れている。
近年はレストランプロデュースなども手がけ幅広い活躍を続けているその半生を綴った一冊。

 (T・K)

中山 康樹/著  幻冬舎

 今や世界中で聴かれ、また新たな曲が世界中で生まれ続けている音楽ジャンル「ロックン・ロール」。私たちが日常であたり前のように聴くこの音楽は生まれてまだ1世紀も経っていないのです。そんなロック音楽の黎明を支えて来たミュージシャンの中にいまだ活躍を続ける人達がいます。
 本著はそんな年齢を重ね、それでも歌い続けるロックミュージシャン達の今とこれからを語ったものです。ロック音楽が青春の一つだった方に是非読んで頂きたいと思います。

 (N.Y)


 





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