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No.443 平成22年2月
 
  
『やればできる-まわりの人と夢をかなえあう4つの力-』
『果てしなきサーカスの旅』
勝間 和代/著   ダイヤモンド社

 今や「ひとり勝ち」ではなく「みんなで勝たないと勝てない時代」です。そんな時代を生き抜くため自分の長所や強みを生かし、一人ではなく周囲の仲間と楽しみながら助け合い社会貢献できる「しなやかな力」「したたかな力」「へんか力」「とんがり力」という4つの力をわかりやすく指針しています。
 本書は、著者自身の経験をもとに適切な努力のやり方を伝授!タイトルの「やればできる」は、やろうと思うこと、最善を尽くすことは意外といいことがあるのだそうです。
 これまで自己啓発書を読んで継続できなかった人に読んでほしい一冊。 

 (T・K)
西田 敬一/著  現代書館

 小学生の頃、家族でサーカスを見に行き大きなテントの中で大喜びでショーを見た記憶があります。しかし現在では数える程しか日本のサーカスは残っていないそうです。
 本著はそんなサーカスの現在と「新しい日本のサーカス」を目指して学校を開いた著者の記録が書かれています。女性のみで結成されたクラウン(ピエロ)ユニットと海外公演を行い、群馬県に国際サーカス村を作り「サーカスは公演であるとともに生活そのもの」という言葉通りサーカスと密着した遍歴を持つ著者の、サーカス文化を守りたいという情熱が語られています。

 (N.Y)

『日本でいちばん大切にしたい会社 2』
『シアター』
坂本 光司/著  あさ出版

 著者が考える会社の経営理念とは『五人に対する使命と責任を果たす活動』であること。会社が大切にするべき五人とはいったい誰かということが、この本には書かれています。
 日本で一番休みが多く、残業すると罰金を取られる会社。最高齢の社員が最高の給料、社員の採用は先着順の会社。病院スタッフの命と生活を第一に考える病院。こんな会社で働いてみたいと誰もが考える会社。この本に紹介された会社には、著者の経営理念と相通じるものが感じられます。

 (M.H)

有川 浩/著
アスキー・メディアワークス


 有能なサラリーマン春川司には、ひとつだけ気がかりな事がある。それは、弟の巧が演劇にのめりこんでいること。 ある日、自分の劇団「シアターフラッグ」が負債300万円を抱え、解散の危機に直面しているので、お金を貸して欲しいと巧が泣きついてきた。悩んだ末に司は条件付でお金を貸すことに。それは、「2年間で劇団の収益から300万円を返す。できないときは劇団を潰す」という厳しい条件。
 果たして巧が率いる「シアターフラッグ」は一癖二癖もある劇団員たちを抱えながら、300万円を返済できるのか…。

 (A.U)

『虚報』 『世界を、こんなふうに見てごらん』
堂場 瞬一/著  文藝春秋

 奇怪な集団自殺が都内で起こり、その事件に有名大学教授が関わっているという情報を週刊誌がスクープした。東日新聞社会部記者の長妻は、キャップの市川の指示で、事件の取材に奔走する。しかし、幾度となく他紙に遅れをとり、追い込まれていく長妻たち。起死回生を狙って打って出た長妻だったが、思わぬ落とし穴に陥っていく。
 ジャーナリズムの中で生きる男たちの苦悩を描いた物語。

 (Y.O)

日髙 敏隆/著  集英社

 「いきものとおしゃべりするには、観察するのがいちばんだ。」「言葉の代わりに、見て気がついていくことで、その虫の気持ちがわかる気がした。」と語る著者。
 どうしてそのような行動をするのか、なぜそのような形なのか、いきものの「なぜ」を考え、そうである理由を知ることで、著者はいろんな生き方があることを実感してきました。
 本書では、ものの見方を広げ、豊かにしていくことのヒントが書かれています。総合地球環境学研究所退官時の講演録も収められた一冊です。

 (S.S)


 





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