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No.445 平成22年3月
 
  
『邪悪なものの鎮め方』
『ゲゲゲの娘、レレレの娘、らららの娘』
内田 樹/著  バジリコ

 人は、「邪悪なもの」に遭遇した時、どう対処すべきか・・・。
 どうにかしなければ、タイヘンなことになる!そんな極限の状況で、正しく対処できる知見とは、一体どんなものなのでしょうか。
 邪悪な現代社会や、邪悪な心霊現象、邪悪な精神などなど、私たちを取り巻く邪悪なものは、ありとあらゆるところに存在しているのです。ひょっとして、自分の中にも? これは、これからの人生を生き延びるための「裏テキスト」です!

 (Y・M)

水木 悦子、赤塚りえ子、手塚るみ子/共/著  文藝春秋

 日本の漫画界の巨匠といえる水木しげる、赤塚不二夫、手塚治虫の娘たちが、それぞれの父親と作品について語り合っています。
 家庭での父親としての姿、仕事をしている様子、趣味や女性観に至るまで、世間には知られていない3巨匠の素顔が明らかに。
しかし、そこには娘から偉大なる父への深い畏敬の念が込められています。

 (Y・O)

『シャナ物語』
『ボクハ・ココニ・イマス 消失刑』
長嶺やすこ/著  未知谷

 著者は、3歳からモダンバレエを学ぶ、その後フラメンコのトップダンサーとして活躍、芸術祭優秀賞など様々な賞を受賞。私生活ではノラ猫を轢いてしまい死なせた経験から、捨て猫を拾い始め今では、100匹近いネコ・イヌと暮らしています。
 本書は、自身の体験をもとに大切な仲間の命について動物たちの現状を、踊るネコ、シャナを中心に動物の楽園「西洋館」で繰り返される様々な命がファンタジーとして描かれています。
 動物を通して、人・自分・世間がみえてくる一冊です。

 (T・K)
梶尾 真治/著  光文社

 罪を犯した克則が選んだのは「消失刑」という、まだ試行段階にある刑でした。それは自分の家で暮らしながらある程度の自由が与えられるものの、自分の姿は人からは見えず、話しかけることもできない孤独な刑でした。
 存在を消されたまま、ただただ孤独を生きる克則でしたが、ある日、絶対に救いたい人物が現れます。大切な人の窮地を救うため、近くにいるのに何もできないもどかしさと闘いながら必死に奔走する克則の思いは届くのでしょうか。

 (S・S)
『ロスト・シンボル』 『何とかなるさ!』
ダン・ブラウン/著  越前敏弥/訳
角川書店


 ハーヴァード大学の宗教象徴学の教授であるラングドンは、ある朝突然に、恩師でありフーメイソンの最高位階にある、ピーター・ソロモンから急な講演の依頼をうけます。
 ほかならぬ恩師のたのみを受け、ワシントンDCにむかったラングドン。
 しかし、待っていたのはソロモンの切断された右手首と謎の男からのフリーメイソンが伝えてきた‘古の神秘’に至る門を解き放てという脅迫でした。
 はたして、‘古の神秘’の真実とは?
 世界中で大ブームをおこした、ダ・ヴィンチ・コードのラングドンシリーズ、待望の最新作の登場です。

 (U.A)

山崎 直子/著  サンマーク出版

 妻であり母である女性宇宙飛行士、山崎直子さんの乗り込むスペースシャトルが4月5日打ち上げられます。宇宙飛行士に選ばれてから11年、その間には、コロンビア号の事故による宇宙計画の延期や育児と介護を一手に引き受けてくれた夫の病気、アメリカでの娘との二人暮らしなど、様々な障害がありました。
 それらの困難を乗り越えて、子どもの頃からの夢をかなえた山崎さん。彼女の口癖は「何とかなるさ!」家族、そして同僚の宇宙飛行士やその家族、たくさんの人たちに支えられて、彼女は宇宙へ飛び立ちます。

 (H・M)


 





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