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No.446 平成22年4月
 
  
『身命を惜しまず』
『だまし絵練習帖』
津本 陽/著   徳間書店

 徳川家康に従い幕府の黎明期を支えた、名将安藤
帯刀直次。奥州の独眼龍伊達正宗を支えた、参謀片倉小十郎。
 ある時は守り役を仰せつかった幼い主君を厳しく育て、またある時は主人を守るため時の権力者と命がけの交渉を行う。
 歴史の主役に頼られた名将達の、忠誠と覚悟ある生き方が書かれています。

 (N・Y)

竹内 龍人/著   誠文堂新光社

 トリックアートというと皆さんも話に聞いたり、実際に見て騙されたりしたことがあるのではないでしょうか。
 錯覚を利用した、この愉快で興味深い芸術品には多くのバリエーションがあります。
 本著はそんなだまし絵の仕組みや、つくり方が書かれています。貴方も楽しくだまされてみませんか。

 (N・Y)

『リンゴの絆 “奇跡”を支えた真実の人間ドラマ』
『ちょっと怠けるヒント』
木村 秋則/著   主婦と生活社

 9年がかりで「無農薬栽培でリンゴの実をつける」という奇跡を成し遂げたリンゴ農家の木村秋則さん。
 2006年にNHK「プロフェッショナル仕事の流儀」に登場し、現在はリンゴ栽培のかたわら、国内外を問わず飛び回って講演や農業指導を続けていますが、不可能を可能にした偉業の陰には、ある人間との友情の絆がありました。
 自然栽培のリンゴが結びつけた絆。それは死んでも決して切れない友情であり、2人の“けやぐ(親友)”の友情なしに今の自分は存在できなかったと語る著者の絆の世界にふれてみませんか。

 (S・I)

松山 巖/著   幻戯書房

 さまざまな技術の発達によって、今や私たちの生活は居ながらにして世界中の情報が入手できたり、買い物も勉強も仕事もできるようになった。時間的に余裕があり、のんびりと過ごせそうだが、便利になったがゆえに効率とスピードが求められ、身体も心もくたびれている。
 そんな世の中に「ちょっと怠けてはどうだろうか」と著者が問いかけている。
 猫の行動から、文人たちの言葉や作品から、著者自身の日常生活からなどなど、怠けのヒントを綴ったエッセイ集。

 (Y・O)

『不登校ひきこもりこころの解説書』 『オランダ宿の娘』
金馬 宗昭/著  学びリンク

 著者は現在通信制高校の教師です。大学を卒業後教員採用試験を受けますが、毎年落ち続け自信を失います。
 自分自身を責めるだけでなく、周りを恨むようになり、最後には生きていても意味がないと思うようになりました。
 人に会うのもいやで何をする気も起こらず、ひきこもりのような生活が続きました。こうした本人の経験を通して、不登校やひきこもり、ニートの言動や状態の本当の意味や気持ちを伝えたいという思いからこの本を書かれています。
 周りの人の対応方法として、本人の気持ちを考えながら、具体的な言葉かけのタイミングを詳しく教えてくれています。

 (N.K)

葉室 麟/著   早川書房

 時は文政時代。江戸で何代も続くオランダ使節団の常宿「長崎屋」には、るんと美鶴という二人の姉妹がいました。
 ある日二人の前に現れた青い眼の少年武士との出逢いが、二人を「テリアカ」という秘薬をめぐる事件へと導くことに。さらに数年後にはシーボルトが長崎屋を訪れ、事件はやがて多くの人を巻き込んだシーボルト事件と絡みあいます。
 大事件の渦中へと巻き込まれながらも懸命に立ち向かうるん。そして次第に明らかになる事件の真相とは?

 (S・S)


 





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