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No.451 平成22年6月
 
  
『もっと弁当力!!』
『貴族探偵』
佐藤 剛史/著   五月書房

 普段何げなく食べているお弁当。しかし、そのお弁当にはすごい力がある。
 母の子どもに対する愛情、妻が夫に対する愛情などコンビニや注文弁当と見た目は変わらなくても、やっぱり手作りとは違うお弁当のパワーなどが書かれている一冊です。その他、子どもの食、初めて作るお弁当など老若男女を問わず気軽に読め、今までとは違うお弁当に対する意識が持てると思います。

 (M・O)
麻耶 雄嵩/著   集英社

 探偵といえば事件を「捜査」し、それを基に真相を「推理」することが仕事ですが、この「貴族」探偵は、現場検証や、証拠集め、はては探偵の晴れ舞台と思える推理まで面倒な雑事は、すべて使用人任せという変り種。暇なあまり「探偵」をしている謎の青年が、生真面目な執事をはじめとする自分の使用人たちを使い、難事件を解決していく今までの探偵物とは一味違う、本格ミステリー集です。

 (A・U)
『名波浩対談集-日本サッカーが勝つためにすべきこと-』
『ロビンソンの足あと』
名波 浩/著   集英社

 先日ワールドカップの決勝トーナメントにおいて、日本はパラグアイにPK戦で敗れはしたもののベスト16というすばらしい成績をおさめました。しかし、これまでの道のりは決して楽なものではなく、ワールドカップ直前の強化試合では大苦戦を強いられました。
 この本は現役時代「左の名波」と呼ばれた名波浩氏が、遠藤選手など代表メンバーに選ばれた選手ら5人、そして今回惜しくも落選した有力選手たちとの対談を通して、日本サッカーが強くなるために選手がすべきことを熱く語っています。

 (S・Y)

高橋 大輔/著
日経ナショナル ジオグラフィック社

 極限状態の中で生き抜いた男を描いた冒険小説『ロビンソン漂流記』。その実在のモデルがいたことに衝撃を受けた著者は、モデルとなったアレクサンダー・セルカークの足跡を辿るため、南米チリへと旅立った。しかし、彼の前には幾多の壁が立ちはだかり、不安と挫折に襲われ、苦闘の日々が続く。
 自分を信じ、あきらめずに、夢を追い続けていくことに、自らが生きていくことの意味を見出した若き探検家の奮闘記。

 (Y・O)

『縄文聖地巡礼』 『明日の空』
坂本龍一、中沢新一/著   木楽舎

 私たちが閉じ込められている世界は、危機に瀕している現代です。グローバル化する資本主義や、貨幣が何よりも価値を持つ社会。国が国として、未来を照らしてくれるという保障がないまま、暗礁に乗り上げています。 それなら!貨幣もない、国家もない日本の縄文時代とよばれる古代社会は、きっと、これからの未来への道筋を示してくれるはず。列島に住んでいた先人たちの生きざまを、知るのは今がチャンスです!
 音楽家の坂本龍一氏と人類学者の中沢新一氏が辿る、縄文への旅。これは考古学ではなく、これからを知るための旅の記録です。

 (Y・M)
貫井 徳郎/著   集英社

 アメリカで生まれ育った栄美は、急遽日本での高校生活をスタートさせることになります。クラスのみんなは仲が良く、栄美もすぐに打ち解けていきましたが、同じクラスにはいつも独りでいる男子生徒がいました。
 最初は気になっていたものの、次第に仲良くなった飛鳥部くんに夢中になっていった栄美。しかし、そんな栄美と彼とのデートを邪魔するような出来事が起こりはじめ…。
 全ては切ない青春の思い出となるはずだった日々に隠されていた真実とは?

 (S・S)


 





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