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No.453 平成22年7月
 
  
『目からウロコの幕末事件簿
     ~いま明かされるその真相』
『小暮写眞館』
河合 敦/著   PHP研究所

 目まぐるしく情勢が変化した幕末。近代日本に生まれ変わるための試行錯誤の中で数々の偉人が生まれ、日本を変えた事件が起きたと言われています。しかし、近年の研究の結果私たちが歴史的事実と思っていたことが、実は間違いだったといわれていることも数多くあります。
 現役の日本史の教師である著者が幕末の日本におこったとされる事件を残された資料から読み解き、その事件の真相にせまります。

 (A・U)
宮部 美由紀/著  講談社

 花ちゃんの両親が結婚20周年を機に、念願のマイホームを購入しました。新しい家は築33年の古家で、この家の昔の商いを示す看板がついていました。
 花ちゃんを取り巻く愉快な愛すべき人たち。どこか懐かしい、どこか不思議、そして出てくる仲間に会いに行きたくなる、宮部みゆきさんの700頁にわたる書き下ろし長編です。

 (T・M)
『ええもんひとつ』
『日本でいちばんエコな家~太陽光のチカラを生かす200年住宅の秘密~』
山本 兼一/著  文藝春秋

 世間では長州が外国船と戦争をしたという風聞が流れ、壬生の浪士が町を闊歩する幕末の京都。
 道具の見立てに篤い情熱と度胸で臨む真之介、目利きのよさで真之介を影で支える妻ゆずは「とびきり屋」とういう道具屋を営む。
 道具を買う時の極意という「一番ええもんをひとつ買う」を信念とし、失敗と成功を繰り返しながら、互いに力を合わせ成長していく若夫婦の物語。   

 (Y・O)

casa soleプロジェクト/著
WAVE出版

 本書は「casa sole(カーサ・ソーレ)」というブランドの戸建住宅を例にしながら、来るべき22世紀を視野に入れた家づくりを展望しています。casa soleは日本で立ち上げられたプロジェクトで、ドイツの先進的な家作りの技術を現地で学び、それを日本に広めるべく活動しています。
 特に太陽光発電の魅力や、ライフスタイルに合わせた間取りの可変性などを説明しつつ、家づくりにまつわる知識を詳しく解説してあります。
 家を購入したい方だけでなく、環境分野に興味がある方にもお薦めの一冊です。

 (S・Y)
『13歳からの心を強くする子育て~自ら考え、判断する力を与えたい~』 『恋する空港 あぽやん2』
柳町 道廣/著   かんき出版

 子供を叱ってばかりではなく、あとにフォローする事が必要だとか、親の立ち位置、子供との距離の置き方など、子育てをする中で1番難しい問題は中高6年間に集中すると言われます。
 その時期の子育てに悩んだりした記憶がある方や、これから思春期の子供の子育てを迎える方、また子育てを経験していない方も自分の思春期時代を思い出したり、将来の子育てを考えて、10年後に物事を正しく判断できる大人に子育てをしていくために是非読んでみてください。幅広い層に読んでいただける一冊だと思います。

 (M・O)
新野 剛志/著   文藝春秋

 成田空港内にある旅行会社の支店で働く遠藤慶太は新人教育に悪戦苦闘していました。そんな中、空港内の警察から指名手配と同姓同名の乗客がいるので、確認が取れるまで搭乗を引き伸ばして欲しいと連絡があります・・・。
 この他にも事情を抱えた妊婦や、台風による出発の遅れなど、様々なトラブルを遠藤たちスタッフが全力で解決していきます。
 お客さまを楽しい旅行へと無事出発させるため、空港を舞台に繰り広げられる、旅行会社スタッフの奮闘ぶりを描いた物語『あぽやん』に続く第2弾です。

 (Y・O)

 





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