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No.454 平成22年8月
 
  
『考える力をつくるノート』
『やっちゃれ、やっちゃれ!
     -独立・土佐黒潮共和国-』
茂木 健一郎 ほか/著   講談社

 「自分の才能」を引き出す方法、「頭がいい人」の考え方、「脳が冴える」生活リズム。脳科学者、ビジネスコンサルタント、経営者、新規事業プロデューサー、精神科医など、その道のトップランナーたちが行き着いた、賢く生きるためのメッセージが詰まっています。
 世の中は、どのような仕組みで回っているのか。どういう人が豊かな人生を送っているのか。知っておくべき考え方や生き方の基礎知識がシンプルにまとめてあります。自分の「頭」「心」「体」を強くするヒントをつかむことができる一冊です。

 (H.I)
坂東 眞砂子/著  文藝春秋

 減額され続ける地方交付税に高知県の財政は瀕死状態、経済も福祉も生活水準も衰退の一途をたどる中、副知事が冗談半分でこう言っていました。「国を当てにするのが間違い。いっそ高知は独立して国家になったらいい。」その言葉をきっかけに、独立検討委員会が設立され、とうとう独立の是非を問う住民投票で独立が決定してしまいました。新生独立国は日本国に認められるのでしょうか?国民生活はどうなるのでしょうか?
 直木賞作家のフィクションです。

 (N.K)
『事件現場清掃人が行く』
『あの一瞬~アスリートはなぜ「奇跡」を起こすのか~』
高江洲 敦/著  飛鳥新社

 2009年の日本の自殺者数が12年連続で3万人を超え、また孤独死の数も増え続けている日本。発見に時間がかかる「死」を遂げた故人の部屋は、汚れを取り除き、遺品整理、場合によってはリフォームを行う、特殊清掃の必要があります。
 著者が「事件現場清掃会社」を設立して7年。手がけた現場は1000件を超えました。
 本書では、著者が事件現場清掃人になるまでの経緯や、特殊清掃について述べられており、また現在の日本を特徴づける孤独死や自殺の現場にも触れ、そういった死のスタイルがどのように受け取られ、扱われていくのかがありのままに綴られています。

 (S・I)
門田 隆将/著   新潮社

 まだ記憶に新しい北京五輪での女子ソフトボールの金メダル獲得や、長い年月が経っても忘れられないロサンゼルス五輪でのマラソンの瀬古の走り、メキシコ五輪でのサッカー銅メダル獲得…。
 そこには、その一瞬に至るまでに積み上げられた計り知れない努力と精進がありました。そしてプレッシャーや闘志が極限にまで達したときの心情が著者の徹底取材により明らかになります。
 様々なスポーツ競技において、記憶に残る闘いを繰り広げるアスリートたち。名勝負のその一瞬に彼らが思い描いたこととは何だったのでしょうか。

 (S・S)
『モンスターの歴史』 『土門拳が封印した写真』
ステファヌ・オードギー/著 創元社

 本書は、文明の発達とともに進化してきた「モンスター」の歴史に焦点を絞り、「モンスター」が人間にとって、どのような意味を持ってきたのか考察しています。さらに、身体に障害を持っていた人が、なぜ、「モンスター」として忌み嫌われ、その後どのように克服されていったかについての歴史についても解説してあります。
 歴史に興味のある方や妖怪、心霊現象など超自然現象に関して興味のある方にお薦めの一冊です。

 (S・Y)
倉田 耕一/著   新人物往来社

 写真界の巨匠、報道写真の鬼とも呼ばれ、その名が世界的に知られている土門拳。彼は昭和十九年六月、海軍省の依頼で土浦海軍航空隊を訪れ、予科練生と起居を共にし、2ヶ月間の彼らの生活や訓練風景などを写真に収めたそうです。しかし、その事実はあまり公にはされていません。
 本書では、土門が撮影した当時の写真をとおし、元予科練生や遺族らの証言を基にして、戦争の歴史的記録の謎に迫っています。

 (Y・O)

 





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