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No.484 平成24年1月
 
  
『翁 秘帖・源氏物語』 『島義勇 しまよしたけ』
夢枕 獏/著   角川書店

 映画やドラマになった「陰陽師」の作者の新作です。安部清明の時より少しさかのぼった平安時代、主役は源氏物語の光源氏と安部清明のライバル蘆屋道満です。
 妻である葵の上に得たいの知れない存在が取り付いた光の君。都の陰陽師ではどうにも出来ず、とうとう外法の陰陽師蘆屋道満を頼ることに。考えたこともないようなコンビの活躍に引き込まれてしまいます。

 (N・Y)
榎本 洋介/著
佐賀県立佐賀上本丸歴史館


 幕末明治期に活躍した、佐賀の人物について紹介する「佐賀偉人伝」シリーズの5冊目は、北海道開拓の父と称されている島義勇です。
 ふるさと佐賀藩から遠く離れた極寒の札幌に赴き、物資不足など様々な障害の中、都市建設を始めます。
 佐賀と北海道に所蔵されるたくさんの資料をもとに、開拓の様子とその後の人生が綴られています。

 (N・K)
『続 大人の流儀』 『官僚を国民のために働かせる法』 
伊集院 静/著   講談社

 あなたにとって「大人」とはなんですか?
 今の自分が、幼い頃想像していた「大人」に近づいていますか?
 最後の無頼派と言われている著者が考える本当の大人とは?
 大人の流儀を語りつくします。
 また、仙台在住で大震災の被災者でもある著者が実際に体験した、地震発生から身の回りで起きた出来事が綴られ、あらためて震災について考えさせられます。

 (U・A)
古賀 茂明/著  光文社

 政治主導、脱官僚、天下りの根絶などを掲げ、民主党が政権党となって二年余り。先進的改革を期待したものの、日本の社会・経済は衰退の一途をたどり、3.11の未曾有の大災害によって、さらなる混迷に陥っています。
 そんな中で、改革派官僚と呼ばれた元官僚の著者が、省益ばかりを追求する官僚の実態を明らかにし、公務員改革の具体策を提言してます。
 政治家や官僚が国や国民のための行政を実現してこそ、日本再生の道を開くことになると説いています。

 (Y・O)
『ディズニー そうじの神様が教えてくれたこと』 『奇跡のむらの物語
-1000人の子どもが限界集落を
救う!-』
鎌田 洋/著
ソフトバンククリエイティブ


 著者の鎌田さんは、東京ディズニーランド初代ナイトカストーディアル(夜間の清掃部門)・トレーナーとして、キャストを育成しました。その間、ウォルト・ディズニーがこよなく信頼を寄せていた“そうじの神様”と称えられた人物、チャック・ボヤージン氏から、2年間にわたり直接指導を受けました。
 本書は、ディズニーのとりこになってしまった著者の、ディズニーランドで体験したエピソードを元にした、4つの「物語」です。伝説の清掃員から著者へ、キャストへと引き継がれていく“仕事で人を幸せにするヒント”“仕事が夢と感動であふれる教え”とは?ディズニーランドで働く人たちが放つ、本物の輝きに触れてみませんか。

 (S・I)
辻 英之/著  農山漁村文化協会

 長野県にある、国道も信号もない、人口1900人を切る泰阜村で、一年間を過ごす山村留学が行なわれています。また、自分達でプログラムをつくることから始まる「山賊キャンプ」は大人気で、夏になると約1000人もの子供たちがやってきます。
 この活動も、山村留学を決めた当初は村から反発が激しかったといいます。「ヨソモノ」がどんな覚悟をして村人との距離を縮めてきたのか。奇跡の村がいかにして地域再生を果たしてきたかが綴られています。

 (S・S)

 





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