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No.486 平成24年2月
 
  
『海岸通りポストカードカフェ』 『焔火』
吉野 万理子/著    双葉社

 横浜みなとみらいの万国橋のたもとにあるカフェ。店内には客から送られてきたポストカードが壁一面に貼られています。差出人の気持ちが込められたポストカードは、その思いとともに、店の中で生き続けています。
 メールや電話では伝えきれないけれど葉書だったら伝えられる。
 それぞれの人生模様の詰まった1枚の葉書から始まる連作集です。

 (A・U)
吉村 龍一/著  講談社

 東北の貧しい農村で代々肺病を患う家と陰口をたたかれ、村八分にされていた鉄は、大切なおミツを亡き者にした村長の息子を殺めて逃亡しました。流浪の旅に身を置きながら、網元の息子や盲目の遊女、修行僧と出会い、心安らぐ日々を送ります。しかし、その幸せもつかの間、因果は巡り、過酷な運命がまたもや鉄の身に襲いかかるのでした。
 生きるため、自らの運命と闘う人々の姿が描かれています。

 (Y・O)
『タニタ式カラダのひみつ』 『美人伝心』 
池田 義雄/著    三笠書房

 体脂肪計や体組成計の製作で知られる「株式会社タニタ」。昨今はその社員食堂のヘルシーレシピが脚光を浴び、誰もが利用できる「タニタ食堂」も誕生しました。
 本書は「1食500kcal」で「満足感いっぱいで、太りにくいカラダになる」というメニューの秘密を、体の仕組みとともに解き明かし、食事以外の生活習慣についても理解を深めてもらうための“タニタ式”の教科書です。 女性にとっては永遠の課題であるダイエットやメタボについても触れられています。
 快適な人生のためにできることからあなたも試してみませんか。

 (Y・O)
有吉 玉青/[ほか著]
植島 啓司/監修   講談社


 いつまでも美しく輝いていたい。そう思うのは全ての女性の願いかもしれません。では、“美人”とは?
 本当の美しさとは、いったいどこにあらわれるのでしょうか?
 時間を大切に積み重ねてきた“美人”には、人を気持ちよく動かせる力を持った言葉がある-。本書は、自分の意思を貫き、前へ進んできた15人の“美人”の言葉を編んだもので、輝きを失わないで生きる15の心得が紹介されています。
 気の向くままにページをめくり、様々な哲学、美学に触れてみませんか。

 (S・I)
『もっと変な給食』 『プリティが多すぎる』
幕内 秀夫/著    ブックマン社

 子供時代の学校の楽しみといえば給食、と答える人も多いのではないでしょうか。友達と並んで美味しい給食を食べた思い出が蘇ってきますが、本作ではそんな給食の現在の問題を取り上げています。
 紹介されているのはアイスが付いた給食や、ハンバーガーとスープだけの給食等、記憶の中と比べると違和感を覚える昨今の献立の数々。
日本全国の変な給食を紹介した本作。その内容をただ楽しんで読むことも出来ますが、子供の栄養について考え直すきっかけとして読んでみてはいかがでしょうか。

 (N・Y)
大崎 梢/編    文藝春秋

 文芸編集者を目指すものの、女性ファッション誌への配属を言い渡された新見佳孝。雑誌「ピピン」は中学生女子をターゲットにしたファッション誌で、佳孝にとっては何もかもが畑違い。他のスタッフも個性派揃いで圧倒されっぱなしの日々が続きます。
 なんとか目の前の仕事をこなそうとしますが、いつかは文芸誌に…という考えが頭にあり、どうしても「ピピン」に愛着を持てない佳孝。そんな気持ちがトラブルを生み・・・。
 華やかなファッション誌の裏で繰り広げられる編集部の奮闘を描いた物語です。

 (S・S)

 





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