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おすすめの本


No.492 平成24年5月
 
  
『新月譚』 『街場の読書論』
貫井 徳郎/著  文藝春秋

 8年前に突然の絶筆宣言をし、文壇から姿を消した人気作家の咲良怜花。学生の頃から怜花の大ファンである若い編集者渡部は、自らの手で怜花の新刊を出版したい強い思いから彼女に熱烈なアプローチを続けます。そんな渡部に対しての怜花の答えは、今まで決して世間に語らなかった自らの半生を渡部に語るというものでした。そこで語られる、昔は平凡で目立たなかった怜花が経験したある男性との人生をかけた壮絶な恋愛の姿。作家咲良怜花を産みそして絶筆をさせた恋愛の最期とは。

(U.A)
内田 樹/著  太田出版

 言葉が伝わるというのは、どういうことか。シンプルだけど難しい、そして奥の深い問題です。実は、私たちは知らず知らずに、「自分宛て」のメッセージを選択しているのです。誰のものでもない、自分宛ての大切な「贈り物」の数々を…。つまり、読者は「自分宛てのテクスト」だと思ったら「きりっ」とする。「オレ宛てじゃないや」と思ったら「ぼおっ」とするそうです。そこで、ウチダ的知性の読書法を、笑ってたしなんでみませんか?自分宛ての贈り物を、知りたいと思いませんか?ウチダ先生の、強くてしなやかな知性が、どんな読書法から生まれているのか興味ある方は必見です。

(Y.M)
『北朝鮮のリアル~
住民・脱北者の証言から読む金正恩体制の明日~』
『サザエ計画』
チョ・ユニョン/著 東洋経済新報社

 昨年北朝鮮の指導者であった金正日が死亡し、権力は三男正恩へと継承された。金正日死去から正恩新体制によるミサイル発射まで、多くのメディアが北朝鮮報道を行ったが、その映像は北朝鮮当局が撮影を許可した対外的なものであり、日常のニュースや情報は国交の無い日本には殆ど流れてきません。北朝鮮の庶民は食糧不足等で生活が困窮しているとの情報もあるが、実際には中国国境付近の住民は賄賂を駆使し、密貿易を行う事でかなりの儲けを出している者も居るという。
 地理的に日本の側にありながら、あまり情報が流れてこない北朝鮮を、国外で取材した住民や脱北者の証言を元にまとめられています。

(Y.E)
園山 創介/著  産業編集センター

 最初にお伝えしたいのは、私達が知る“あの”磯野家は登場しません。これは、磯野家のような家庭が、低迷する日本社会の未来を救うのではないか…?!という期待から生まれた、実験のお話です。
 古き良き日本の家庭を分析するこの実験は総務省により「サザエ計画」と名付けて行われ、日本各地から集めた7人に、それぞれの役割(父・母・姉・義兄・兄・妹・甥)を与え、半年間一つ屋根の下で家族として住まわせるというものです。
 決してほのぼのとした内容ではありませんが、主人公の人との関わり方がとても素直で感じがよく、思いもよらぬ超展開であっという間に読めてしまいます。

(A.M)
『花贈りの便利帖』 『100歳まで病気知らずでいたければ発酵食を食べなさい』
本多 るみ/著  誠文堂新光社

 意外と知らない、花を贈るときのしきたりやマナー、シチュエーションごとに、世代別にどんな花を選ぶかなど、実際に著者が花屋で働きながら体験したエピソードも踏まえながら、花を贈る際のポイントが紹介されています。
 誕生石の色で選んだり、花言葉で選んだり、花の持つイメージで選んだりと、花を選ぶのにもたくさんのやり方があるのが分かります。また、花言葉が付いた月ごとのおすすめの花リストや、季節の行事に添える花の楽しみ方など、暮らしを花で彩るポイントが満載です。

(S.S)
白澤 卓二/著  河出書房新社

 塩麹などの発酵食品が、テレビや雑誌などで話題になっています。発酵食品は人間の腸内の善玉菌を増やし、免疫力を高める効果があるといわれています。老化防止策などの研究をつづける著書が、発酵食に秘められたパワーに注目し、健康長寿を達成するためにどんな食材、食事の摂り方をすればよいかを紹介しています。すぐに実践できる発酵食品入り健康スープやジュースのレシピ付です。
 暮らしに上手に取り入れて100歳人生をめざしましょう。

(Y.O)

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