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おすすめの本


No.495 平成24年6月
 
  
『とうへんぼくで、ばかったれ』 『はるか南の海のかなたに
愉快な本の大陸がある』
朝倉 かすみ/著  新潮社

 デパートの契約社員として働いていた吉田苑美は、一度だけ出会った男性に心を奪われます。その男性は「エノマタさん」といって40歳代の独身。彼に会いたい、彼のことを知りたいそんな思いがつのり、彼の周辺をうろつく始末。しかし、エノマタさんはそんな彼女の存在すら知らない。やがて、彼が会社の倒産を機に東京へ行ったという情報を聞き、吉田自身も仕事を辞め、一大決心をして札幌から上京します。彼女の想いは通じるのでしょうか。二人の行末に待ち受けていたものとは。
 23歳女子の複雑な恋の顛末を綴った小説。 

(Y.O) 
宮田 珠己/著  本の雑誌社

 幻想なのか史実なのか、ただの空想なのか幾重にも重なり合った勘違いなのか・・・。世界には、面白おかしい世界が広がっています。それは大航海時代の冒険者たちを魅了したように、今もなお真実と願望の間を彷徨う多くの現在人のハートをつかんで離しません。
 例えば、木に子羊がなるという植物の伝承。アボリジニの時間への概念の不可思議さ。中世ヨーロッパのまじめな動物裁判などなど。
 この本は、こんな世界があったのか!!とびっくり仰天、苦笑してしまう、エキゾチック(?)な本をユニークに紹介しています。
 これを読めば、マルコ・ポーロたちの勘違いにもクスッと笑えますよ。

(Y.M)
『望遠ニッポン見聞録』 『デトックス・ベジヌードル
1週間で-2kg! 超毒出し野菜麺』
ヤマザキ マリ/著  幻冬舎

 マンガ家の著者は、外国暮らしが10年以上の祖父やその影響で、外国人の友人が多い母を家族に持ち、自分も10代の頃から海外で暮らし、現在はイタリア人のご主人と息子3人でシカゴに在住しています。海外生活が長くなったからこそ見えてくる母国ニッポンの不思議なところ困ったところ、そして素敵なところ、中にいるとわからない、「日本」のことがいろいろな視点から書かれています。
 海外生活が長い著者だからこそ書けた現代日本人論です。

(A.U)
庄司 いずみ/著  主婦の友社

 もうすぐ夏本番、海やプール開きを目前にダイエットを頑張っている方も多いのでは。でも、無理をして体を壊しては意味が無い。この本にはカロリー別で、体内毒素排出が期待できる野菜や食材を使用した、麺料理を紹介しています。麺の種類も様々で、食欲が減少していても食べられるさっぱりとした料理も掲載。
 体の毒素を追い出して、スッキリと夏を過ごしましょう。

(Y.E)
『ダブルトーン』 『猫除け 古道具屋皆塵堂』
梶尾 真治/著  平凡社

 朝起きて、自分がどちらの「ユミ」か確認する二人の「ユミ」。夫と娘と暮らす「裕美」と、独身の「由巳」は、知らないうちに自分が別の生活を送っているのではと感じていました。昨日までは裕美でも、由巳として目覚めれば、裕美の記憶は薄れていく…というような、理由の分からない不思議な現象が続きます。
 次第に、目覚めても記憶が残るようになり、互いの記憶を共有する二人。ある日、由巳の前に、裕美の夫である洋平が現れ…。
 不思議体験が二人の危機を救う!?時空を越えた物語です。

(S.S)
輪渡 颯介/著  講談社

 主人公・庄三郎は騙されて家族も田畑も信用も無くした怒りと、自分自身が生きている事すらも許せない程の孤独で途方に暮れていた。ある時偶然丑の刻参りの女の幽霊を見てしまい、自分に出来る怨みの晴らし方はこれしかないと決心する。
 丑の刻参りには藁人形・ロウソク・下駄など準備が必要である。
 良い道具屋は無いかと探し歩いていると猫に遭遇し、なんとなく付いて行くと皆塵堂という古道具屋にたどり着いた。はたして庄三郎の望む品は皆塵堂にあるのだろうか・・・? 
 幽霊+人情、時々猫な話。

(A.M)

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