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おすすめの本


No.497 平成24年7月
 
  
『地球の穴場-仙人の村から飛行船まで-』 『感動する授業』
乃南 アサ/著  文藝春秋

 サスペンス小説等で人気作家の乃南アサさん。今迄の変わった旅行記をまとめた本ができました。中国・雲南省では仙人が出る話を聞き、都会化が進み、長い歴史の姿を呑み込もうとしている沿岸部でため息をつく友人と会い、中国の今を感じます。
 日本に帰ると、沖縄からオホーツク、東京空中さんぽに、たまて箱列車で鹿児島へ。作家の眼を通した旅は、違った景色を届けてくれます。
 土地の匂いを感じながら、旅した気分になれる一冊です。

(T.M)

朝日新聞社/編  朝日新聞出版

 国語、算数、理科、社会、体育、図工、音楽他、あなたは小学生の時どの科目が好きでしたか?
 この本では、各科目ごとに全国の特色ある授業風景を紹介しています。
 国語では、物語に出てくるセリフや足音などを実際にクラス全員で出したり、理科では校外で調査や観察をしています。今は静かに座って授業を受けさせるだけではなく、先生と生徒が楽しめる授業へと進化を遂げているのが判ります。

(Y.E)
『大人になった虫とり少年』 『グレン・グールド 完全ディスクガイド』
宮沢 輝夫/編著  朝日出版社

 作家の北杜夫さんや解剖学者の養老孟司さん、ノーベル化学賞を受賞した白川英樹さんなど、大人になって、様々な分野で活躍する知識人も、昔は虫が大好きな虫とり少年でした。
 インタビューをまとめた本書には、昨年逝去された北杜夫さんが昆虫採集にのめりこんだきっかけなども綴られています。
 少年時代に熱中した虫たちの魅力を、一人ひとり熱く語る知識人たち。その思いが今でも息づいているのが伝わります。彼らを夢中にさせた虫たちがいったいどんな虫なのか、虫への興味が湧いてくる一冊です。

(S.S)

グールド・ディスクガイド制作グループ/編  河出書房新社

 50歳で脳卒中のため亡くなった天才ピアニスト、グレン・グールド。生誕80年、没後30年となる今年、改めてガイドブックが出版されました。
 今回収録されているのは、生前に録音されたレコードやCDだけでなく、死後に発表されたものまでが含まれています。また、映像ソフトの一覧や文献のリストまで集められています。中でもディスクガイドにはそれぞれ曲の出典や詳しい解説が添えられており、より深くグールドの魅力を知ることができます。
 市民図書館ではCDを7枚所蔵しています。

(K.S)
『清須会議』 『知られざる大英博物館 古代エジプト』
三谷 幸喜/著  幻冬舎

 本能寺の変で、信長は討ち死にしましたが、秀吉は「中国大返し」の末に光秀討伐を果たした後、一気に天下取りに近づきました。しかし確実に天下をものにするためには、越えなければならない大きな山がありました。それは、信長と信忠亡き後、織田家の跡継ぎを決める宿老会議です。そこでの発言や会議の結果が、秀吉の今後の運命を決めるといっても過言ではありませんでした。それは、柴田勝家・丹羽長秀らといった他の家老たちも同じ。光秀討伐から勢いにのる秀吉を止めるためにも会議では主導権をにぎらないといけません。織田家に縁の深い清須で始まった『清須会議』。その裏で動く、武将や女たちの思惑。会議の結果は誰に微笑んだのでしょうか。

(U.A)

NHK「知られざる大英博物館」プロジェクト/編著  NHK出版

 18世紀半ば、1人の医師による約8万点の収集品を中心に世界で最初の博物館が設立されました。それが大英博物館です。世界各地の資料の収集、保存、展示、研究が続けられ、現在の収蔵品は800万点。しかしそのほとんどが収蔵庫の奥で息をひそめています。
 大英博物館の未公開の収蔵品を通して、これまでとはひと味違う文明の物語を描こうという思いで製作された「NHKスペシャル知られざる大英博物館」の書籍化第1集です。
 知られざるエジプト庶民の人生をテーマに、古代エジプトの新たな謎をひもといています。

(Y.O)


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