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おすすめの本


No.500 平成24年9月
 
  
『生まれてくれてありがとう
-93歳最高齢助産師からの“いのち”の言葉』
『虚像の道化師』
林 むつ/著  徳間書店

 赤ちゃんを取り上げて67年。これまでに取り上げた赤ちゃんは1万人以上という、93歳で現役助産師の著者。何度お産に居合わせても、毎回「ありがとう」の気持ちがわいてくるという著者は、何を思い、これまで助産師を続けてきたのでしょうか?
 元気に生まれてくる子、生きて生まれてくることができなかった子、お母さんが亡くなってしまったお産…。様々な場面でいのちと向き合ってきた著者が、お産、子育て、家族の絆、人との繋がりなど、すべてにおける「いのち」について柔らかい口調で語りかける一冊です。

(S.S)
東野 圭吾/著  文藝春秋

 新興宗教「クアイの会」の全幹部役員と週刊誌の記者も取材として参加しているなか、不正を働いているとして、教祖の連崎から念を送られた幹部の男が、みんなの見ている前で窓から飛び降りた。
 連崎は自分の念のせいだと、自ら出頭するが草薙たち警察は手を下した証拠がなく、釈放する。しかし、草薙は実姉からクアイの会がらみの問題を相談されたこともあり、湯川に相談。学生の間でもクアイの会の是非が議論にあがり始めていたこともあり湯川がクアイの会について調べることに。
 「ガリレオ」湯川がたどり着いた飛び降りのトリックとは?その他短編3作が収録されている人気シリーズ「ガリレオ」の最新作です。

(U.A)
『魂還り魂帰り皇国護らん』 『千鳥舞う』
将口 泰浩/著  海竜社

 太平洋戦争末期の1945年4月、米英の連合国軍は日本本土攻略を目的として沖縄本島に上陸しました。国内最大の地上戦と言われる沖縄戦は3ヶ月におよび、沖縄県民を含む約19万もの日本人が犠牲となりました。この沖縄戦の指揮をとったのは、陸軍大将・牛島満です。
 多くの犠牲を強いることになった責任を取り、自決という最後を遂げた牛島の人となりが、様々なエピソードを交えて綴られています。

(Y.O)
葉室 麟/著  徳間書店

 とある事情で第一線から遠のいていた女絵師春香は、博多八景の屏風絵を頼まれました。巡り歩いた景勝地で、人の出会いを重ねていきます。その情景には様々な哀しみがあり、誰もが、せつなさを胸に納め、懸命に自らの道を歩んでいました。
 島流しの父を待つ娘、病の職人を思う遊女、そして江戸へ追放された男を待つ春香。最後の屏風絵が描きあがった時、残された人の心はどう思うのでしょうか。
 玄界灘に面した筥崎浜を舞台に、いつの日か、博多に戻ってくるであろう人を待ち続けた人々の切なく哀しい物語です。

(M.T)
『麻酔をめぐるミステリー
-手術室の「魔法」を解き明かす-』
『あたまの地図帳』
廣田 弘毅/著  科学同人

 昔から痛みは体の異常を知らせる大切な感覚といわれ、痛みの原因を取り除く為に様々な治療が行われます。そして、治療する際痛みを抑える為に麻酔が活躍します。
 一般に麻酔の歴史は浅く1世紀半程(一説では数千年程前に使用の記述あり)しかなく、それは画期的な発明でした。 麻酔が無かった時代,患者は痛みに耐えるしか無かったのですから。とはいえ、初期の麻酔は副作用が大きく危険なものでした。
 現在は、正しい知識と使用法により安全に活用されています。この本では、麻酔の歴史から人体に及ぼす影響を、医者と助手の楽しい掛け合いで紹介しています。

(Y.E)
下東 史明/著  朝日出版社

 著者の下東さんは博報堂のコピーライターです。仕事柄、地図を見たり世界や日本の地理を考えることが多かったので、地図を凝視すると色々なことが見えてきて、情報と組み合わせることで様々なアイデアや考え方ができることを発見しました。この本ではその発想法を19のケースに分けて紹介しています。
 世界地図や日本地図を凝視することで「スケール」や「距離」、1位でなくて2位を考えることで発想の幅を広げ、見えていなかったものが見えるようにしていきます。この本で紹介された発想法は日常の生活や仕事にも応用できそうなものばかりです。

(S.K)

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