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おすすめの本


No.502 平成24年10月
 
  
『雲になれ 風になれ 斉藤喬遺稿・追悼集』 『魔法使いは完全犯罪の夢を見るか?』
斉藤喬さんを偲ぶ会/編  文理閣

 斉藤喬さんは南波多の出身で昭和34年に伊万里高校を卒業されました。新聞記者、立命館教授として活躍されていましたが、昨年70歳で亡くなりました。新聞のコラムなどの遺稿や、知人友人からの追悼文を通し、一部ではあるのでしょうが斉藤さんの生前の活躍ぶりとやさしいお人柄が伺えます。
 ご家族の方から「生前彼が懐かしんでおりました小中高の母校の後輩の方々、また郷里のみなさまに手に取っていただけたら」というお言葉とともにご寄贈いただきました。

(N.K)
東川 篤哉/著  文藝春秋

 映画監督の南源次郎は、自宅で妻を殺害。現場にかけつけたのはキャリア系女子・椿木綾乃警部とその部下小山田聡介。源次郎は警察の目をかく乱させようと、映画監督としての知識を使ったトリックをつかい現場をかく乱させた状態で聡介たちを迎えます。源次郎のトリックの罠にはまり、頭を悩ませる聡介たちでしたが、そんな時、二人の前に現れたのがお手伝いとして南家にいた魔法使いの少女マリィ。聡介はマリィの力を信じ、トリックの謎ときに挑みます。
 『謎ときはディナーのあとで』に続く、待望の新シリーズのスタートです。

(U.A)
『RE*PAIR』 『チャレンジが道をひらく-野球この素晴らしきもの-』
吉永 南央/著  中央公論新社

 亡父から受け継いだアトリエ兼自宅で革製品の修理を行うリペア職人の透子は、10年前、離婚して家を出ていた母親がからむ事件が原因で結婚が破談になり、家とアトリエに引きこもる日々が数年続いた。どうにか立ち直り、仕事にうちこむ今は事件も結婚も過去の話になっていた。しかし、元婚約者のケイがアトリエの対岸に引っ越してきてから透子の心が揺れ、さらに過去の事件が再び動き出す…。
 事件を起こして二人を引き裂き、指名手配となった男の切断された足が発見される。バラバラ殺人?犯人は?音信不通の母親への疑念を消せない透子は再び動き出した事件の真相とどう向き合うのか。透子が下した決断とは?

(S.S)
王 貞治/著  PHP研究所

 野球に興味がない人でも、1度はこの人の名前を聞いたことがあるのではないでしょうか。世界のホームラン王「王貞治」の名前を。
 本書では、ガキ大将だった少年時代、大学時代にノーヒットノーランを達成し、期待されながらも記録が残せなかったプロ1年目。代名詞となった一本足打法の習得や、ON時代、そしてホームラン王。引退後は監督となり、第1回WBCでは日本を世界一へと導き、現在も球界に関わり続ける男の人生を本人へのインタビューをもとに編纂された一冊です。

(Y・E)
『デッドマン』 『祈りよ力となれ』
河合 莞爾/著  角川書店

 都内で起きた猟奇殺人事件。六人の被害者はそれぞれ別々の体の一部が持ち去られていた。総力を挙げて凄惨な事件の犯人を捜す警察の捜査本部。捜査本部長代理に指名された刑事の鏑木率いる特別捜査班ははっきりとしない犯人像に苦戦する。そんな時一通の情報提供メールが届けられる。差出人の名は「デッドマン」。彼は自分が持ち去られた遺体で蘇った人間だという。「僕たちを殺したのは誰だ」と問うデッドマンと特別捜査班の面々は犯人を捕まえる事ができるのか。
 見えない協力者と、見えない犯人が作り出すミステリーに引き込まれます。

(N.Y) 
リーマ・ボウイー 他/著
東方 雅美/訳  英治出版

 アフリカ西部のリベリアでは’90年代に独裁政権への反発の声が高まり、内戦が勃発。医師になる夢を抱き大学進学を直前にひかえていた当時17歳の著者はその渦中に巻き込まれていきました。
 目の前に繰り広げられる激しい戦闘、飢えや恐怖にさいなまれる日々の中で、著者は戦争被害者の心を癒すカウンセリングの仕事に着手し、やがて女性による「平和への大衆行動」を導き、それは停戦へと大きな役割を果たしました。
 昨年のノーベル平和賞を受賞したリーマ・ボウイーの半生を通して、アフリカ女性の強さと信念が心に響いてきます。

(Y.O)

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