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おすすめの本


No.505 平成24年12月
 
  
『大卒だって無職になる』 『菊池先生の「ことばシャワ-」の奇跡』
工藤 啓/著  エンターブレイン

 「学校を卒業すれば働くのが当然、働くなら正社員が当たり前」と考える大人にとって、働かない若者は甘えているだけだと思われがちです。しかし、そうした若者が増えているのが現状です。
 著者は若者の就労支援団体の理事長をしています。現場での事例をもとに、大学を卒業しても就職することができなかった若者、就職したけれど辞めてしまった若者が何につまづいたのか、そしてその後、どんなきっかけで、どんな気持ちでやり直していったかを書いています。

(N.K)
菊池 省三・関原 美和子/著
講談社


 ことばを大切にする菊池先生は、「聞く力・話す力・話し合う力を高める」授業で、温かい人間関係を築いていくことを目標とされています。
 取り組みの一つである「ほめことばのシャワー」では、毎日一人を主役にし、帰りの会でクラス全員が一日の中で見つけた主役の生徒のいいところを発表しあいます。生徒たちは、誉められることで自分に自信を持ち、ことばの大切さを学んでいきます。
 今では企業の研修にも使用されるという「ことばシャワー・メソッド」。本書では、あるクラスの一年を通して、「ことばシャワー」が起こすクラスの変化を綴っています。

(S.S)
『オツな日本語』 『光秀曜変』
金田一 秀穂/著  日本文芸社

 私たちの使う日本語には刻々と変わりゆく時節に合わせた様々な言葉があります。冬には冬を、春には春を感じさせてくれる言葉の数々は私たちの宝物です。そんなオツな日本語を沢山紹介してくれるのが本著です。
 「おつかれさま」や「いただきます」といった普段から何気なく使っている言葉や季節の挨拶に使う言葉。それらと一緒に新しい、今時の「スローライフ」や「うざい」といった言葉まで紹介してあり賑やかな一冊となっています。勿論、今の季節を表す師走や冬至といった言葉も紹介されています。空いた時間に一つずつ読んでみるのはいかがでしょう。

(N.Y)
岩井 三四二/著  光文社

 先日まで小競り合いがあったが、本隊の接近により周囲は静けさを取り戻す。これからこの軍を指揮する武将最後の合戦が始まる。
 長き間各地を放浪し、苦しい時を今は亡き妻に支えられ、己が才能を存分に揮える君主に出会ったのが50歳を過ぎてから。
 それから十余年、何事にも全力で立ち向かい、家中でも出世頭となり、今は城を持つ身分となった。そんな彼が最後に本能寺の変と呼ばれる謀反を起こした。「明智光秀」67歳。
 すでに隠居を考えてもよい歳であったにもかかわらず、なぜ彼は謀反を起こしたのか。今も多くの謎を残す光秀の思いが今明かされる。

(Y.E)
『僕の妻と結婚してください。』 『戦国時代の余談のよだん。』
樋口 卓治/著  講談社

 「そうだ、妻の結婚相手を探そう!」
あぜんとするようなこの考えに行き着いた三村修治。余命6ヶ月という宣告を受けた彼は、愛する人の未来に幸せを残そうと短い人生をかけて一大決心をしました。
 バラエティ番組の企画をしていた放送作家としての性が、やがて訪れる苦しみや悲しみを「楽しみ」に置き換えるように三村は妻のために婚活を始めます。
 その思いは果たせるのでしょうか。
 夫婦、親子そして仲間たちとの絆の物語がやさしい気持ちにしてくれます。

(Y.O)
和田 竜/著  KKベストセラーズ

 著作「のぼうの城」では、主人公が領民から「でくのぼう」を略して「のぼうさま」と呼ばれる成田長親を主人公に据え、今までとは違う歴史小説として大変話題となりましたが、その作品はどんな発想から生まれてきたのでしょうか?
 着想に至るまでの秘話からもともと歴史が好きな著者が調べあげた家康や信玄など戦国武将のイメージを変えるような話が紹介されています。著者のファンはもちろん、歴史好きな人も楽しめる一冊です。

(A.U)

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