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おすすめの本


No.507 平成25年1月
 
  
『密室蒐集家』 『謎解きはディナーのあとで3』
大山 誠一郎/著  原書房

 密室で起きた謎の犯罪を5話収めた短編集です。
 それぞれの物語の年代が違っており、1937年(昭和12年)から2001年(平成13年)という様々な時代で起こる不可解な密室殺人事件。そこに『密室蒐集家』と名乗る探偵が、毎度、どこからともなく現れます。すごい速さで推理し、次々と事件の謎を明かして解決していきますが、その後は必ず姿を消してしまう。・・・
 実は彼自身も謎の人物であるという設定に、ミステリーとSFが融合されているような印象をうけます。スピード感溢れる一冊です。

(A.M)
東川 篤哉/著  小学館

  風邪気味のまま出勤した玲子のもとに国立署管内、国分寺で青酸カリによる死亡事件が発生との連絡がはいります。
 駆け付けた玲子たち警察に対して死亡した桐山健作の家族たちは自殺説を唱えます。そして、その説を裏付けするような、自殺ともとれる現場状況。
 ただ、自殺説をすんなりと受け入れられない麗子は自宅に戻ると同時に風邪がぶり返し、ベッドにダウン。そんな麗子に、執事の影山は一言「その一件、この影山に話してごらんになられては?」
 富豪令嬢の麗子と毒舌執事影山が活躍する人気シリーズ第三弾です。

(A.U)
『宇宙でいちばん面白い脳がしびれる科学の時間』 『「死ぬのが怖い」とはどういうことか』
長沼 毅/著  河出書房新社

 “脳内携帯電話”が実現する?地球はやがて火星になる?宇宙へ移住するなら住みやすいのはどこ?など、生物学者である著者が科学について考えます。
 「21世紀的な知識、そして考え方」が私たちにまったく新しい世の中を見せてくれると語る著者。科学で分かっていることを解説し、分かっていないところを想像すると、どんな可能性があるのかを興味深く語っています。
 好奇心を持って未来への可能性を想像していくことの楽しさ、科学の面白さが伝わってくる一冊です。

(S.S)
前野 隆司/著  講談社

 死は、人生最大の関心事であるはずだ。何しろ「先のことを考えて生きなさい」の究極なのだから・・・。
 哲学から脳科学、進化生学から幸福学まで、人間にかかわるありとあらゆる学問を総動員して、ロボット研究者が理詰めで考え、腑に落ちた、「死」ということ。そうすると、「怖さ」がなんと、「わかった感じ」になった!
 「死とは何か」を考えるうちに、「生とは何か」が浮かび上がる、生と死について真面目に考える一冊です。

(Y.M)
『談志が死んだ』 『増補版 アメージング・グレース物語』
立川 談四楼/著  新潮社

 「おれが死んだら悪口で3時間は持つはずだ」
 平成24年11月21日そんなことを言っていた男が死んだ。法名「立川雲黒斎家元勝手居士」7代目(自称5代目)立川談志、享年75歳。
 自分の死を伏せたため、多くの弟子が死亡した事を知らず、当日情報は、デマであると思っていたという。彼らが死亡を知ったのは2日後のことであった。落語界にあってこの人が起こした騒ぎは多い。 中でも1番の騒動は、落語協会を離れ立川流を立ち上げた時ではないだろうか。ワイドショーのネタに事欠かなかった談志であるが、日常はどうだったのか。「俺の代わりに物書きをしろ」と言われた弟子が知られざる日常を書いた1冊です。

(Y.E)
ジョン・ニュートン/著  中澤 幸夫/編訳  彩流社

 「アメージング・グレース」はキリスト教の賛美歌ではありますが、世界的に多くの歌手によって歌われたり、日本でもドラマやテレビコマシャールなどに使われたりと、一度は耳にした人も多いと思います。この曲の作詞をしたのは、イギリスで奴隷商人から牧師となったジョン・ニュートンです。歌の背景には、彼の波乱に満ちた人生が刻まれているのでした。
 ジョン・ニュートンが遺した14通の書簡と彼の体験をもとに書かれた論文からなる、本自伝を通して「アメージング・グレース」にまつわるエピソードや秘話がつづられています。

(Y.O)

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