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おすすめの本


No.509 平成25年2月
 
  
『ホイットニー・ヒューストン 1963-2012』 『おとな小学生』
ぴあ

 80年代のキング・オブ・ポップと言えばマイケル・ジャクソンですが、クイーン・オブ・ポップとして名が挙がるのが、ホイットニー・ヒューストンです。残念なことに、2012年2月にマイケル同様、突然命を失いました。
 ゴスペル・シンガーの母親から才能を受け継ぎ、子どもの頃から教会で歌い始めました。メジャー・デビューした後も美しい歌声を披露し続け、さらには映画にも出演し「歌姫」と呼ばれるほどの存在になりました。
 波乱万丈とも言える彼女の48年間の生涯をまとめたのが、この写真集です。収められている写真は、子どもの頃から亡くなるまでの彼女の素顔に迫っています。

(K.S)
益田 ミリ/著  ポプラ社

 小さい頃に手にとって読んだ絵本や物語にまつわる記憶。月日が経つとその記憶は頭の片隅に追いやられていき、自分はすっかり忘れていても、大人になりまたその本をめくると、その時の出来事が自然と思い出されてきます。
 この本では、著者が小さい頃から出会ってきた絵本とそれにまつわる思い出が紹介されています。
 母親に連れて行かれた歯医者で読んだ「はははのはなし」幼稚園でもらった「12つきのおくりもの」など、どの本に対しても、著者のたくさんの思い出が詰まっており ページをめくると、思わず自分の小さい頃の記憶が蘇ってきて、自分も絵本を読み直してみようかなと思わせてくれます。

(U.A)
『こちら弁天通り ラッキーロード商店街』 『つながる心-ロンドン五輪競泳日本代表 ひとりじゃない、チームだから戦えた-』
五十嵐 貴久/著  光文社

 武井は小さな印刷工場を経営していたが、友人の連帯保証人となり莫大な借金を背負ってしまう。借金取りから逃げるため当ても無くたどり着いた寺で夜を明かすと、町の老人達に新しい住職と勘違いされる。困る武井に老人たちは、「自分たちがポックリ逝けるよう祈ってほしい」とお願いをするのだった。
 彼らはこの町の商店街の店主で、近くにできたショッピングモールに客を取られ、このままでは死んだほうがましだという。
 自分のことを「御前様」と呼び慕う彼らに武井は、「一発賭けに出てもいいじゃないか」と店主たちにある驚愕の提案をするのだった。シャッター通りとなった商店街と、武井に未来はあるのか。

(Y.E)
27人のトビウオジャパン/著  集英社

 昨年ロンドンで開催されたオリンピックで、日本選手の活躍が大きく話題となりました。その中でも、競泳日本代表は、11個のメダルを獲得しました。合宿から大会本番まで、選手たちは何を考えていたのでしょうか。
 本書では、27人の代表選手たちがオリンピックにかけた思いを語っています。みんなが語る「チーム」の強さ、つながる心とは何だったのか。女子高校生から、オタクっぽい選手まで、個性的な選手たちがどのようにして心をつなげてきたのかを、選手が素直な自分の言葉で語っています。

(S.S)
『雪国 89歳の郵便配達おばあちゃん』 『大いなる眠り』
清水 咲栄/著  廣済堂出版

 長野の里山に暮らす咲栄おばあちゃんは、冬の間、郵便配達の仕事をしています。
 信濃の雪は家も何もかも隠してしまい、配達が誰もできません。土地を知るおばあちゃんに依頼が舞い込み二十年、89歳の今でも元気に届けています。
 夫と娘を若くして亡くし、ひとり暮らしの中で、心がけている「ずく(やる気)を出せ」という言葉。
 毎日に感謝の心で暮らすおばあちゃんの笑顔は、私たちを必ず元気にしてくれます。

(M.T)
レイモンド・チャンドラー/著
村上 春樹/訳  早川書房

 私立探偵のマーロウはスターンウッド将軍から仕事の依頼をされます。それは将軍の娘が起こしたトラブルがもとで、ガイガーという男からお金を要求されている問題を解決してほしいというもの。マーロウが調査をすすめる中、ガイガーは何者かに殺害され、その現場に居合わせた彼は、さらなる事件に巻き込まれるはめに。マーロウは持ち前のタフさと行動力で事件の謎に迫ります。
 1939年に発表された本作は、著者の長編第一作であり、ハードボイルド探偵の「フィリップ・マーロウ」リシーズを生み出しました。そのシリーズのうち四作品の翻訳を手がけた村春樹氏の新訳版です。

(O.Y)

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