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おすすめの本


No.511 平成25年3月
 
  
『ブータン幸せの国の子どもたち』 『ドレスよりハウス 家を建てて一人前!』
NHK「ドキュメンタリーWAVE」取材班/著  東京書籍

 2005年の国勢調査で国民の97%が今の自分を幸福と答え、ブータンは世界に注目されるようになりました。その幸せの国を日本ユニセフ大使としてアグネスチャンが訪れました。まず感じたことは生活の不便さだったそうです。
 人ひとりがようやく通るほどの細い絶壁の道を毎日歩いて学校に通う子どもたち。こんな過酷な環境で暮らしているのに、なぜ幸福なのでしょうか?
 アグネスチャンは村人たちとの交流の中で答えを見つけました。

(N.K)
室井 滋/著  マガジンハウス

 女優である著者は、華やかな芸能界で生きていますが、何せ人気商売。将来の不安は消えません。そんな時考えたのが持家。自分にどんなことがあっても住む所があれば、とりあえず安心です。また、著者の故郷も家を建てて一人前の考え方が色濃く残る県です。「そうだ!家をたてよう」一念発起してマイホームを建てようと思い立ちますが、なかなか簡単にはいきませんでした。
 女優という職業の一人の女性が、終の棲家を持ちたいと思い立ってから完成までの出来事を綴ったものです。
 これから家を建てたいと思う人にもとても参考になる情報が満載です。

(A.U)
『ローカル線で行こう!』 『飛雄馬、インドの星になれ!』
真保 裕一/著  講談社

 赤字ローカル線への出向を言い渡された鵜沢は、副社長として仕事に就きながら、売上や今後の見通しなど、廃線間際の「もりはら鉄道」の動向を報告するよう指示を受けます。そこへ、新社長としてやってきたのは、元新幹線アテンダントの篠宮亜佐美、31歳独身の女性でした。「カリスマアテンダント」として話題にもなった篠宮は、知恵と行動力で社員の気持ちを変えていき、監視役だった鵜沢も篠宮の手腕にひきこまれていきます。
 新しいアイデアで徐々に成果をあげていく篠宮。「もりはら鉄道」は生き残れるのか?
 崖っぷちのローカル線の再生をかけた物語です。

(S.S)
古賀 義章/著  講談社

 スポ根アニメの代表作といえばやはり「巨人の星」。直接アニメの放送を見た事のない世代の人間にも、燃える瞳、厳格な父、そして鎬を削るライバルといった要素はスポーツの一要素として定着しています。
 そんな日本人のスポーツ観にも影響を与えたアニメが、ついに海を渡り生まれ変わったのです。スポーツは野球からクリケットに変わり、表現される文化もインドに準ずる物に変化して。
 本作はインド版「巨人の星」を誕生させるために文化の壁にぶつかり、それを一つ一つ乗り越える異文化交流の過程を記録した作品になります。

(N.Y)
『科学にすがるな! 宇宙と死をめぐる特別授業』 『3・11行方不明 その後を生きる家族たち』
佐藤 文隆・艸場よしみ/著  岩波書店

 老若男女、富める人も貧しき人にも、いつか必ず平等に訪れる「死」について、これまで宗教、哲学、文学等様々なものがその意味を思索するための資料として大きな役割を果たしてきた。
 そして改めて「死」の意味を知りたいと科学者に手紙を出した艸場よしみさん。選ばれたのは宇宙研究をしている佐藤文隆さん。
 科学論で答える科学者と問い続ける女性は、どんな「死」の意味を見つけることができるのでしょうか?

(Y.E)
石村 博子/著  角川書店

 自然の猛威を前にして人間の無力さを思い知らされることが多々あります。2年前の東日本大震災は、大地震と大津波、さらに原発事故が発生し甚大な被害を及ぼしました。
 復興に向けての活動を耳にしますが、今なお行方不明者は2700人と言われ、その家族は気持ちの整理をどうつけたらよいのかという現実におかれています。そんな家族の生の声、決心、現実に立ち向かって生きる姿、地道に行方不明者の捜索活動を続ける機関や人々の姿を追った記録です。

(Y.O)

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