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おすすめの本


No.533 平成25年3月
 
  
『作家の履歴書~21人の人気作家が語るプロになる為の方法』 『ぷくぷく、お肉』
阿川 佐和子/ほか著  角川書店

 人気作家と呼ばれる方々は、いかにして道を究めて行ったのでしょうか。
 この本は、今活躍中の作家21人の志望動機や転機、自分を作家にした経験等を語ったものです。作家として生きるために必要なことを時に厳しく、時に熱くまとめてあります。
 北上次郎氏(目黒孝二)は、面白い小説は必ず読者の胸に届くことを信じること、それが本に携わる者の共通基盤と語られた言葉が心に響きます。

(T.M)
赤瀬川 原平/ほか著  河出書房新社

 みなさんはお肉は好きですか?ここはぜひ大好きですと答えてほしい所です。
 「スキヤキ」「しゃぶしゃぶ」「とんかつ」「焼き鳥」「親子どん」等々、肉の種類や調理法によって様々な料理ができます。
 そして、人それぞれに好きな料理があり、その料理を食べた時の思い出があると思います。
 この本は、32人のお肉大好きな作家による肉への想いをまとめた一冊です。この本を読めばあなたも今日はお肉が食べたくなるかもしれません。

(Y.E)
『96歳 いまがいちばん幸せ』 『室井滋のオシゴト探検~玄人ですもの』
吉沢 久子/著 大和書房

 夫と死別し、65歳から一人暮らしを始めたという著者。96歳になる今も、仕事も家事も一人でこなし、自分のための時間を大切に日々過ごしています。自分のリズムを崩さす、一人だからといって楽ばかりをせず、できることをやる。自分のために食べたいものを作って食べること。手紙を書いて自分の心と向き合うこと、といった生活の一部や、著者なりの、ほどよい人との付き合い方など、「今」が一番幸せだと感じるためのヒントが綴られています。

(S.S)
室井 滋/著  中央公論新社

 女優として、第一線で活躍中の著者が自分とは畑は違いながらも、第一線で活躍してい『玄人』、特に自分の周りにはあんまりいない「生涯お目にかかることのない仕事をしている人たち」と、仕事をテーマにした対談集です。
 元麻薬Gメンの人からジオラマ作家まで多種多用にわたり、この対談から自分の知らなかった仕事の奥深さも知ることもでき、たくさんの世代の人に読んでもらいたい一冊です。

(A.U)
『中野京子が語る橋をめぐる物語』 『消えてなくなっても』
中野 京子/著  河出書房新社

 世界の名画を題材にした『怖い絵』シリーズの著者が、世界中にある特徴的な橋について語るエッセイ集です。有史以前から存在していた橋は生活に密着したもので、人生の節目などでシンボルとして扱われるものでもあります。
 なかにはスイスにある「悪魔の橋」や、イギリス・スコットランドにある犬が飛び降りる橋など、身の毛もよだつこわい話もありますが、変わり種の橋として、川底に架かる橋や綱渡りのための橋などの紹介もあります。この本では、橋がいかに人間と関わっているかが分かります。

(K.S)
椰月 美智子/著  KADOKAWA

 自然豊かな小さな町で、水野あおのはタウン誌の編集の仕事をしていました。彼は心の病を抱えており、取材で訪れた「キシダ治療院」にとどまることにします。不思議な力で患者に治療を施す岸田節子、その手伝いをしながら小説家を夢見る女性・つきの、彼女たちとの奇妙な共同生活が始まります。
 節子やつきのとの心の触れ合いを通し、あおのは自分自身と向き合い、病気は回復していきます。穏やかな日々が続くかに見えた矢先、あおのは思いもよらない運命の秘密を知らされるのでした。
 幻想的な物語の中に、「生」と「死」について考えさせられる一冊です。

(Y.O)

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