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おすすめの本


No.513 平成25年4月
 
  
『アンソロジー カレーライス!!』 『日本人の死に時「そんなに長生きしたいですか」』
池波 正太郎 他/著 パルコ出版

 カレーといえばまさに国民食。給食や家の食卓には必ず上り、食べたことがない人は居ないでしょう。自宅で食べる懐かしい味のカレーから一皿何千円もする目玉が飛び出そうな高級カレー、日本全国どこに行っても食べられるほど人気です。
 当然、著名人にもカレーの魅力に憑りつかれている人は沢山います。本作はそんなカレーに一言も二言もある有名人がその思いを語ったアンソロジーです。何十年も昔のお袋の味を忘れられない人もいます。自分の作るカレーには妥協できない人もいます。
 読んでいて生唾が出てきたり、喉がごくりと鳴るような美味しい話を読み、自分の好きな著者の話をお楽しみ下さい。          

(N・Y)

久坂部 羊/著 幻冬舎

国民の平均寿命が男性79歳、女性85歳となり超高齢社会となった日本。平均寿命が延びた要因として、医療が大きく貢献したことは言うまでもありません。臓器移植や栄養点滴など延命のための方法が多く確立されています。しかし、ただ生きていればいいというものでしょうか?日本人の寝たきり生活は平均で6年~7年と長いものです。そんな生活では長生きしてもしょうがないと言われる方もいるかもしれません。
 本書では多くの老人を看取ってきた医者による「元気な内に死に時を考える」ことをすすめた一冊です。              

(Y・E)
『 タマネギのひみつ。
  黒柳さんに聞いた徹子さんのこと。』
『つくもがみあそぼうよ 』
黒柳 徹子/著 糸井 重里/聞き手 祥伝社

黒柳徹子さんはクイズ番組での高い回答率はもちろん、ユニセフの親善大使やチャリティーでの尽力など、その活躍は多彩ですが、あのバイタリティと豊富な知識はいったいどこからくるのでしょう?
 この本は、そんな徹子さんと糸井重里さんの対談集です。いつもは人の話を聞く側の徹子さんが、ここでは自分について語ります。人を惹きつけてやまないその魅力の源は、糸井さんいわく「尊い好奇心」。一つ一つを比べず、それぞれを大切に思う優しさと、「わぁ、面白い!」となんでも楽しめる心。
 あのタマネギヘアの由来など、徹子さんのひみつ?がぎゅっと詰まった一冊です。

(T.Y)
畠中 恵/著 角川書店

深川にある出雲屋は、なんでも貸出する損料屋。
その中には、つくもがみとなった古道具たちが、たくさんありました。その出雲屋の一人息子の十夜は、今度店にやってきた古いすごろくの双六(ソウロク)が気になってしかたがありません。
 ある晩、十夜は幼馴染の市助とこゆりといっしょに、親には内緒ですごろくに手をだしてしまいました。すると双六は、子どもたちに勝負を持ち掛けてきました。すごろくで勝った方の言う事を聞くという条件の勝負。しかし、いざ始めると1マス目の内容が羽根つきになり、十夜達は双六から抜け出せなくなってしまいました。
 果たしてその原因とは?

(A.U)

『世界一過酷なトレイルラン』 『中国 詩心を旅する』
鏑木 毅/著 新潮社

 急な上りや、危険な岩場の山道をただひたすら走る、トレイルラン。しかも、160キロという長い道のりを、極限の肉体状態と精神状態で走り続けます。挑む登りの総計はエベレスト以上。地獄の苦しみは、いつしか最高の喜びに変わってゆく・・・。
 トレイルランニング世界最大のレース「ウルトラトレイル・デュ・モンブラン」に出場し、3位に入賞した著者の人生を賭けた熱い情熱を感じる一冊です。  
         
(Y.M)
細川 護熙/著 文藝春秋

 鎌倉時代から続く武家の肥後細川家の子孫となる著者は、60歳で政界を退き、今や陶芸や書、水墨、油絵などを手がけ国内外で個展を開催するなど、創作に精力的に取り組んでいます。そんな中で、著者が幼少のころから慣れ親しんできた漢詩の文人たちが残した名言名句を手がかりに、舞台となった中国を訪ねました。
 古人の詩心と自身の心を重ねながら、細川流の旅の物語がつづられています。

(Y.0)

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