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おすすめの本


No.517 平成25年6月
 
  
『日本のレスキューヘリ』 『きみの町で』
Jレスキュー特別編集  イカロス出版

 災害や事故の発生時に駆けつける救助ヘリは、いまや、私たちにとって頼もしい命綱です。  
消防の防災ヘリ、警察や海上保安庁、自衛隊、そして全国に配備されつつあるドクターヘリとその未配備の隙間を埋める民間の医療ヘリ。
 この本は、それぞれのヘリの構造や機能から登載する道具や装備、訓練の様子まで、あらゆる情報を多数の写真やデータとともに詳しく解説。
 一刻を争う命の現場。可能な限りの軽量化と機能性で1秒でも早く駆けつけるため、機体やユニフォーム、医療機器などのアイテムに施される0.1㎜、0.1g単位の究極の工夫。考え抜かれた搭乗員の動線と、確実に動くための厳しい訓練。
 それは全て「人の命を救う」ために―。
 救命に対する技術と情熱が伝わってきます。
                        (T・Y)
重松 清/著   朝日出版社

 雑誌『小説新潮』に掲載された「あの町で」と、『こども哲学』シリーズ絵本の付録として書かれたお話(全7巻)が一冊の本になって、出版されました。
 『こども哲学』といえど、大人も考えさせられる奥の深い素朴な「○○って何?」や「なぜ?」の数々。
 人それぞれの考え方があり、人生があり、決まった正解がない“答え”。大人になると忙しさを理由にしたり、面倒に感じたりして流してしまいがちな小さな疑問も、少し立ち止まって考えてみることの大切さを感じさせられます。
 そして「あの町で」は、東日本大震災を背景にした人びとの暮らしが書かれてあります。
心の片隅に眠っていた自分の何かが目を覚ますきっかけになるような作品です。                            (A.M)

『間違いやすい日本語 ハンドブック』 『ひとりぼっちの幸せ』
NHKアナウンス部・編 NHK出版

 日本語は、ひらがな、カタカナ、漢字等多くの文字を使用しています。特に漢字は、種類が多く組み合わせや送り仮名で多くの読み方や意味があります。
 日々の会話や書類作成等で間違った日本語の使用をしていませんか?この本では、間違いやすい日本語の読み方と意味を紹介。
 これで、意味が曖昧のまま使っていた日本語も怖くない?
                       (Y.E)
みつはしちかこ/著 イースト・プレス

 チッチとサリーの四コマ漫画「小さな恋の物語」の作者みつはしちかこさんのエッセイです。
 数年前にうつ病のために漫画が描けなくなり、回復したとたんご主人が急病で亡くなり、さらにその直後に自分が心臓発作で入院、よくなったとたん東日本大震災のショックでまた書けなくなると大変な苦労が続いたそうです。
 そして今、書き始めて50年になるという「小さな恋の物語」を、どんな気持ちで書き続けているのかが書かれています。                              (N.K)
『マイ京都慕情』 『トリセツ・ヤマイ』
みうらじゅん/著   新潮社

 仏像ブームの立役者であり誰よりも早く、日本各地の地元キャラクターに「ゆるキャラ」と名付けた著者。
 今回は、不本意ながら古里の京都に着目しました。自分が過ごした思い出の場所を巡りながら、青春時代を振り返ります。
 鬼才みうらじゅんは、いかにして作られていったのかが垣間見られ、また一味違うみうらじゅん的、京都入門書にもなっています。    
                       (A.U)

海堂 尊/著  宝島社

 治療薬や治療法の研究・開発など、医療の世界も日進月歩で先進的な取り組みがなされています。しかし、原因究明が難しく対処できない病気も存在します。WHOが疾病として挙げている病気の数はおよそ1万だそうです。私たちはこの世に生を受けた以上、病気と無縁ではいられない状況にあるのです。
 本書は医学者であり、『チームバチスタ』シリーズなどの医療小説で脚光を浴び、作家としても知られる著者が病気の成り立ちや病気に対する考え方などを指南しています。自身の体を守る第一歩は、病気を怖がらずに知識を身につけ、向き合うことが大切と教えてくれています。              
                       (Y.O)

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