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おすすめの本


No.518 平成25年7月
 
  
『長生きは三百文の得 大滝秀治写文集』 『トコトンやさしい 海底資源の本』
大滝秀治 谷古宇雅彦/著・写真  集英社

 名優大滝秀治さんが亡くなってもうすぐ一年。
 今回、大滝さんの様々な思いが詰まった写文集ができました。子どもの頃の話、劇団民藝での宇野重吉さんとの出会い、そして役者人生の話。
 人間は謙虚であること、特に役者は自信と謙虚の間で一生懸命やることが大事。高く、厚く、広く、深く…仕事をしたいと語った大滝さん。
 生涯現役だった大滝さんの崇高な心と、あの独特の声が響いてくる一冊です。 

                       (T.M)


大高 敏男・乾 睦子/著   日刊工業新聞社

 海底資源と聞いて思い出すのはやはり、愛知県沖で産出試験がなされたメタンハイドレートではないでしょうか。資源が乏しい日本としては新たなエネルギー資源として大いに注目すべきものです。
 他にも海底にはガス田や油田、鉱物資源など多くのものがあるとされます。では、海底はどのようになっているのでしょうか?
 この本では資源以外にも、海底の状況や、発掘する際のリスクなどを紹介しています。
 海に周りを囲まれた日本。近い将来世界有数の資源国家になっているかもしれません。
 
                       (Y・E)

『泣き童子~三島屋変調百物語』 『ドミノ倒し』
宮部みゆき/著  文藝春秋

 叔父の店三島屋に身を寄せながら「百物語」を続けているおちか。彼女に引き寄せられるように、不思議な話を語りに、客人が三島屋を訪れてきます。
 限られた人にだけ泣き続ける子ども。その泣き続ける訳とは。表題作「泣き童子」。幼い時に災害にあった男の身に起こった出来事「くりから御殿」などおちかの元に集まってきた6つの不思議な話が集まった短編集です。
                       (A.U)

貫井 徳郎/著  東京創元社

 のどかな田舎町で探偵業をやっている十村のもとに美女からの依頼が舞い込みました。それは殺人容疑をかけられた元彼の無実を証明してほしいとの相談でした。いつもは逃げ出した猫の捜索や引っ越しの手伝いといった便利屋まがいの依頼が来る中で、殺人事件がらみの依頼に十村は少々興奮気味で調査に乗り出します。しかし、次から次へと謎の事件が浮上し、十村は追い詰められていくのでした。
 コミカルな中に、思わぬ真相が隠されている探偵小説です。           
                       (Y.O)

『ネット依存症のことがよくわかる本』 『はるひのの、はる』
樋口 進/監修  講談社

 現在、インターネットにハマってしまい、やめられない人が急増しています。学校や仕事よりもヴァーチャルの世界に入り込んでしまっている状態の人を、アルコールや薬物と同じように「ネット依存症」と呼んでいます。
 この本ではネット依存症にいたる過程やその症状を紹介し、病気の一つであることを解説しています。依存症であれば、今後多くのものを失ってしまう危険性もあり、早めに治療することを勧められています。また、自己チェックのためのテストも用意されているので、心配になった方は一度チェックしてみてはいかがでしょうか。 
                      (K.S) 

加納 朋子/著(幻冬舎)

 幽霊が視えるユウスケは、ずっと不思議な体験をしてきました。一番古い記憶は小学校に入る前の春。突然はるひという女の子が現れ、時間を巻き戻してある少女を救いたいと、ユウスケに助けを求めてきたのです。その後も、突然現れるはるひの頼み事をきいてきたユウスケ。
 未来から来たというはるひは一体何者なのか?その目的は?時空を超えて未来を変えようとするはるひと、それを助けるユウスケの不思議な物語です。
                       (S.S)



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