『日本人の知らない日本語4~海外編』 |
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『劇団四季メソッド「美しい日本語の話し方」』 |
蛇蔵&海野凪子/著 メディアファクトリー
日本発ポップカルチャーの人気で日本語を学ぶ外国の人たちが増え、今世界で日本語を学ぶ人は300万人ともいわれています。
日本語学校の先生が、生徒が日本語と悪戦苦闘する様子を描いた人気シリーズ。第四弾は母国で日本語習得を目指す人たちを取材したものです。
日本と日本語をこよなく愛する生徒たちの様子は思わず日本人であることを誇らしく思えさせてくれ改めて、日本語の面白さを感じさせてくれます。
(A.U)
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浅利 慶太/著 文藝春秋
劇団四季の台詞を語るための方法論「母音法」「呼吸法」「フレージング法」というメソッドを図や写真を挿入し、読みやすくまとめた本書は、舞台に上がるすべての人のための素晴らしい教科書です。
「言葉を『話す』時は区読点で切ってはいけない」など、役者やアナウンサーを目指しているわけではない方にも、簡単に実践出来る美しく、そして聞き取りやすい日本語のヒントもあります。
(C.Y)
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『『思考』を育てる100の講義』 |
『ぼくは「しんかい6500」のパイロット』 |
森 博嗣/著 大和書房
考える余地は、いつでも無限に広がっています。それは、先が見えない世の中を、はるかかなたまで見通すために・・・。
未来を考え、現在を生きる「人生」論。思考の盲点をつくらない「知識」論。なまった理性を研ぎすます「感情」論などなど。
理系作家による哲学的な、より深い思索のためのクスッと笑えるエッセイ。思考を育てた先に待っているのは、明るい未来でしょうか?それとも、より複雑怪奇な現実でしょうか?
(Y.M) |
吉梅 剛/こぶし書房
地球に残された最後の未知の領域、それこそが海です。私たち人間は自分の住んでいる惑星も、いまだ隅々まで確認できた訳ではありません。
そんな深海の探索に挑む潜水船「しんかい6500」のパイロットであった著者が、魅力溢れる深海探索の体験談を教えてくれます。紹介される中でも深海で出会った生き物たちの話は、未知との遭遇のようで心が躍ります。
今よりも深く、と進化してきた潜水船の歴史は、人間の挑戦の歴史でもあります。最先端の科学で進められてきた深海の冒険を読む事が出来る作品です。
(N・Y)
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『戦闘機』 |
『ホテル・モーリス』 |
白石 光 著/学研
1903年にライト兄弟が有人動力飛行に成功しました。
空を自由に飛びたいという夢は叶い、さらに研究を続けられた飛行機は、第1次世界大戦を迎えさらに発展していくことになります。「平時では10年かかる技術進歩も戦時はわずか1年で果たされる」の言葉通り、ただ飛ぶだけだった飛行機は戦闘機として多くの国で開発されていきます。
その後、第2次世界大戦他、様々な戦争を経て進化し、レーダーに映らないステルス機や無人機等多くの種類が今も開発、研究されています。この本では、戦闘機の開発史から種類、兵装等を図解で分かりやすくまとめた1冊となっています
(Y.E)
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森 晶麿/著 講談社
一企業の平社員から突然高級リゾートホテルの支配人になった美木准。しかしそのホテルは、副支配人がヘッドハンティングされ、多くのスタッフと共に辞職し、そのショックで支配人は自殺、今では客足が遠のき、経営に行きづまっている状態でした。しかも、6日間限定の支配人として美木が任されたのは、「鳥獣会」とういうギャングをお客として迎え、彼らを満足させ、何事もなく立ち去らせること。
ホテルにやってくる問題ありげな人々と、それを迎える美木たちの奔走ぶりが、ユーモラスに描かれた物語です。
(Y.O) |