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おすすめの本


No.524 平成25年10月
 
  
『祈りの幕が下りる時』 『歩くような速さで』
東野 圭吾/著  講談社

 葛飾区のアパートの一室で発見された遺体。
 被害者は押谷道子という女性で、幼馴染の女性演出家を訪ねてから足取りが途絶えていました。
 部屋の持ち主である越川睦夫は行方不明のうえ、被害者との接点が全くみつからず、事件は暗礁に乗り上げます。
 しかし、事件現場の部屋に残されたカレンダーの不思議な書き込みから無関係に見えた3人が、意外な線で結ばれていたことが判明します。
 複雑に絡んだ人間関係が解き明かされた時に見えてきた事件の真相とは?
 著者の代表作加賀恭一郎シリーズ最新刊です。
                       (U.A)
是枝裕和/著  ポプラ社

 カンヌ国際映画祭審査員賞受賞、今最も注目されている是枝裕和監督の初めてのエッセイ集ができました。
 普段何気ない毎日の中で、何か大切な忘れものを気づかせてくれるのが監督の作品です。
 この本は、日々の中で、監督が考えたり感じたことが綴られています。
 一つ一つの文章には、作品のように監督の優しさがあふれています。慌ただしい時間の中で、ゆっくり歩むことの意味を感じられる一冊です。
                   

                       (T.M)
IT社会事件簿』 『伊勢神宮を造った匠たち』
矢野直明/著
ディスカヴァー・トゥエンティワン

 現代ではインターネットの普及により、これまでとは異なるタイプの事件や犯罪が発生しています。
 その内、社会的影響の大きかった事件をこの本では年代別に紹介しています。佐世保市で起きた小学6年生同級生殺害事件や秋葉原の無差別殺傷事件など、事件の背景にインターネットが関わっているものもあります。
 最近では次々と新しい事件が起きるため、話題になった事件もどんどん忘れ去られてしまいますが、事件を検証することで、同じような犯罪を繰り返さないよう対策を考えることが必要です。                     

(K.S)
浜島 一成/著  吉川弘文館

 「お伊勢さん」とも呼ばれ、民衆に深く親しまれ敬われる伊勢神宮は、10月初旬にご神体を新しい社殿に移す式年遷宮の行事が執りおこなわれました。
 式年遷宮の制は西暦690年に第1回の遷宮がなされ、途中100年以上の中断もあったそうですが、脈々とつがれ現在に至ります。遷宮は20年毎に多くの名工等の手によって成され、優れた伝統工芸の技を後世に伝えるという意味もあるのです。
 建築工匠にスポットを当て、彼らの活動が時代と共にどう変化し、継承されてきたのかその背景を紐解いています。


(Y.O)
『知られざる大鵬』 『幕末志士の死亡診断書』
佐藤 祥子/著  集英社

 子どものすきなものの代名詞として「巨人 大鵬 卵焼き」という流行語にまでなった大鵬。16歳で各界入りし、21歳で横綱となった大鵬とはどんな人物だったのでしょうか。
 大鵬の一目ぼれでおかみさんになった芳子夫人とのなれそめや、弟子たちに囲まれた結婚生活。弟子達の前でも容赦なく叱責され、横綱によるおかみさん教育は厳しかったといいます。
 そして相撲との出会いや横綱昇進までの日々、引退、部屋開きなど、芳子夫人や娘たち、弟子や友人への取材を通して分かった、知られざる大鵬の素顔が綴られています。                        

                       (S.S)
幕末☆保健委員会/著
エクスナレッジ


 約270年にも及んだ徳川幕府も明治維新により終焉を迎える。幕府側、新政府側問わず活躍した人物は当時の活躍が伝えられるが、どのような最期を迎えたかはあまり知られていません。
 また、医療があまり発達していなかった当時、間違った診断で違う病気とされた方もいたでしょう。
 そんななか本書では、西郷隆盛、大久保利通、坂本竜馬、徳川慶喜、天璋院篤姫、新島八重等々、多くの偉人たちにまつわる資料を基に、彼らの持病や死因を改めて見直し死亡診断書を作成。
 あの偉人の意外な持病や死因が今明かされます。 
                       (Y.E)

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