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おすすめの本


No.526 平成25年11月
 
  
『流星ひとつ』 『詩集 ありがとう』
沢木 耕太郎/著  新潮社

 1970年代、ハスキーボイスで独特の世界観をかもし出し、「昭和の歌姫」と称された藤圭子。「平成のディーバ」と言われた宇多田ヒカルの母としても話題になりましたが、今夏自ら命を絶ってしまいました。
 藤は19歳でデビューし、28歳の時に電撃的に引退を発表。その決意をした彼女に著者がインタビューを敢行したその「会話」が綴られたのが本書です。
 当時の「藤圭子」という歌を愛した女性の素顔や本心、引退を決意した真実などが33年の時を経て明らかにされています。

(Y.O)
サトウハチロー/著  日本図書センター

  短いけれど美しく、心が込もった「ありがとう」。
言われると嬉しくて、言う側も優しい気持ちになって少し照れくさくもなる感謝の言葉。 著者は「どの国のサンキューよりも日本のありがとうが好きだ」と語っています。『ことばはやさしく美しくひびきよく―』の詩では、私たちの身近にある日本語はとても素敵な“響き”であること、それは共通語だけでなく方言でなければ表せないものもあり、大切に使わないと勿体ないと気付かされます。日本語は財産、誇りなのだと改めて感じます。
 相手に気持ち良く伝え、和やかにさせるように話していきたいものです。

(A.M)
『かぐや姫の罪~誰も知らない「竹取物語」の真実 ヒカルの卵(たまご)
三橋 健/著  中経出版

 日本の物語の祖と言われる「竹取物語」。竹から生まれた小さな女の子が、やがて絶世の美女となり、かぐや姫とよばれ皆に愛されます。しかし、かぐや姫は月の住人で最後は月に帰っていきます。姫を迎えにきた月の王は、かぐや姫を育てた竹取の翁達に「かぐや姫は罪を犯したのでしばしの間、地上に遣わした」と言い、罪の償いが終わった姫を迎えにきたのだと告げました。
 ところが、かぐや姫がどんな罪を犯したとは書いてありません。果たしてかぐや姫はどんな罪を犯して、地上に遣わされたのでしょうか。神道学の立場から、「竹取物語」の謎にせまります。

(U.A)
森沢 明夫/著  徳間書店

 限界集落に住み、父から受け継いだ養鶏場を営む、
人の良い性格の村田二郎。その二郎が、「村を元気にしよう!」と大事な養鶏場を担保に行動を起こします。「卵かけごはん専門店」を開き、村おこしをするというのです。周りの大反対もなんのその、何が起きても「俺はラッキーだ」とひたすら前向きに突き進む二郎。そのめげない熱意に、彼を取り巻く人達も次第に動かされていきます。
 はたして、二郎の夢は叶うのでしょうか。
 読んだ後、顔をいつもより五度上に向けて歩きたくなる、笑いあり涙ありのストーリーです。

(T・Y)
『兵器と戦術の世界史』 『学校では教えてくれないお金の話』
金子 常則/  中央公論社

 人類の歴史を紐解けば、どの時代でも必ずどこかで戦争が起こっています。
 当初は小さな争いがやがて国家間の争いへと変化していき、様々な兵器が生み出されていきました。また古代は白兵戦が主流で、勝敗の鍵はいかに多くの兵を動員できるかにかかっていましが、銃器が発明され戦術は変わり、自軍と敵軍の兵力を把握し、的確に相手の戦力に損害を与えるための戦術が多く考え出されていきました。
 この本では、古代ギリシャの時代から第2次世界大戦までに使われた兵器や戦術を分かりやすい図解を交えて解説しています。

(Y.E)
金子 哲雄/著   河出書房新社

 テレビで大活躍した流通ジャーナリスト故金子哲雄さんが若い人に向けた本です。
 金子さんは「お金を回して、広く、多くの人にお金を分配できる人」が立派な人だといいます。一人ひとりが一生懸命働いて一生懸命お金を使って、経済が活性化し世の中の景気がよくなればみんなが幸せになるのです。
 きちんとした金銭感覚を身につけて、世の中のために有効にお金を使える人になってほしいと伝えています。


(N.K)

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